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ストーカーは異世界でも女暗殺者(ストーカー)やってます☆   作者: 後伸季孝
2章 私ストーカーだけど暗殺者です!
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ストーカーと縛り

あらすじ:侵入先の屋敷で出会った侍女の服をひん剥いてベッドに縛り付けた。良く考えたらまじ外道。




 ベッドに下着姿で縛られて身動きも声も出すことが出来ない侍女さん。

 未だに気絶したままの彼女は縛られたまま放置していくが、

 きっと誰かが気付くだろう。

 というか別に服を脱がす必要なかったね。ごめんね!

 私のあまり褒められない好奇心が抑え切れなかったんだよ!


 見つかった侍女への対処も完了して、

 ナツメが部屋を出ようとした時に、ふと目の端に映った、

 脱ぎ捨てられた侍女服を見て、ピコーンと良い事? を思いついた。


 この侍女ちゃんに成り代わって、暗殺対象の元まで行けば良くない?

 一応、【隠密】と【隠蔽】だけでも気付かれることはほぼ無いんだけど、

 今日は趣向を変えてみよう!

 そんな気分なのだ! 割と効果的かもしれないし。


 ものは試しだと言わんばかりに私は、

 縛られた侍女ちゃんの顔と身体にへ~んしん!


「うん! 顔良し! おっぱい良し! 全部良し!」


 変身魔法によって目の前で無残にもベッドに縛られている、

 今にも襲われそうな侍女ちゃんに変身した。

 脱ぎ捨てられた侍女服をきちんと着て、変装完了!


「よし、ではれっつごー!」



 部屋を出たナツメは、意気揚々と階段まで歩く。

 3階の他の部屋を三部屋ほど見てみたが、どれも客室だった。

 きっとこの屋敷の3階は客室のみだと考え、すぐに下のフロアに移動しようと考えた。


 階段に差し掛かると、一人の侍女が登ってくるのが見えたので、

 華麗にお辞儀をして道を譲ってやる。

 今までシンシアが常に隣に居たことで、

 侍女の振る舞いは見て分かっているので、私にも出来る。

 たぶんばれないだろう。


 しかし、その侍女は予想とは裏腹に私の目の前で立ち止まった。

 何か拙いことをしたかと少しビクつく。


「あっ、フィリステリアさん?

 3階の客室の用意をするのではなかったのですか?

 私も手伝うつもりだったのですが……。

 もう終わりました?」


 おっと、私が変身している侍女の仕事を知る者が現れてしまった。

 というか私が変身している子、フィリステリアっていうのね。

 どうしよう。とりあえず誤魔化すか。


「ごめんなさい、まだ終わってないの。

 ちょっと部屋に忘れ物をしてしまって……。

 貴女は先に行ってて頂戴」


「え、珍しいですね?

 フィリステリアさんが忘れ物なんて。

 あ、もしかしてアイちゃんの贈り物の髪飾りですか?

 今日はしてないようですし」


「え? ああ、そうよ」


 咄嗟に肯定しちゃったけど、大丈夫かしら?

 アイちゃんって言うのが判らないけど、たぶん(フィリステリア)の娘かな?


「やっぱりー!

 ふふ、相変わらず仲がよろしいんですね!

 でも手を出しちゃダメですよ?」


「え? ええ……。わかってるわ」


 何だろう、アイちゃんって確実に女の子よねぇ?

 娘さんかと思っていたけど違うのね?

 このフィリステリアさんが、その子に手を出すように見えるほどに、

 アイちゃんって子とは親密な仲なのかしら?


 よくある百合カップルかしら? 何それ素敵!

 この世界では同性愛を認めない風潮はあるけど、

 それに抗う生き方はやっぱり尊敬するわね。

 でも手を出したらダメって、何故かしら?

 お互いが百合し合っているのならいいと思うのだけど?


「それじゃあ私、先にお部屋に行って掃除しておきますね!」


「ごめんなさいね、私もすぐに戻るわ」



 そう言って、何事も無く侍女と別れると、

 ササッと階段を下りるフリをして、少し時間を置いてさっきの侍女の後ろにつく。


 たぶんあの子が言っていた掃除する予定の部屋は、

 私が侵入して本物のフィリステリアさんをベッドに縛りつけた部屋であろう。

 なので部屋に行かれると困る。


「え!? フィリステリアさん!?」


 と、さきほどの侍女があの部屋の扉を開けた。

 早く口止めしなければ!


 ナツメは廊下を素早く走ると、

 部屋の前で縛られた下着姿のフィリステイリアを見て、

 唖然としている侍女の首を思い切り両腕でロックする。

 後ろに回り、首を締め上げると、思った以上に綺麗に嵌った。


 これを外すのは素人には厳しいだろうね!

 侍女ちゃんは苦しそうな顔と声を上げているが油断はしない。

 さっさと落ちろ! 楽になれぃ!


「ふぃりす、さん……、なん、で……」


 侍女は私の腕を掴んで抵抗している。

 暴れてどうにかしようとしているようだが、

 か弱い女の子同士なら基本後ろを取った方が勝てる。


 ばたばたと手足を動かしていた侍女は急にパタリと動かなくなる。

 すぐに首締めを辞めて、死んでないか確認。

 うん、大丈夫! きっと大丈夫!

 ふふ、私も上手くなったものね!


 って言うほど首締めの練習なんてしてないけど……。

 シンシアにコツだけ教えて貰っただけだし。

 なんだか知らんけど、首の両側面ちょい前を締めとけばいいらしい。

 いい子はマネすんなよ! 犯罪だぞ☆

 というか何故シンシアはこんな知識があるのか……。



 この侍女ちゃんも隠すために部屋の中に引きずって、

 またもや逃げられないように侍女服の上から縄で縛る。

 どうせならと彼女は亀甲縛り的な感じにしてみる。


 うむ、前世でクマの人形相手に練習してて良かった。

 一人では出来ないからね!


 とりあえず、彼女の下着は全部脱がして侍女服だけはそのままで縛ってみた。

 亀甲縛りにより、厚みのある侍女服の上からでも、柔らかお胸が十分強調されている。

 うむ、良き良き。これぞ日本の心やで?


 逃げられないように手足は後ろ手に縛ってやると、

 なんと! もっと胸が強調された!?

 って、狙ってやったんだけどさ!

 私ってば天才かよぉ!

 後で絶対クラリアちゃんにやってやろう。きっと楽しいぞ!


 なんだか、この部屋が意図せずSM部屋っぽい空間になってきた。

 やっぱ縄ってエッチなんやなって……。

 最後に布の猿轡で完成!

 えっちぃ! やったー!


 というわけで、私は任務に戻ります。

 この子たちはたぶんここの部屋を使う客人に発見されるから大丈夫だろう。

 でも見つけた人が悪戯しちゃったらどうしよう……。

 うーん、まぁ屋敷から脱出する時にまたこの部屋に戻って開放すればいっか。

 ちょっとの間我慢しててね?

 私はさっさと暗殺対象見つけてこよー。


 ナツメは部屋を出て、廊下を進む。

 気分はルンルンである。


 と、階段目前で三階に上がってくる人影と共に二人の声が聞こえた。




「ゆーしゃさま! お部屋は3階です!」


「ああ、ありがとう。ああ、こんにちは」


 ん? か、カワイイ幼女!? 幼女カワイイ!

 ってこの後ろの男は何かな?

 どこかで見たことあるぞ?

 いや、見たことあるというか……。



 …………。



 勇者てめぇぇええ!

 毎回、私の前に現れやがって!

 私のストーカーかぁぁああ!?




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