時間の狭間で
「稽古って一体何をするつもりなんだ?」
アクエリアスが来るのは明日、つまりは稽古をつけるといってもかなり短い時間になってしまう
そんな短い時間では録な特訓などできないだろう
「これを使って特訓をする」
そう言ってクリスが取り出したのは少し大きめの水晶玉のような物だった
「それは?」
「使い捨てのマジックアイテムだがこの辺りの時を歪め7倍の早さで時間が進む空間を作り出す」
つまり、残りの1日が7日に延びたってことかな?
「その時間を使って私がお前達を鍛えよう」
「なるほど・・・・でも、勝算はあるのか?」
相手は液化すると聞いている、つまり倒すことができる可能性が高いのは俺よりもむしろヒカリだ
要するに相手はやたらと強いスライムななれると言ったら分かりやすいだろうか?
物理も切断も効かず襲いかかってくる
正直俺は勝てないだろう
「君にはあの武器に魔法を纏わせる力があるじゃないか。あれを使えばおそらくアクエリアスにもダメージを与えられるはずだ」
そうだった、俺には魂共鳴があるんだった
「それで、一つ確認したいのだが、君がアクエリアスにとどめを刺したという魔法はなんだい?」
クリスがヒカリに尋ねる
「炎魔法と水魔法の合わせ技、『バーストエンド』です。でも今の私にはそれを使えるほどの魔法力もMPもありません」
「なるほど、バーストエンドか・・・・・それなら心配は要らないな」
「え?」
「とりあえず二人ともに渡すものがある」
クリスはそう言って俺たちに一つずつマジックアイテムを渡した
そして、そこから6日の間俺たちはクリスの元で修行をした
そして
「行くか・・・・・」
「うん」
俺とヒカリは頷きあい
目の前に立つアクエリアスに対峙した
「準備はもういいのかい?」
「わざわざ聞いてくれるなんて優しいんだな」
「でも、ありがとう。大丈夫よ」
俺は魂共鳴を発動し自分の刀に炎の魔法を付加する
隣ではヒカリが左手につけた指輪に水属性の魔力を込めていく
「さぁ、行くぞ!」
俺はアクエリアスに向かって飛び出して行った




