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再開

自分がここで死ぬ


そう理解した私に向かって手刀が降ってくる


最期に一度で良いからお兄ちゃんに会いたかったな・・・・・


そんな考えさえも浮かんできた


しかし、待っても待ってもその時は来ない


疑問に思い目を開けてみると女の人が突きだした手刀は私の目の前で止まっていた


いや、止められていたと言うべきなのかもしれない


なぜなら手刀を止めているはずの女の人が怪訝そうな顔をしているからだ


「なんで・・・・?」


初めて不思議そうな声をした女の人の声がした


「ふん!」


再び女の人が手刀を振りかざす


それと共に私の体を圧倒的な恐怖が満たした


「死ね!」


しかし、相変わらず手刀は私の体の前で止まる


「やらせると思ったの?」


その声は女の人の後ろから聞こえた


「私がいるのにそんなことが本当に成功するとでも思っていたのかしら?」


この声は・・・・・


「クルちゃん・・・・・?ヒカリさん・・・・?」


私が見た先にはヒカリさんとクルちゃんがいた


恐怖波動(スケアリーショット)ですか・・・・恐怖を直接相手に打ち込むことによって戦意を奪う技・・・・・この技にどれ程多くの仲間がやられたことか・・・・・」


ヒカリさんの呟いた言葉に女の人が


「なるほど!ゾディアックの新手・・・・か」


ヒカリさんたちに向かって向き直る


「勘違いしないで欲しいのですがあなたを倒すのは私たちではありませんよ・・・・・・」


「ふんっ!まさかとは思うがそこで漏らしかけてるガキが私を倒すとでも?」


バカにしたような女の人に対して答えたのはクルちゃんだった


「違うよ・・・・・あなたにお仕置きするのはパパの役目なんだ」


「パパ・・・・・?」


女の人も何を言っているのかわからないようだ


「随分と人の大切な物を壊そうとしてくれたようだが・・・・覚悟はできてるよな?」


私の後ろから聞こえてきた声に私は一気に体の中にあった恐怖が消えていくのを感じた


(なんだろう、この感じ・・・・何かとても大きな力に包まれているようで・・・・とても安心する)


さっきまで死を覚悟していたはずなのに今はとても安らいでいた


「今は少し休んでいろ・・・・よく頑張ったな・・・・結」

 

その声と共に私の意識は闇へと沈んでいった


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