固定魔法(プットオブマジック)考察日記
草原
「えい!」
私は槍を襲ってきた猪に向かって突き刺す
「ーーーーーーーー!!」
あまりの衝撃に私は槍から手を離してしまう
すると槍が刺さったまま走り去るというシュールな光景が残された
「って私の槍返してよー!!」
慌てて猪を追いかける
「ハァハァハァ」
しばらく猪を追いかけた後移動魔法を使って追い付けばいいじゃんというしごく当たり前な結論に達した私は移動魔法を使って移動した後ファイヤーボールで猪に止めをさす
「あー、疲れた・・・・初めての戦闘がこんなのになるなんて・・・・・」
最早戦闘というよりは鬼ごっこであった
「まぁ、次は能力を試してみようかな」
今更だが魔法とは3つのプロセスから発動する
一つ目は発動する魔法の種類を決める
二つ目に狙う的を決める
三つ目に魔法の名前を言って放つ
だ
私の能力はこの二つ目と三つ目のプロセスの中に強引に一つ固定のプロセスを入れると考えられる
まずは実験台に普通に歩いている猪を的にしてファイヤーボールを固定する
その後解放して猪にぶつける
威力はファイヤーボールと同じくらいのようだ
その後も実験と試行錯誤を繰り返しわかったことをまとめると
・射程、威力ともにベースとなった魔法と同じ
・固定した魔法は私が範囲外(今だと100メートル)に出るまではずっと存在していると考えられる
・解放すると固定した場所から一直線にとんでいくので的と固定した場所とを結ぶ直線上にいると巻き込まれる
後、これは結構驚いたのだが
・槍の先端を固定先として選択可能。その場合は槍を振ると固定先も移動する
これはおそらくこの槍が座標の槍で槍自身が位置情報を持っているからだと予想できる
「この能力以外と汎用性高いんだよねー」
ちなみに色々と試行錯誤しているうちに私自身のレベルは3に、能力のレベルは2へと上がった
そのお陰で固定しておくことのできる魔法が2つになった
私はそんな日々を繰り返した
そんなある日のこと
私が拠点としていた町にとある噂が流れ出したのだった




