第11話:財務省に潜入しよう!
ふぅ、よく寝れましたわ。
今日はいよいよ潜入の日、いやいよいよというほどではないわね。
だって潜入することになったの昨日だもの。
朝ごはんは街でパンでも買いおうかしら。
いまから私はハピナス・センチュリーサイドの髪はストレートで後ろはお団子。
サイドアップ風に三つ編みも入れて、完成。
昨日スーツを買いに行ったときと三つ編み以外すべて同じ。
バックの中には文具とお金を入れて昨日買ったスーツに腕を通す。
やっぱりぴったり。あそこ布と魔力リンクさせてるから早いし。
よし。「いってきます。」寮の中庭の端へ移動する。
周りの人に見られないようにしなきゃまた怒られる。
「転移」
街に転移する。
開店してるパン屋さんあるかな?今7:00だし開いてるか。
ここのパン屋さん美味しそうだな。
そしたら、ハムサンド食べようかなぁ。
「お願いしまーす!」
「はいはい、ハムサンドね。」
会計をしながら顔をじっくり見つめられる。
「あんたべっぴんさんだね。それに初めて見る顔。」
きたきた、これなら私が始めてきた印象を広げられるよね。
「はい。これから初勤務なんです。」
パンを詰め終わったおばさんはなんとも言えない顔をする。
「最近は財務省が厳しくてね。給料がケチられないようにするんだよ。」
おまけも付けておくから、とつけたしながらおばさんはレジを打っている。
ふむ。姿勢の方々から税金を絞っているのかな?
増税の書類はなかったけども。真っ黒確定だね。
「おまけありがとうございます!頑張ってきます!」
「はいよ!行っておいで。」
ハムサンドをかじりながら財務省の建物へ向かう。
なんか上の方にはでっかい建物があるし、場所は簡単にわかる。
ちょうどハムサンドを食べ終わったあたりで大きなもんが出てきた。
うっわーおっきい門。これぞ無駄。無駄オブ無駄。
「守衛さんいますか。」
門の奥から人が出てきた気配がして話しかけられた。
「今日から務める方ですか。名前をどうぞ。」
ふむ。警備も緩いっちゃ緩いけど、まぁ及第点かぁ。
「ハピナス・センチュリーです。お願いします。」
ガコンっと音がして扉が開き、開いたもんを通り右側を見る。
「驚いたよ嬢ちゃん。俺は一応手慣れなんだがな。」
すっと差し出された財務省勤務員の社員証が差し出される。
「わぁあ!社員証だ!憧れだったんです!ありがとうございます!」
驚いた顔をした守衛さんが言う。
「最近の財務省は腹黒くてな。辛くなったら助けてやる。」
財務省に反感を持っている人もいるのか。これはいい味方になりそう。




