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第33話:空白

そういえばルエさんの話にあった地球滅亡《ちきゅうめつぼう》はどうなったのでしょうか。

あれも口車だったのかしらね。

ルエさんはこれからの要注意人物だしこれはなんとも言えないわ。

もしかしたら私《わたくし》達があそこにいなかった場合にそうなるのかもしれないし。

でもやっぱり完全に信用していたわけでもないけれどやっぱり驚きが強いわね。




そのご、ルースト様と解散し、フェルミナさまを探す。

だけどどこを探してもフェルミナ様はいない。

「あぁ〜!フェルミナ様がいないぃ!」

学園《がくえん》中《ちゅう》駆《か》けずり回ってもフェルミナ様の姿が一切見つからない緊急事態発生《きんきゅうじたいはっせいちゅう》。

戦闘時にルースト様が入っていた通り、私《わたくし》もフェルミナ様が足りないわ!

そうだ、寮《りょう》!寮を見に行ってませんわ。

私《わたくし》としたことが何という不覚《ふかく》きっと自室にいますわ。

捕まっていた期間は夜から朝にかけて、今は昼。

今日、私《わたくし》が取っている講座は午後のみ。

しかしフェルミナ様は午前中の講座も受けているから自室で食べているはず。

だって食堂は先程《さきほど》見たもの。今すぐ寮へ行かなくては!





「フェルミナ様?いますか?」

フェルミナ様からの返事はなく、

まるで突如として消えてしまったかのように静かだ。

嫌な予感がして扉を開けるとそこにフェルミナ様はいなかった。

「フェルミナ様が、いない?」

その部屋にはそこに人がいたことがないように素知らぬ場所のふりをしていた。

フェルミナ様が大事に手入れしていた植木鉢も、

よく料理を作ってくれたキッチンも、全部

何もなかった。

フェルミナ様が暮らしていた記録が完全に消えている。

「お嬢さん何してるのさ。こんなところで。」

「ただ部屋を見ていただけですわ。」

「そうかい。不思議な偶然だね。ちょうど今日一人寮をやめてしまってね。」

あ、だめだ。これはきっと、

「ここはそのこが使っていた部屋だよ。」

寮監のおばさんが言った言葉が信じられなかった。

だってその言葉は、その意味は、

フェルミナ様が学校をやめたということになるから。

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