継承
「やってほしいこと?」
「あぁ。まずはゾディアックの後継者となる者達を探すことだ・・・・・だが、後継者となる者には条件があってな、まず一つ目に絶対に裏切らないこと、二つ目は本人がすべて納得して了承すること三つ目は・・・・・まぁ、お前以外だな」
シュシュは俺を指差してそう言う
「何で俺!?」
「ちょっとした理由があってな・・・・」
そのりゆうについては教えてくれそうもない
「ちなみに私はもう決まってるよ。本人さえよければ直ぐに継承を行いたい」
バルゴが前に進み出る
「へぇ、誰?」
「ヒカリだよ」
「私!?」
ヒカリが驚く
「うん、ヒカリだね。ヒカリなら信用できるし継承するということがどういうことかも理解している。条件にあってるからね」
「・・・・・・わかった・・・・私継承を受けることにするよ・・・・・」
ヒカリはしばらく考えた後に言う
「後悔はしないのかい?」
「えぇ」
「それなら始めよう」
頷いたバルゴがヒカリに向かって手を翳す
『今こそここに我バルゴの力を持ちし者アイシャ、バルゴの力を継承することを宣言する。その力、全ての時を読み解きこの世界を害する災厄より全てを守るために振るわれんことを!』
バルゴの言葉が終わるとヒカリの体が光りだす
と同時に俺の視界の右下に毎度お馴染みのメッセージが現れる
『ヒカリの魂にバルゴの力が追加されたため魂共鳴の能力を統合しました』
「これで継承は終わりね。ヒカリ、何が見えるかしら?」
バルゴ改めアイシャが訪ねる
「ここに円形に並ぶ14人の姿・・・・・ナナシの隣には私がいて反対には見たことがない女の子・・・・・多分この子も勇者だと思う・・・・それからクルスとクルスに似た女の子・・・・それ以外は知らない人だと思う」
「それが次のゾディアックってことか?」
「多分そうだと思う」
クルスが次のゾディアックなのか・・・・・
「あれ?」
一つおかしい事に気づく
「ゾディアックって俺は継承出来ないんだよな?じゃあなんで俺が入ってるんだ?それにどうしてシュシュがいないんだ?」
その言葉にヒカリもハッとしてシュシュの方を見る
「まぁ、その理由は直ぐにわかるだろう」
しかしシュシュはその事を予期していたのかゆっくりと頷いた
「後は・・・・・お前達自身が強くならなくてはな・・・・・・ゾディアック探しはこちらでやっておく、お前達はしばし修練に励め。正直今のままでは足手まといになってしまうからな」
そう言ってシュシュは俺たちに背を向けた
まるでこれ以上俺たちに語ることはないとでも言うように




