TTO A-4-1 四月一日は異質と共に
葵「TTO…?なにこれ、テクニカル・タイム・アウト?」
真琴「筆者なりの、エイプリルフール企画らしいです~」
七海「本筋とは全く関係ない話やから、全く無視していっても構わんって」
筆者「それはそれでちょっと寂しい!確かにまとまりはせんかったけども!」
全員「まとまらへんかったんかい!!!」
優奈は暗闇の中で目を覚ました。
授業中だというのに、どうやら眠りこけてしまっていたらしい。
凝り固まった体をうんと伸ばしてみて、はたと、優奈はその動きを止めた。
おかしい。
優奈は寝ぼけた頭に鞭を打ちながら、自分の記憶を手繰ってみた。記憶が正しければ、最後に記憶があるのは……そうだ、昼休み。学校での昼休みだ。食堂でたまたま烈火ちゃん達に会って、葵もたまたま合流して、五人で昼ごはんを食べていたんだ。葵とウチが七海のナムル山盛り丼を見てぎょっとしたけど、烈火ちゃんと真琴ちゃんは全く驚いた様子を見せてなくて、そこにも衝撃を受けた記憶が、確かにある。弁当を食べ終わってからもしばらくだべっていたけれど、そのうちに予鈴が鳴って、葵「やっべ。次、移動教室やん!」とか叫びながら、すっ飛ぶように教室に戻っていった。それを皮切りに、ウチらも解散して、教室に戻って、本鈴が鳴って。授業が始まった途端に、とんでもなく眠たくなった記憶が、辛うじてあるくらいか。
あたりの空気はひんやりとしていて、所々土のような、かび臭いような匂いが混じっている。光はあまり届いておらず、僅かに壁や床の位置が感じ取れるくらいだ。耳先に空気が流れ込むように―しかしその流れはまもなく淀んで、ここで滞ってるようにも―感じられるので、この部屋のどこかが、外に繋がっているらしい。このことから読み取れることは少ないが、ここが、教室どころか、およそ現代日本で見られるような施設のそれではないことくらいは分かる。優奈は周囲を探るように、耳をぴょこぴょこ動かして、辺りの音に意識を向けると、寝息のような音が聞こえる。すうすうと違うリズムで呼吸をする音が、ひとつ、ふたつ、みっつ。自分を含めると、四人がここに居るだろうことがわかった。
突然、大きな声が足元から聞こえた。肩をびくりと竦めながら、優奈はにわかに振り返った。声の主が言っていることは分からなかったが、まもなく呂律が回らなく、そしてだんだんと小さくなった。どうやら寝言だったらしい。優奈はびくりと強ばらせた肩から、ゆるゆると力を抜いていった。ここはどこだか分からないが、兎にも角にも不気味だ。だから現状唯一の手がかりである、空気の流れに意識を傾けようとした、そのとき。優奈はもう一度、声の主のほうに振り返った。
「……葵?」
なんとなく、声が葵に似ていた気がしてきたのだ。
だとしたら、心強いことこの上ないが、サイアクだ。
「ん……優奈ぁ?」
寝ぼけた声は、的確に自分の名を言い当てた。
優奈は直感してしまった。この人物は、優奈が知っている人物である可能性が高い。そして、十中八九、葵だ。おバカなところはあるが、行動力がずば抜けて高く、頼りがいのある部長、葵だ。優奈は、自分が置かれた状況も整理出来ていないが、自分の知っている誰かもまた、自分と同じようにこんな酷い状況に身を置くことになってしまったのだ――。
「というわけで優奈先輩はSANチェックをお願いします」
「着地点見失ったからって、無理に畳もうとして雰囲気壊すなや!!」
……To be Continued...?
優奈「地の文書きすぎや。こんなペースでまとめられるワケないやろ。これを一日で畳もうとかよぉ考えたな」
筆者「だってなんか知らんけど情景描写ばっかりめちゃくちゃ伸びてったんやもん…おれわるくないもん…」




