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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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レベッカ対ゴブリン二体、終戦

突撃してきたレベッカに対して、ゴブリンはいつ攻撃されても良いように構えているこん棒に力を込めていく。

そんなゴブリンを睨み付けながら突撃していたレベッカが遂にゴブリンへ攻撃出来る距離まで近付くと、ゴブリンが構えているこん棒に向けて渾身の一太刀を繰り出していった。


「……ギギッ! ギギギッ!!」


「……構えているこん棒に力を入れたな……あたしの一撃を受け止めるつもりか……」


「ギギッ!! ギッ!」


「……面白いじゃない……そっちがあたしの一撃を受け止めきれるか、あたしがそっちのこん棒をぶった斬って、ゴブリン本体もぶった斬れるか、勝負だ!!」


「……ギギーッ!!」


「はあああっ!!」


レベッカとゴブリン、それぞれが気合いを入れる為に雄叫びを上げた次の瞬間、レベッカが振り下ろした剣がゴブリンの構えていたこん棒に直撃していく。

するとその直後にこん棒が真っ二つに斬り裂かれ、更に続けてゴブリンも頭から一直線に両断され、綺麗に真っ二つになったゴブリンの死体が出来上がった。

こうして二体のゴブリンを倒したレベッカは、すぐにこの二体の死亡確認と、戦利品の回収を始めていく。


「……ギッ!? ギ……」


「……おお、自分の事ながら一撃でこん棒もゴブリンも真っ二つに出来るとは……というか、どっちも確実に死んだよね……?」


「……」


「……」


「……うん、何回つついてもピクリとも動かない。これはもう死亡確定だね。それなら後は戦利品の回収を、と……」


この後、しばらくの間ゴブリンの死体から戦利品の回収を行ったレベッカは、周囲の状況を軽く確認した後で、先ほどの戦いの簡単な感想を口にしていった。


「……よし、これで戦利品の回収は完了と! ……ふう……それにしても、なんとか一撃で倒せたか……少しは成長してるって事かな……」


こうして感想を話したレベッカはもう一度周囲を見渡していく。

そうして付近に魔物がいないとわかると、これにレベッカは少しだけ安心して溜め息を吐き、次の修行相手を求めてダンジョンを進み始める。


「……よし、まだ周囲に魔物はいないね……それならほんの少しだけ息を整えてから、また出発だね」


こうして再度ダンジョンを歩き始めたレベッカ。

そんなレベッカの前に次の魔物が現れたのは、ゴブリン達との戦いが終わってから約二十分後の事だった。


「……」


「……む? ……あっ、スライムが……そうなると次の相手はスライムか……」


「……!」


レベッカが発見した次の修行相手は、スライムだった。

そうしてレベッカがスライムの存在に気付いたのとほぼ同時に、スライムもレベッカの存在に気が付いたらしかった。

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