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ストーカーは異世界でも女暗殺者(ストーカー)やってます☆   作者: 後伸季孝
2章 私ストーカーだけど暗殺者です!
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ストーカーと誘い

あらすじ:無事、お腹がグーグーの幼女のため食料を手に入れた。今度は幼女自身を手に入れるのだ!




「ねぇ、あなたのお名前はなんていうのかな?

 お姉さんに教えて頂戴?」


 抱きかかえられた姿勢で、

 口まで運ばれてくる食べ物をムグムグと食べることに集中していると、

 人間が声を喋りかけてきた。


 なんだか獲物を狙うような目つきだが、気のせいだろうか……?

 しかし、どうやらこの人間。

 私と親密になりたいのだろう。

 まぁ助けられたのだから名前くらいは教えてもいいか。

 別に減るものじゃないし。


「ペコ」


「そっか~、ペコちゃんっていうのー?

 かぁいいね~、ほらナデナデ~」


 むぅ、先ほどからこの人間、妙に私に近い気が……。

 なんだかナデナデというよりはねっとりと触られているような……。

 背中にゾクっと寒気が……?

 いや! とりあえず今は食べ物だ!

 食べなければ生きていけない。

 今度は肉だ! 肉をください!


「肉」


 ペコはナツメの足をバシバシと叩き肉を要求する。


「ああ、ごめんね?

 はい、お肉。でもいっぱい食べるんだね~。

 食べるの好きかな?」


「好き」


 好きに決まっている。

 食べるためにこの大陸にやってきたのに。

 いつまでもどこでもいっぱい食べられるように、

 魔物(子供)たちも産み落として食べ物を集めて貰っていたのに。

 全部あの鎧の男に潰されてしまった。

 むぅ、思い出したらムカついてきたな、プンプン。

 次会ったらただじゃ置かない!


「ふふ、じゃあこういうのはどうかしら?

 私の近くにはとても美味しいご飯と作る人がいっぱい居るわ。

 きっとペコちゃんもとても気に入ると思うの。

 だから私と一緒に来ない? ね、ね?」


 ムグムグ、この人間、そこまで私を連れて行きたいのか。

 まぁ食べ物をくれるのなら、わざわざ私も魔物()を産まずに済む。

 食べ物さえ補充できれば、きっと私の方が強い。

 ちょっとは我侭もできるかな?

 もし、この人間の近くが嫌になれば勝手に出て行けばいいだろうし。


「どうかしら? 美味しいもの食べたいでしょ? ね? だめ?」


「わかった」


 ペコはナツメの言葉を了承した。

 美味しいものが食べれるのならば、食べ物に困ることが無いのであれば、

 断る理由など無いのである。


「やったー! ペコちゃん大スキー!

 えへへ、もう一生私と居ようね~。

 ほら、あーん」


「ん」


 先ほどよりもさらにギュッと抱擁されて、

 ペコは首元に顔を埋められる。

 興奮しているのか妙に息が荒く、息が掛かる首元がくすぐったい。

 無邪気に抱き撫でまわすナツメに対して、

 まるで親に甘える子供みたいに思えなくは無いなとペコは思った。

 勿論親は私である。


「あ、そうだ! まだ私の名前を教えてないよね!

 私はナツメ・ヒダカ。ナツメお姉ちゃん! って呼んでいいのよ?」


「ナツメ?」


「ううん、ちょっと違うかな。

 ナツメお姉ちゃん! だよ?」


「ナツメ」


「ううん、ちょっと違うかな。

 ナツメおね――」


「ナツメ」


「ううん、ちょっ――」


「ナツメ」



 …………。



「……むぅ、ペコちゃんは手強いなー……」


 目の前の人間は少々残念そうにしている。

 この人間はナツメというらしい。

 どうやら私に"お姉ちゃん"という言葉と付けて欲しいらしいが、

 このナツメを姉として扱うには少々歳が足りないだろう。

 人間は寿命が少ないし、だいたい五百年くらい生きてる私のほうがお姉ちゃんだ。

 だからお姉ちゃんだなんて絶対言わない。


「仕方ない、それよりペコちゃん?

 結構食べちゃってるけど、お腹のほうは大丈夫?

 無理しないでいいんだよ?」


「大丈夫」


 周囲に置かれた食料の山、現在半分ほど消費したが、

 私は食べようと思ったら、いくらでも食べられる。

 どうせここにあるのは、余ったら置いていくのだろう。

 私は今、食べて蓄えなければならない。

 全て食べても足りない。

 これだけ食べれば、あのクマの子供が二体産める程度には回復するだろう。

 別に産む気は無いけど。


「全部」


「まあ!? ペコちゃんっていくらでも食べられるタイプ?

 うちのお世話したがりの侍女さんたちが喜びそうね……」


「ダメ?」


 やはりこれだけの量を食べてしまうのはダメなのだろうか?

 確かに人間はこれだけの量を食べられるとは思えないけど。

 まぁ、いくらでも食べれるけども、それは体力の温存が目的だし、

 私はとても体力を使う"魔物の産卵"さえ使わなければ、

 あまり食べなくても身体の中で蓄えているので問題は無い。


 ならば、私が求めるのは美味しい食べ物!

 当然ながら量よりも質が良いのだ!


 それに今食べているものもそれなりに美味しい気がする。

 ナツメは美味しくないらしいけど、そんなことは無い。

 これを美味しくないだなんて、いつもどんなものを食べているのだろう?

 羨ましい……。


 ペコが自身の食べ物思想に思いを巡らせていると、

 またまたナツメがギュッと抱きしめてくる。


「全然オッケーよ!

 何が起きても私が全力で養ってあげるわ!

 だからこれからよろしくね!」


「ん」


 どうやらナツメについて行けば、

 いくらでも好きなだけ食べ物を食べられそうだ。

 嬉しい。

 ならば、今は目の前の食べ物が大事だ。

 二度と腹ペコで動けないなんて事が無いようにお腹の中に詰めるのだ。


「あー」


 ペコは口を開けて次の食べ物が運ばれるのを待つのだった。



「うふふ、はい、あーん」




 ここはケーテ森林。

 ハンターも中々手を出せない危険な森。


 森林調査隊に、上位種の魔物だ、と恐れられたナツメとペコ。

 二人は端から見れば場違いな場所でピクニックでもしているかのように、

 奪った食料を目の前に広げて、食事を楽しむのであった。




*************




「食べた」


「ふふ、食べたね~。

 どう? もう動けるようになったかしら?」


「動ける」


「そっか! じゃあさっそくこの森を抜けて、街に向かいましょう」


「ん」


 目の前にあった全ての食料が消えた。

 まさか全部食べるとは思わなかったが、

 食事に時間が掛かってしまっただけで特に問題は無い。

 とりあえずペコちゃんを連れて帰る事を本人が了承したため、一度宿に帰ろう。


 ナツメは前に抱いていたペコを開放して、立たせてあげる。

 そしてペコのぶかぶかの袖の上から手を繋いだ。

 その行為に何も言って来ないが、私の手だけはギュッと握ってくれた。


 ふふ、受け入れられているわ……!

 でも袖の上からじゃあなくて、肌と肌のふれあい。

 細い指が絡み合わせた恋人のような繋ぎ方をしたいわね。

 帰ったらペコちゃんの服の用意ね!


「こうして手を繋いだら、迷子にならないからね?

 ずっとナツメお姉さんと手を繋いでるんだよ?」


「分かった」


 やはり、私との触れ合いを嫌がることは無い様子。

 さっきまでずっとイチャイチャ(勝手に抱きついてただけ)してたし

 きっと私の事を受け入れることにしたんだろうね!

 うふふ、こうやって少しずつスキンシップを取っていくことで、

 いつかペコちゃんは私無しでは生きられなくなるのだぁ!


「ナツメ」


「ん、どうしたの――んばぁ!?」



「死ね」



 ペコちゃんは私を押し飛ばして、腕を振るう。

 何度も見た彼女の腕から放たれる黒い光。

 その光が地面に押し倒された私――。



 の頭上をひゅんと通り抜けて背後に居たホワイトウルフにぶち当たる。


「ギャンッ!?」


 ペコの飛ばした黒い光が触れると狼は肉片と化し、

 その肉片が辺りに飛び散る。


「むみゃ!?」


 近くに居たナツメの顔や服に思いっきりと血が付き、肉片も付着。


「大丈夫?」


「あ、うん……。ちょっとビックリしちゃったよ?」


 というか死ぬかと思った。

 あ、腰抜けてる……。

 あら、動けないわ……。


 ナツメは不意に訪れた死の予感に、体が硬直した。

 圧倒的な威力による消滅。

 自身の死を幻視してしまったのだ。


 あ、あぶないわー……。

 さっきお花摘みに行っといて良かった。

 行ってなかったら絶対今の漏れてたよ……。

 ペコちゃんのお姉さんになるためにそんな痴態晒せないわ。

 逆に痴態を晒すペコちゃんをお世話したい!

 お漏らしするペコちゃん……、あ、興奮してきた。


 そう考えていると、ペコちゃんが私に近づいて手を伸ばしてくる。


 どうやら手を貸してくれるらしいわ。

 とっても優しい子だわ!

 はい、私を引き上げて~。


 ってあれ……?



「あ、ん」



 私が伸ばした腕をすり抜けて、ペコちゃんは私の胸に飛び込んできた……!?

 なんてアグレッシブ!

 私に抱きしめて欲しいのかしら!?

 やっぱり魔物に襲われるのは怖かった?

 はぁかぅわぃぃいいいい!

 そうよね? あんな魔法使えても怖いものは怖いよね。

 大丈夫よ、さっきは油断したけど、今度こそお姉さんが貴女を守るわ!


「あん、ぐちゅ……ちゅ……」


 なんて思っていると、何やら変な音が?

 というかペコちゃんが私に抱きつきながら、何かをくちゅくちゅしてる。

 なにその表現イヤラシイ素敵!


「ペコちゃん? なにやって……って何やってるの!?」


 何をしているか見やると、

 ペコちゃんは私の白い服にこびり付いた魔物の肉片を。



 ――喰っている。



 口元を赤で汚しながら、くちゃくちゃとしていたのは咀嚼音で、

 何もいやらしさが無い!

 いきなりのホラーだよ!?



「んなぁぁぁ!? 何やってるのペコちゃん!?

 そんなのペッ! しなさいペッ! ほら、ペッって!」


「んちゅ……、くちゅ、ん……、嫌、くちゃくちゃ」


 い、嫌なの?

 ペコちゃんってば生ものでもいいの?

 生肉は体に悪いと思うんだけど……。

 でもすぐに食いついたって事は食べなれてるって事かもだし、

 普段からこれ食べてるのかしら?

 大丈夫なのかしら?

 お腹壊さない?


 ナツメは自分の服に付着した肉片を摘み上げて、まじまじと確認する。


 特に普通の肉と変わりは無さそうだけど……。


 そう思っていると、ペコがナツメの手にある肉に食いついた。


「ん、ぱく……、ぺろ……」


「んひゃぁあ!? ペ、ペコちゃん!?

 にゃんてことぉぉを!?」


 ペコはナツメの持っていた肉片を咥えて、美味しそうに飲み込んだ後、

 ナツメの手のひらに付着している血液を舐めだした。


「んちゅ、ぺろっぺろ……、ちゅっちゅ……」


 手の平を小さな舌で舐め回し、指の一本一本を丁寧に(ねぶ)り出す。

 ナツメはその状況を、目を輝かせながらも、あわあわと慌て固まっているだけ。

 ナツメが動かない状況を良しとしたのか、手を舐め終えたペコは、

 今度は血肉の付着しているなつめの首元に口を添えた。


「はむっ……、んれろっ、ん、ちゅっちゅ……」


 咥えて、吸って舐めて撫でて、

 敏感な首元を幼女に支配されたナツメは最早、

 突然の事に思考が停止して、石像の様に硬直。


 その間、ペコはまだ血は残っているんだと言わんばかりに、

 顔へ移動、頬、唇、顎、鼻、こめかみ、あらゆるところを舐られる。


 やばいやばいやばいやばいやばい!

 ペコちゃんやばいよ!?

 だめだめだめ! そんなとこまで舐めちゃって!

 ひぐぅ……!? あぁぁぁ、幼女の舌がこんなに献身的に私ぉぉぉお!

 こんな森の中でこんな! もうバカ!

 何でここが宿じゃない!?

 ダメよナツメ! これは試練!

 この子をここで襲えば全てが終わる!

 今は信用を勝ち得なければならないのに!

 我慢我慢我慢我慢!


 でも何故こんなところでこんなご褒美を!?

 ひゃぁああ、ペコちゃん生殺しだよぉぉお!


「はぁはぁ、ペコちゃん……。

 だぁ、め、だから……、こんなこと、だめ……」


「もうちょと」


 そう言ってペコは私の、耳の中に舌を入れる。


「ひぐっ――!?」


 耳の中でピチャピチャクチュクチュ音が鳴る。

 私の穴がペコちゃんの細い舌の侵入を用意に許して、奥へ奥へと這入っていく。


「あっ……これ、ゃば、んっ……」


 ちゃんと舐め取れていないのか、何度も内壁を這いずり回る。

 こんな初めての感覚にナツメは身を悶えさせるほか無い。

 嬌声(こえ)が鳴らないように口を押さえて、行為が終わるのまで耐える。


 耐える。


 耐える。


 耐えるのだ!



 …………んっ。



「むちゅ……、んれろ……ぁふぅ。食べた」


 どうやら終わったらしい。

 全身の肌という肌を舐め犯された私の身体を、

 分身の私は傍から眺めている……。


 うん、耐えられなかったヨ。

 幼女に全身を舐められるという状況。

 あまりの興奮と快感に耐えられず、

 『立体影法師(リアルシャドウ)』にて分身に逃げた。逃げちゃった……。


 そして私の本体は今やっと舐め終わったらしい。

 ペコちゃんの縋るように舐め続ける光景は

 客観的に見ていたが、本当に扇情的でした。えっちぃだった。

 ごちそうさまです!


「ペコちゃん? 私の身体を綺麗にしてくれてありがとね」


「ん」


 分身を解いて本体に戻る。

 いろんなところがべとべとに濡れて、風が吹くととても寒いが、

 ペコちゃんが私の身体を綺麗にしてくれた証だと思うと、不思議と体が熱くなってしまう。


 再びペコと手を繋ぎながら、横目でちらりとペコを見やる。

 あの口で、舌で私は可愛がられてしまった。

 恥ずかしいが、もう一度して欲しい気持ちもある。

 でもこんな機会またあるの?



 はっ!? そうだ!

 帰ったら私自身をお皿に……。

 そう! 女体盛りをしよう!

 いや、私だけではなくペコちゃんにも盛り付けしてあげて……。

 お互いにお互いを食べあう――!?


 わ、我ながらなんて恐ろしい考え!?

 これはやるしかない! やるしかないよね!?

 ぐへへ、楽しみだなぁー。



 ナツメは碌でもない考えを巡らせながら、ペコと共に街に帰るのであった。




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