レベッカ、この日の修行、開始
レベッカは突撃してきたゴブリン達に対して、いつ構えている剣を振っていくかを考える。
しかしレベッカが考え終わる前にゴブリン達は飛び掛かってきていた。
その為ヒルダはしっかりと考えてからの対処は諦め、突撃してきたゴブリンへその場の勢いで迎撃を行う事にしていく。
「ゲーッ! グゲーッ!!」
「ギシャオッ!!」
「……ちっ、もう少しいろいろ考えてからのカッコいい迎撃がしたかったんだけど、ここまで突撃されてしまっているならしょうがない! なるようになれだ! 食らえっ!」
「ギシャーッ!!」
ゴブリンに向けて剣を突き出していくレベッカと、こん棒を振りかぶってレベッカに飛び掛かってきているゴブリン。
このお互いの武器が交差していき、次の瞬間激しい衝突音がした直後から少しの間急に静かになっていく。
そうして静かになった更に直後、交差していたレベッカとゴブリンのうち、ゴブリンの方だけがズルズルと倒れ込んでいった。
「……よし、首を一撃だったか。悪くない攻撃だったね」
「ギ、ギギッ!」
倒れたゴブリンの首はパックリと斬り裂かれており、それが致命傷になった事は明らかだった。
その一撃レベッカが自画自賛していると、レベッカに対して飛び掛かってきていたもう一体のゴブリンはレベッカへの攻撃を中止して一旦地面に着地していく。
そうしてゴブリンは、今度はどうやってレベッカに攻撃を仕掛けていこうか? と頭を悩ませ始める。
そんなゴブリンに対してレベッカは、考える間は与えない! と言わんばかりに今度はレベッカの方からゴブリンに向けて突撃を仕掛けていった。
(……う~ん……今のところまだ負荷に耐えられない、といった事はないけれど、突然一気に体が動かなくなる、という事があるかもしれないからな……サクッと倒せる時はサクッと倒しておこうか)
ゴブリンに突撃しながらそのように考えていたレベッカが、続けてゴブリンのどこに斬り掛かれば良いのか? という事を考え始める。
そうして考え事をしながら自身に向けて突撃してくるレベッカにゴブリンは、こん棒を構えて自身に攻撃してくる時を待っていった。
(それで近付いたらどう攻撃しようか……首狙いはさっきやったから警戒されてるだろうし……う~ん……)
「ギャゲッ! ギシャアッ!」
(……こん棒を構えて待ってるな……そうなると下手に迷って中途半端な攻撃はしない方が良いな……それなら……!)
こん棒を構えているゴブリンを見たレベッカは、どのような攻撃をするにしても全力の一撃を繰り出す、このように決意する。
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