いざ 魔王城へ
「そう言えば魔王城ってどうやって行くんだ?」
よく考えれば俺は魔王城への行き方を知らない
「本当なら魔王城へと行くためには光の魂っていうアイテムか必要なの。そのアイテムを使って魔王城のある場所へと行けるわ」
「ん?どういうことだ?」
俺は今一意味を理解することが出来ず首を傾げる
「平たく言えば魔王城にはこの世界のどこからでも行けるんだよ。その光の魂を使えば魔王城のある場所に勝手に飛んでいくのさ」
「普通に歩いていくことはできないのか?」
「残念ながら魔王城はこの世界とは違う世界・・・・というか次元・・・・?まぁ、そんな感じのところにあってね。歩いては行けないんだよ」
「なるほどな・・・・・・」
納得はしたが理解はできなかった
「要するに光の魂ごないと魔王城には行けなくて光の魂を使えばどこからでも魔王城に行けるって考えたらいいよ」
ヒカリの分かりやすい説明でようやく理解する
「それで?その光の魂ってのは持ってるのか?」
「一応アリエスが持ってるはずだよ。魔王城に帰るために」
バルゴの言葉にアリエスが頷く
「一応私が持っているので今回はそれで魔王城へと案内しましょう」
そう言ってアリエスが懐から発光している球体を出した
「それでは行きますよ・・・・・・・」
アリエスが持っている球体の光が段々と眩しくなり視界が白に染まっていく
その光が収まると周りの景色がすっかり変わっていた
今は昼のはずなのに薄暗く、目の前には大きな黒い城かあった
「これが・・・・・・魔王城」
俺はそのあまりの大きさに驚いた
「ほら、ボーッとしてないで行くよ」
ヒカリが俺を引っ張って連れていく
「こっちです」
アリエスとバルゴが先頭に立って案内してくれる
「いる・・・・・・!」
大きな扉の前に来た途端にヒカリが震え出す
「ヒカリ?」
その様子にバルゴとアリエスがおかしな物でも見るような目でヒカリ
ではなく俺の方を見る
「なんともないのですか?」
どういう意味かはわからないがとりあえず俺は頷いた
「とりあえずいきましょう。魔王様 アリエスです。ヒカリ殿達を連れてきました」
「入れ」
「っ!?」
中から聞こえた声に一瞬ヒカリが反応する
「どうした?」
ヒカリに向かって問いかけるがヒカリは扉の方を凝視しているだけだ
そんなヒカリを気にはしながらも俺は開いた扉の先に進む
扉の先には玉座があり、そこには黒色長髪の優男が座っていた
「久しぶりだな・・・・・ヒカリ」
優男がヒカリに向かって話しかける
「兄さん・・・・・・?」
そのヒカリの言葉に俺はただ驚くことしかできなかった




