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絆糸交信(コネクトリンク)

俺とキャンサーは改めて向かい合っていた


何でだろう・・・・・負ける気がしない


「相変わらずお前たちは面白いな・・・・・絆の指輪をそこまで使いこなしているのは私の長い人生の中でも1組しかいなかった」


「ん?絆の指輪?」


指摘されて指輪を見ると俺の指輪とヒカリの指輪の間に細いがしっかりとした緑色の光の糸があった


「これは?」


キャンサーが説明してくれる


「絆の指輪は相手のことをどれだけ信頼しているかで使える能力が増えていくのだが・・・・」


今俺たちに起こっているこの現象は絆の指輪の確認されている限りの最上級の能力『絆糸交信(コネクトリンク)』という名前だそうだ


ちなみにその能力はその糸で結ばれた者同士の思考を一部共有することができるらしい


「それって便利なのか?」


今一実感がわかない


「戦ってみればわかる」


そういいつつキャンサーが剣を使って突っ込んでくる


しかし、俺にはなぜかその動きが完璧に見えていた


だから俺はすれ違うと同時に剣を一閃し、キャンサーを切り裂いた


「なんだこれ?」


とか言っている間にもキャンサーが後ろから切りかかってくるのがなぜかわかった


俺はその一撃をかわし更に剣で一撃


「ぐっ!」


なんだかキャンサーの動きがすごく分かりやすい


まるで距離をおいたもう一つの目で見ているように


そのまま無造作に横へと飛ぶ


次の瞬間ヒカリの放ったウォーターランスがキャンサーに突き刺さる


「終わりだ」  


後ろからキャンサーの首に剣を突き付け宣言する


「ふむ、確かに私の敗けのようだ」


これが絆糸交信(コネクトリンク)の能力・・・・・


キャンサーとの戦闘が終わり絆糸交信(コネクトリンク)の効果も切れた


「しかし、お前たちはどんな関係なんだ?」


キャンサーが問いかける


どんな関係ってそりゃあ


「大切な仲間だよ」


ヒカリも頷く


「大切な仲間・・・・・か・・・・ククク」


なぜかキャンサーが笑いだす


「何がおかしいんだよ」


「その絆糸交信(コネクトリンク)だがお前たち以外に使えてたただ一組はな、それは仲睦まじい夫婦で見てるこっちが胸焼けしそうなくらいだった」


「何が言いたいんだ?」


「いや、なんとなくだよ・・・・思わず思い出しちまったんだ。お前らが光の糸で繋がってるのを見てな」


よくわからない一言を告げるキャンサー


「とりあえず俺も魔王城に報告しに戻るか・・・・・」


そう言ってキャンサーは戻っていった


キャンサーがこの場を去ってからアリエスは結界を解除してこちらへと近づいてくる


「あなた方に伝えておきたい言葉がございます」


「伝えたい言葉?」


「えぇ、魔王様がヒカリ様がゾディアックの3人以上の試練を突破したら話せと言われております」


「それって俺は席をはずした方がいい?」


「いえ、問題ないかと。それでは魔王様の言葉をお伝えいたします」


そう言ってアリエスは語りだした

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