少女の話3
昨日は風邪で倒れていたため更新できず申し訳ありませんでした!本日からまた続けさせていただきます
「ふむ、私たちの正体・・・・ですか・・・・」
ピスカさんは悩んでるみたいだけど私はこの状況が結構詰んでる気がする
まず私だがミーシャさんが敵対というよりは一方的に襲われているアースの国で召喚された勇者だ
これを話しただけでもアースの国の手先だと思われるには十分だろう
次にピスカさんは・・・・・・まぁ、初見の人からしたら更に怪しすぎるだろう
私はゾディアックのことを知っているし、ゾディアックの力を継承したからゾディアックについての理解はそれなりにある
少なくとも人並み以上にはあるだろう
しかし、殆どの人はゾディアックのことを知らないのだ
それにピスカさんに聞いた話だがどうやらゾディアックの故郷は全て滅ぼされているらしいし
だからミーシャさんに「ゾディアックの聖霊です」なんて自己紹介しても間違いなく「誰?」となるだろう
だから私は
「私たちは魔王を倒すべく旅をしている一行です」
と真実の一部を隠すことにした
「魔王を倒すため?ってことはあんたは勇者ってことかい?」
あっ・・・・・・・
目の前の人が元王女なら魔王を倒す=勇者と思い付くことを考えてなかった・・・・
「えぇ・・・・」
しかたがないのでそう答えるとミーシャさんは少し考え込む
「ならなんであたいの部下達に捕まるなんて状態になったんだい?」
「確かに殺す気でやれば突破できたかもしれませんが私は可能な限り人は殺したくなかったので・・・・・・」
そう、殺す気ならば簡単だったし逃げるだけなら今でもできるだろう
殺す気ならば乱槍連撃を使えば簡単に突破できただろうし逃げるだけなら転移魔法と移動魔法を使えば逃げ切れるのだから
だけど、何となくだけどここで逃げてはいけない気がするのだ
「なるほどね・・・・・・本当にあんたが勇者だってんなら私たちはあんた達を殺すわけにはいかない・・・・だけどこの時点であんた達が勇者だという確証もないのは確かだ・・・・・」
そう呟いてから
「ならあたいと模擬戦をしてもらおうか!あたいとそれなりに強くはなったし早々遅れを取ることもないだろうしな」
私は横を見てそこにいた人が頷いたのを確認し
「わかりました、それではその勝負受けます」




