第19話:パンorご飯
ふぁあ。よく寝れましたわ。
さながら安月給サラリーマンのように働きましたもの。
これはそれ相応の見返り、フェルミナ様との十分なふれあいが必要ですわよ。
このゴミみたいな仕事を続けられる理由はフェルミナ様にしかないわ。
黒のワンピース。コルセットをきちんと締め上げる。
私のトレードマークの縦ロールも巻き終わりましたわ。
これでよし。今日もフェルミナ様にピッタリの私に大変身。
念願の学園に行きますわよ!!!!!
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「おはようございます〜!フェルミナさまぁ〜!」
首をへし折るつもりはないけれどそれぐらいの勢いで背中に飛びつく。
たった一日合わなかっただけかと思われるかもしれませんけれどね?
一日も合わなかったのですわよ?
私はフェルミナ様に合わなければ一週間で泡吹いて倒れますわよ?
今の気分は一から百なら百億よ。最高に気分がいいわ!
「あら、ユーリ。おはよう。昨日はどうしたの?
皇太子さまに呼ばれた後そのまま早退したわよね?私心配だったわ。」
フェルミナ様が心配してくださったぁぁぁぁあ!
これは鼻血ごとですわね。ぐふ。
しかしフェルミナ様の前。決してそんな醜態を晒すわけには行かないわ!
「私特待で入ってきたのでそれの制度更新で読んでくれたそうなの。」
この天使優しい!私のことを心配してくれる!やっぱり狸と違うわ!
「誰が狸だって?」
いけないわ。私がボケっとしている間に
後ろからたぬ..いえ、ルースト様が生え..いえ、やって来ていましたわね
「あら?狸なんて一言も言っていませんわよ?ごきげんようルースト様。」
ムスッとしたようななんとも言えないすごくやばい顔。最高にブッサイクですわぁ。
「私の聞き間違いだったかな。おはようブラウン嬢。」
そのまま去っていくルースト様を片目に見ながら私は視線を戻す。
「フェルミナ様!早く朝ごはんを食べに行きましょう!私はパンします!」
そこには困ったような顔をしたフェルミナ様がいた。
私悪いことしてしまったのでしょうか?不安ですわ。
「それがユーリ。今日私お弁当を作ってきたの。それが、ご飯なのよね。」
フェルミナ様の手・料・理!!!
「もちろんご飯も大好きですわ!お弁当ありがとうございます!」
フェルミナ様の作った料理は全部美味しいのよね!
ま、私にかかればどんな紫のヘドロでも食べれますけど。
「うふふ。ユーリ、ありがとう!早速食べに行きましょう。」
こうして私はフェルミナ様との楽しい朝食を食べたのでした。




