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VS.乱入者(前編)

「あなたがたは黒星選手と赤星選手ですよね?今は結選手、クリス選手とアスカ選手、ヤヨイ選手の試合中ですの・・「うるせーよ」・・・ぶぺ」


審判が乱入してきた二人を止めようとして男の一人に首をへし折られる


何が起こったのかわからないという顔のまま、この世から去っていった審判を見てようやく周囲は気づいた


こいつらは本気で人を殺し、この大会をめちゃくちゃにするつもりであると


そう気づいてから観客がパニックになるのもそう遅くなかった


「うわぁああ!!」


「はやく!早くにげろぉぉぉぉ」


「殺される!」


「人殺し!人殺しだぁぁぁあ!!」


観客がパニックになって逃げ惑うのをどうでも良さそうに観察してから再び男たちがこちらを向く


「さてと?お前らはアスカ、ヤヨイ、結、クリス・・・・で間違いないよな?」


「間違いないに決まってるだろ、試合に出てるんだから・・・・それに間違ってたとしてもこいつら殺したあとで本物を殺せばいいだけだろ?」


片方が質問してもう片方が答えるというふざけたことをしてる男たちを見て


「なぁ、これって俺らが戦っている場合じゃないよな?」


「ここで、戦闘を続行しようとか言われたらそるはそれで驚くけどね」


アスカの言葉に突っ込みを入れてから相手を観察する


「いきなり私たちで連携なんて難しいだろうしここは一人ずつ受け持つっていうのはどうかな?」


私の提案にアスカたちも頷く


「死ぬ前の相談は終わったかい?」


「それじゃあそろそろ死んでもらうとしよう」


黒ローブの二人が襲ってくるのを私とクリスさんは右、アスカとヤヨイが左へと走り出す


目論見通りに黒ローブの二人は二手に別れた


「よし、それじゃあこっちはこの人を倒さないとね」


「倒す・・・・・・か。そんなあまっちょろい奴に俺を倒すことすらできるわけがねーだろ」


「それはどうかわかりませんが・・・・・・・結さんはあちらの手伝いをお願いします。こちらは私一人で問題ありませんので」


「クリスさん?」


「恐らくあの二人だけではこのレベルの相手は厳しいでしょう・・・・それは結さんにも言えることです」


「それって・・・・・」


クリスが言ったことはつまりクリスなら一人でも勝てるが私だと難しい・・・・又は勝てないということだろう。そして、それはジェミニの二人も同じだと


咄嗟に言い返そうとしたがクリスさんが私よりも格段に強いことを知っているので、文句は言えない


仕方なく私はジェミニの二人の所へ向かった

 

じゃまされるかな?と思ったがなぜか黒ローブからの邪魔はなかった


私は急いでジェミニ達の元へと向かった




「意外ですね?行かせてくれるだなんて」


「冗談きついぜ・・・・追いかけようと少しでもスキを見せたらそいつで叩き切るつもりだったくせによ」


クリスの問いに対して男はクリスの両手に握られた剣を指差しながら答える


「それに、あんなかじゃああんたが一番強そうだ」


「なるほど、戦闘狂といったところですか・・・・」


「はっ、そうともいうな・・・・さぁ、始めようぜ!血沸き肉踊る戦いをよ」


男はそう言って走り出した

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