ヒルダ作の朝食をいただく
ヒルダの後を追って食卓に向かったレベッカは、完璧に用意された朝食に驚きの声を上げていく。
そんなレベッカの反応を見たヒルダは、嬉しそうに微笑みながらレベッカへ椅子に座るように声を掛けていった。
「さあ、こちらですよ、レベッカさん」
「はい……というかヒルダ様、ここは私の家ですから、どこが何の部屋かはヒルダ様よりも良くわかっていますよ?」
「ああ、それもそうでした。ついついレベッカさんに私が作った朝食を早く見てもらいたくて、少しだけはしゃいでしまいました……」
「……ほう、ヒルダ様がそこまで言いますか……それなら、それは見事な朝食になっているのでしょうね?」
「ふふ……ええ、期待していてくださいレベッカさん。さあどうぞ、ご覧ください」
「はい……お? お、おおっ!? な、なんですかこの朝食は!?」
「ふふ……喜んでいただけましたか?」
「そ、それはもちろん! すごいですよ、ヒルダ様!」
「ふふ、ありがとうございます、レベッカさん。さあ、それでは椅子に座ってください。すぐに食べていかないと、せっかくの朝食が冷めてしまいますからね」
「は、はい! いただきます、ヒルダ様!」
ヒルダに促されて椅子に座っていくレベッカ。
その目の前には、焼きたてのトースト、綺麗に焼き上げられたハムアンドエッグス、湯気を立てているコーンスープ、みずみずしく輝くサラダが並べられている光景が広がっていた。
この光景に目を輝かせながら椅子に座っていったレベッカに、ヒルダが微笑みながらどうぞ召し上がれ、と言って食べていくように声を掛ける。
このヒルダの声掛けに輝くような満面の笑顔で応じていったレベッカが、いただきますと挨拶をした後で朝食にかぶりついていった。
「……いかがでしょうか、レベッカさん? 今朝の朝食の出来映えは?」
「……もぐもぐ……ぱくぱく……がつがつ……」
「……レベッカさん?」
「……あっ!? は、はい、ヒルダ様! いや、もう最高ですよ! 特にこの、ハムと卵の……なんですっけこれ?」
「ハムアンドエッグスですね。お口にあいましたか?」
「はい! 最高ですよ、このハムアンドエッグス!」
「そうですか、それは良かったです。頑張って作った甲斐があるというものです」
笑顔で朝食にがっついていくレベッカを微笑みながら見つめていくヒルダ。
そうして少しの間レベッカの食べる姿を眺めていたヒルダだったが、自分も食べないと後片付けが出来ないという事に気付き、トーストに手を伸ばしていった。
閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!




