閑話:私とユーリ
おはようとおはようが返事をしている。
みんなの声が飛び交う校門は賑やかで楽しい。
「おはようございます、フェルミナ様」
視界に飛び込んでくる鮮やかな赤髪。
ふわりと舞うドレスはとても美しい。そして妖艶だ。
「おはようユーリ。今日も元気ね。」
赤髪は珍しく、神に導かれた子供と重宝される。
「ユーリ、今日は何するの?」
「今日は、体育館の地下一階で護身術でございます。」
いつもそんな改まらなくてもいいと言っているけれど、
ユーリの口調はそのままの敬語。
私のことを慕っていてくれるのは嬉しいけれど、
私はもっとユーリと親しい愛柄になりたいとずっと思っている。
「わかった!私、ユーリの体術綺麗で大好き!」
突端にぱっとユーリの顔が明るくなる。
「フェルミナ様を守るために磨いてきたんです!」
こういうときのユーリは
まるで大型犬が、褒めて褒めてって言っているみたいで可愛い。ほんとにかわいい。
「早く行きましょう!」
足早に、ふんふんとしながら進んでいくユーリはうさぎのよう。
なんか基本的に動物みたいで可愛い。
そんなユーリは体術は体育の先生並みのプロ。
きれいな赤髪、しなやかな体、そして美しい体術。
こんなに私に尽くしてくれるなんてと、感激したことも一度だけではない。
だからこそユーリに惚れないのは無理がある。
さて、明日の私へ。
いつもの日記よりも長く書いてしまいました。ごめんなさい。
ですが今日も今日とてユーリはかわいいで締めくくります。




