おねぇの森の少女
「やだ・・・・誰か・・・・・助けてよ・・・・・」
私の回りにはピスカさんが召喚してくれたスターツさん達が死屍累々という言葉に相応しく倒れ伏し、その体をじょじょに光へと変えている
さっきまで私を守るようにして戦ってくれていたピスカさんも私の目の前に倒れている
「どうして・・・・・・こんなことに・・・・」
私は目の前から遅い来る恐怖に涙をこぼした
今の私なら心をしっかり持てば恐怖なんて払えるはずだがこのおぞましい光景の前には心をしっかりと持つなど土台無理な話だった
「ごめんね・・・・・お兄ちゃん・・・・」
私はそう呟きその瞬間を待った
一体何が起こったのか
それを説明するためには少し時間を遡らなくてはならない
私たちがカレハの町を出発してから10日がたった
道中は盗賊(という名のおねぇ集団)が襲ってくる以外には平和なものだったし盗賊(という名のおねぇ集団)も仲間割れ(男がおねぇに襲われた)をしてその隙に逃げ出したので特に問題といった問題もなかった
しかし、7日目を境に盗賊が全く出てこなくなった
不思議に思ったが特に障害があるわけでもなく、逆に障害が減ったようなものなのだから私たちは特に気にせずに進んでいた
この時少しでも気にしていればこんな結果は避けられたのかもしれなかったが今更そんなことを言っても手遅れだった
10日目になりしばらく歩いていると私たちは再び盗賊に囲まれていた
それも今までのような統率の取れてないグループでは無く、統率の取れたおねぇ集団だった
更に数が問題である
10や20では無く150人に包囲されているのだから最早おぞましいとしか言いようがない
「こっ・・・・これは・・・」
あまりのおぞましさに戦意が消えていくのを感じる
「これが・・・・おねぇの力なの・・・・?」
少し前にピスカさんが言ってたことをバカには出来ない
「これは戦闘は避けられそうにありませんね・・・・」
ピスカさんも戦闘体勢をとり、スターツさん達を出現させる
そして戦い始めるも多勢に無勢な上、相手は精神を折るような攻撃が多く、ついに私たちは戦闘不能になってしまった
攻撃の内容については語りたくは無いのでご想像にお任せするとしよう
ここで序盤の展開に戻るのだが私は最早どうしたらいいのかわからない
まず、なんでおねぇ集団が襲ってきたのかさえわからない
先程の回想だって現実逃避の一環である
「ふーん・・・・・あんたがこの辺をあたいのシマ入り込んだやつかい・・・・」
おねぇの集団に怯えていた私に向かってかけられた声に思わずそちらを見てしまう
そこには茶色のショートヘアーの女の子と言えるような見た目の子が私の方を見ていた
「よし、お前ら気に入った!あたいの仲間になれ!」
ぇええええええええ!!
いきなりよくわからない展開になってきました




