ボミネア王国最強の魔法使い
薄暗い道から飛び出したスイたちは、冒険者協会へと急いで走っていた。全速力で駆ける彼らの足音が地面を叩き、汗が額を流れ落ちる。焦りと決意が入り混じった表情で前を見つめながら、突如地面が大きく揺れた。
「ドスッッッッ!」
衝撃が一気に街を襲い、周囲の建物が崩れ落ちる音が響き渡る。人々の悲鳴が混じり合い、混乱が広がっていた。スイたちはその中を必死に走り続け、冒険者協会に辿り着こうとするが、突如として地面がまた揺れ、さらに大きな衝撃が走った。
「ドスッッッッッッッ!」
さっきよりも強烈な振動が襲い、建物の一部が崩れ落ち、地面がひび割れる。治安員たちが人々を落ち着かせようとするも、その努力は空しく、街は完全に混乱に陥っていた。
「今は冒険者協会に行くぞ!」
スイたちは急いで冒険者協会を目指すが、その途中、地中から恐ろしい姿のディープ・ワイアームが現れる。その巨大な体が地面を抉りながら、圧倒的な速度でスイたちに向かって進撃してくる。
「ヤバい!早く使わなきゃ!」
スイたちは魔法を使う暇もなく、ただただ目の前の脅威を見つめていた。その時、
「バリッ」
目を開けると、目の前にはあの受付のお兄さんが立っていた。その手には魔法で作られたであろう氷の盾が握られている、その威厳に満ちた姿に、スイたちは希望を感じながらも、不安が募る。
「ここは引き受けるから、冒険者協会の中に入っておいて
「わかりました!賢者様 いくよ!」
そうレスタに手を引っ張られて冒険者協会の方まで走ってゆく
「賢者様ってどうゆうこと?」
「あの人はこの国、最強の魔法の使い手に与えられる称号賢者の今の所持者だ」
スイたちは協会の中に逃げ込み、アルヴァンはディープ・ワイアームに向かって歩みを進める。窓越しにその戦いを見守る中で、戦場はすでに熾烈な様相を呈していた。
ディープ・ワイアームは、巨体を揺らしながら地面を激しく揺らし、建物を破壊しながら進撃していた。漆黒の鱗が不気味に光り、その赤い瞳は冷酷な輝きを放っていた。ワイアームは、長大な尾を振り回しながら周囲の建物をなぎ倒し、恐怖を広めていた。
「ドーーーン!」
ディープ・ワイアームが地面に頭を突き立てて賢者に向かって突進する。賢者は冷静にその攻撃を見極め、瞬時に呪文を唱えた。
「風よ、我が盾となれ!風盾守護」
彼の周囲に突風が巻き起こり、ワイアームの突進を受け流す。風の壁が衝撃を和らげるが、ディープ・ワイアームはまったくひるむ様子を見せず、そのまま進み続けた。
次に、賢者は迅速に手を振るいながら呪文を唱える。
「氷よ、万象を閉じ込めろ!氷牢封印」
氷の魔法が発動し、ディープ・ワイアームの周囲に冷気が渦巻く。氷の結晶が瞬く間に地面を凍らせ、ワイアームの動きを遅らせる。しかし、ワイアームは冷気をものともせず、その巨大な顎を振り下ろして氷を砕こうとする。
「炎よ、天を焦がし、地を焼き尽くせ――炎帝滅尽!」
巨大な火柱がディープ・ワイアームを包み込み、炎がその鱗を焦がす。ワイアームは激しく身をよじり、炎に苦しむが、それだけでは止まらない。炎が消えると、ディープ・ワイアームは一瞬の隙を見せ、再び猛進してくる。
「雷霆の力を集め、全てを粉砕せよ――電光雷帝!」
賢者が叫ぶと、雷のエネルギーが空を裂き、紫色の光がディープ・ワイアームを包み込む。雷光はワイアームの体に直撃し、激しい光と音が周囲を包み込む。ワイアームの体内で雷の力が爆発し、鱗が崩れ落ち、力を失っていく。
しかし、ディープ・ワイアームはなおも執拗に攻撃を続ける。その怒りの咆哮が街を揺るがし、暴風を巻き起こす。賢者は一瞬の隙を突いて、さらに魔法を駆使する。
「大地よ、裂けよ!」
大地が裂けるとともに、ディープ・ワイアームの足元が崩れ、バランスを崩す。巨大な地割れがワイアームの進撃を阻み、その隙に賢者はさらに一撃を加える。
「天雷の剣、舞い降りよ!」
空から降り注ぐ雷の剣がディープ・ワイアームに降りかかり、さらに強力な衝撃を与える。雷光がワイアームの体を貫通し、ついには力尽きて地面に倒れ込む。雷光が消え去り、静寂が街に戻る。
そうあの誰にも倒せないと思っていたディープ・ワイアームが倒されたのだ
その後の復旧は早かった見習い冒険者、治安隊、様々な人達の手で復旧されたのだ、だが未だになぜあんなところにディープ・ワイアームという高位の魔物がいたのか結界が張り巡らされているはずの柵内になぜこんなにも魔物が入ってきたのかは謎のままだ。そして今も魔物の柵内への侵入は続いている
だがいきなりの襲撃が賢者という圧倒的強者によって打たれ国全体は前と同じような日常に戻ったのだった
14話を見てくださりありがとうございます
遅れてしまいすみませんm(__)m 今になって予約投稿にすればよかった思っています
このあと15話を9時にアップします是非見てください




