少女の話2
「アースの国」
その「言葉」はというよりは「その国」で表現できる物は私や兄さんなど数々の勇者達を召喚した国である
「奴等は私を亡き者にしようとしているんだ!」
「どうしてなの・・・・?」
言ってしまえば悪いがこの少女はたかが盗賊の頭である
そこら辺の冒険者が依頼などを受けて討伐に来たのならわかるが国軍自体が攻めてくるなんてあり得ない話だ
「私の名前はミーシャ。今は盗賊の頭なんてやってるけど少し前までは王女をやっていたわ」
「え?」
「だけど、アースの国の王である私の父はある時を境におかしくなったの」
なんか段々と話がゲームみたいな内容になってきた
「それからは父のようにおかしくなっていく人達が増えていったわ。最初は母、続いて兄上や弟、妹たち、そしてそれは家臣達にまで及び始めた」
「ちょっと待って!じゃあどうしてミーシャ・・・・さんはおかしくならなかったの?」
この話はおかしいのだ。なぜなら家族がおかしくなっているのに、ミーシャさんだけはおかしくなっていないのだから
「予想でしかないけど、私は偶然にも魔除けのお守りを持っていたから助かったんだと思う」
そう言って首からネックレスを取り出す
それを聞いて納得した私は続きを促した
「皆がおかしくなったと気づいた私は元に戻ってくれと父や兄弟たちに訴えかけたけどそのせいで逆に私の方が狂ったのだと父は私を襲うようになった」
一瞬だけ顔が歪んだがそれもすぐに元に戻る
「遂に私の命まで狙うようになった父から私は必死で逃げた・・・・だけどそれまでお姫様だった私の体力なんてたかが知れていた・・・・・だからこの森の入り口付近で倒れてしまったの」
話しているうちに昔のことを思い出したのか口調がさっきまでの荒っぽい口調から丁寧な口調へと変わっていた
「そして、ここにいる盗賊達に助けられてね・・・・・それから話を聞いてみると彼・・・彼女たちは国から追い出された人達ばっかりだったの」
今どうして言い直したの!?
「それで私が事情を説明すると守ってくれると言ってくれた・・・驚いたわ・・・・でも、流石に守られてばっかりなのは駄目だと思ったから私は努力した。強くなるために・・・・そして、困っている人たちを仲間にしていった」
「それがこの盗賊達・・・・というわけですか・・・・」
いつの間にか目を醒ましていたピスカさんが引き継ぐ
「そうだ・・・私も話したんだ今度はそちらの事情も話してもらうぞ」
「一体何を話せばいいんですか?」
「お前達の目的、正体、何をしにここまで来たのかだ。勿論胡散臭かったらこの場で始末する」




