第20話:貧血辛い。フェルミナさまぁぁぁぁ!
「本日の授業は園芸魔法特化講座です。新館四回の中庭での授業です。」
お弁当を食べ終わりフェルミナ様と2人で今日の予定を確認。
こうやって2人で話す時間が一番の幸福ですわぁ!
やっぱり日常が一番です!フェルミナ様と一生一緒に過ごしたいわ!
「ユーリ、今日の授業は隣で受けたいの。今日は自由席の授業でしょう?」
フェルミナ様がこんなお願いをしてくるのは初めてだわ。
やっぱりルースト様のいじめ計画はフェルミナ様には強すぎるのね。可哀想に。
それにしてもフェルミナ様の上目遣い効くわぁ。
かわいいわぁ。このお願いだけはどうしても聞きたくなってしまうわぁ。
「わかりましたわ。今日の授業は一緒に受けましょう!」
その時右鼻からツーと生暖かい何かがこぼれ落ちた。
「ユーリ鼻血出てるわ!大丈夫?保健室行きましょう!」
そのままフェルミナ様の顔が近すぎて失神した私は、
静かにフェルミナ様に連れて行かれたのでした。
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「あぁ、ユーリさん起きました?
朝に保健室に運ばれてからしばらくそのままでしたね。多分貧血でしょう。
ほうれん草でも食べてください。」
保健室の方々は冷たいわね。言葉だけだけれど。
きちんと回復魔法もかけてくれているし、
鼻血だけならほっとけば治るものの。やっぱり性根は優しいわよねぇ。
「ジロジロ見てないでさっさと行ってください。
保健室のベットはサボるためのものではありません。」
今まで寝かされていたんだから、動くのに時間がかかるのは当たり前なのに。
はぁ、しょうがないわね。さっさと授業を受けに行きましょう。
両足でベッドから降り、そのままくるりと一礼
「回復魔法ありがとうございました。それではごきげんよう。」
眼鏡の保健委員は手元の資料から目を話すこともなくそのまま反応しなかった。
そんなことにはどうでもいい。
そう、そんなことは。フェルミナ様と隣の席で授業を受けると約束したのに、
失神してしまったぁ。 フェルミナ様と一緒の席でやろうと思ってたのにぃ。
フェルミナ様は今ごろ悲しんでいるかもしれないわ!
今すぐ新館四階に行かなくては!
「ユーリさん。今日の授業はもう終わっているのでノートです。
後でレポート提出ですから。がんばってくださいね。」
保健室からちろっと顔を出した保健委員が言う。
えぇ!もう授業終わっているのですかぁ!




