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17. 冬のグループメッセが賑わうようで

その日のグループメッセ


涼太「はあ〜めっさ怒られた」


詩音「当たり前よ」


涼太「それで、怪我の具合どうよ?病院行ったのか?」


詩音「骨には異常がなくて、打撲捻挫だけだった。湿布と痛み止めを処方されたわ。」


漣「こんばんは。大変だったね···」


詩音「こんばんわ。ご心配おかけしました。」


涼太「こん。で、漣は何で会場にいたんだよ?気づいたら消えてたし、どんなマジック使ったんだ?」


漣「マジックじゃないよ。メッセ見たら居ても立っても居られなくなって、休憩時間に抜け出したんだ。」


涼太「やるなーでも、それじゃ時間に間に合わないだろ?」


漣「タクシーを飛ばしてなんとか」


詩音「!!!」


涼太「中学生がタクシーかよ···」


漣「もしもの時にって、もらっていたタクシーチケットがまさか役立つ時が来るなんてね」


詩音「無茶しますね。本当にもしもの時が来たらどうするんですか?」


漣「その時は、またタクシー使うよ」


涼太「どんだけチケットあるんだよ」


漣「なんにせよ、二人共お疲れ様。そして、改めて優勝おめでとう!スゴイ試合だったよ!」


涼太「ありがとな!詩音の上段の構えマジでカッコよかった。よく肩を怪我していて腕が上がったな?」


詩音「あの時は感覚が麻痺してたから。終わった後に激痛が来たわ。」


涼太「それで片手小手だったのか。」


詩音「真正面からぶつかってきたら棄権するしかなかった。ハッタリが上手くいってよかったわ。」


涼太「ハッタリかよ!」


漣「ハッタリだったの!?」


詩音「上段の練習相手がいると思う?」


涼太「詩音はやっぱりスゴイよ」


漣「うんうん」


詩音「それでね、ごめんなさい。明日の音楽祭は行けそうにないの。せっかく、チケットをもらったのに。」


漣「そんなこと、気にしないで。」


涼太「そうだぞ。漣の歌聴きたくなったらカラオケという手もある。」


漣「が、頑張るよ···」


詩音「涼太ダマレ。柏木さんも本気にしないでね。」


漣「ねえ、僕のことも名前で呼んでくれると嬉しい。僕も詩音って呼んでいいかな?」


詩音「えっと···漣さん?」


漣「さんもいらない。僕だけ他人行儀なのは寂しいから。」


涼太「(詩音さんファイト)」


詩音「涼太ダマレ。分かった。努力する。」


詩音「それでね。話を戻すけど、チケットは三木谷さんに譲っちゃったんだけど、よかったかな?」


涼太「三木谷に?どうしてそうなった?」


漣「三木谷さん?」


涼太「俺の同級生だよ。試合を観に来ていて、詩音の怪我の世話をやってもらったんだ。」


漣「そうか。それなら僕からもお礼を言わないとね。勿論、チケットのことは大丈夫だよ。」


詩音「先に了解取るべきだと思ったけど、勝手にごめんなさい。」


涼太「ちょっと待て。服のことは言っておいたか?」


詩音「あ・・・」


涼太「オイイイイ!」


漣「今から伝えればいいんじゃない?」


涼太「それもそうか。つか、このグループに呼んでもいいか?」


漣「僕はいいよ」


詩音「私も同意」


涼太「じゃあ、招待送るぞ」


(透子が参加しました)


透子「ここが密談場所か〜ご招待ありがと」


漣「三木谷さん、はじめまして」


詩音「三木谷さん、今日はありがとうございました」


透子「詩音ちゃ〜ん!怪我の具合どう?痛くない?」


詩音「おかげさまで、痛みはかなり引きました。でも、一週間は安静にしないといけないみたいです。」


透子「そっか〜せっかくの冬休みなのに大変だね。でも、利き腕じゃなくて、まだよかったよね!」


涼太「(三木谷、漣を無視するなよ)」


透子「(涼太ダマレ、今から挨拶するとこ!)」


透子「コホン、漣さん?三木谷です。いつも涼太がお世話になってます。」


涼太「お前、俺の何なんだよ···」


漣「いえ、こちらこそ。詩音がお世話になったそうで、僕からもお礼を言わせてください。本当にありがとうございました。」


涼太「漣、お前、詩音の何なのさ···」


透子「どういたしまして〜って、漣さんって、本当に涼太のお友達?すっごく紳士でびっくりなんだけど」


詩音「漣さんは紳士ですよ。涼太とは全然違う」


涼太「お前ら···」


漣「はい、涼太とはまだ1ヶ月くらいの付き合いだけど、僕は大切な親友だと思ってます」


透子「ヒューヒュー」


涼太「なんの煽りだよ···漣も真面目に答えなくていいから」


漣「ごめん、まだこういう会話に慣れなくて」


詩音「漣さんはそのままでいいと思う」


透子「うんうん」


漣「詩音、努力目標は?」


詩音「!!!」


涼太「やーい」


詩音「涼太ダマレ」


透子「なに?努力目標って?」


涼太「名前を呼ぶ時にお互いさん付けはやめようぜって話」


透子「なるほど〜それ、私もお願い」


詩音「!!!」


漣「えっと、苗字?それとも名前の方?」


涼太「苗字で」


漣「何で涼太が···三木谷さん、それでいいのかな?」


透子「そうね〜、取りあえずは苗字で」


詩音「じゃあ、私も苗字で···」


涼太「却下」


漣「却下だね」


透子「詩音ちゃん、ごめん」


詩音「・・・」


漣「まだ会ったことないのに呼び捨てもどうかと思うけど、明日会えたら改めて挨拶するね、三木谷」


透子「は〜い、漣のピアノ楽しみ〜詩音ちゃん、ごめんね」


詩音「いいえ、私の分まで楽しんできてください」


涼太「そうそう、明日のことで呼んだんだった。危うく本題を忘れるとこだったよ」


透子「なになに?」


涼太「俺は明日は学生服着ていくけど、三木谷はどうする?ドレスとかスーツとか持ってるか?」


透子「あー服かあ。涼太が制服ならそれに合わせようかな?」


涼太「俺的にはそうしてもらえると助かる」


透子「じゃあ、そうするね」


漣「用件が一瞬で終わったね」


透子「せっかくだし、もっとお喋りする?」


涼太「俺はともかく、漣は明日も早いから早く寝かせてやらないと」


漣「ごめんね、じゃあ、そろそろ落ちるよ」


詩音「漣さんおやすみなさい」


涼太「努力目標」


詩音「予測変換だから仕方ないじゃない!!」


透子「漣、おやすみなさーい。また明日ね」


涼太「今日は応援ありがとな。おやすみ!」


漣「うん、みんな、おやすみなさい」


(漣が退室しました)


涼太「詩音もちゃんと休めよ。肩が痛いと寝苦しいだろうけど。」


詩音「痛み止め飲んで寝るわ。それより、明日のことなんだけど···」


涼太「まだ何かあるのか?」


詩音「この前、漣が手ぶらでいいって言ってたけど、真に受けちゃダメだからね。漣に恥かかせないでね」


涼太「ああ、あれって何のことだったんだ?」


詩音「やっぱり、分かってなかったのね。三木谷さんは、ってこのルールやっぱり止めない?」


涼太「却下で」


透子「もう諦めよ♪」


詩音「しくしく」


透子「要は、差し入れってことだよね?」


詩音「それ」


涼太「なんだ、お土産がいるのか?」


透子「知り合いが舞台に出る時とか、当然のマナーよ」


涼太「へー」


詩音「やっぱり、お願いして正解だったわ···涼太の面倒頼みます」


透子「おう、お姉さんに任せて!」


涼太「だから、お前ら···俺の何なの?」


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