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転生エンジニア、隣国の友人と産業革命を始めます  作者:


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地下工業都市計画

トンネル補強工事も、いよいよ終盤に差し掛かっていた。

私はトンネル内部を歩きながら、その様子を見ていた。


壁面にはコンクリートアーチ。


床も整備され、以前の岩むき出しの状態とはまるで違う。


「いい感じね」


文官が横で頷く。


「ほぼ予定通りです」


トンネル自体の補強は、あと少しで完了する。


だが――工事はそれだけではない。

私は横を見る。

そこには、横穴トンネル。

地下空間の拡張工事だ。


「こっちは」


文官が説明する。


「かなり広がってきました」


私は頷いた。

横穴はどんどん拡張している。

巨大な空洞。

地下工場予定地。倉庫。

整備工場。


そして――線路を引き込む予定だ。


私は笑った。


「もちろん!線路通す為よ」


トンネル物流は、最終的には鉄道になる。

その為に地下拠点までレールを引き込む。

当然、横穴側にも補強工事が必要だ。


私は文官に言う。


「こっちも補強工事」


文官が頷く。


「了解です」


横穴が完成すれば、次の段階に入る。

私は地図を広げる。


地下工業区画。


そして言った。


「次は溶鉱炉」


文官が少し驚く。


「さらに増設ですか?」


私は頷いた。


「今の三倍」


現在使っている溶鉱炉。

それでもかなり大きい。


これから必要になる鉄の量を考えると――

足りない。

私は指で図面をなぞる。


「三倍サイズ」


「最低一基」


巨大溶鉱炉。

ここで鉄を大量生産する。


そして私は続けた。


「共通資材は全部ここ」


レール。鉄骨。機械部品。


共通で使うものは、こちらで一気に作る。

その方が効率がいい。

私は笑った。


「大量生産よ」


もちろん元から各領地にある工房はそのまま使う。

そこでは各領地の必要な物を作る。


役割分担だ。


私はトンネルを見上げた。


「うまく回るわね」


その時、私はふと気づいた。

天井付近。金属パイプ。

風が流れている。


「……あれ?」


私は指を差した。


「これ何?」


文官も見上げる。


「ああ」


そして言った。


「空調設備です」


私は少し驚いた。


「いつの間に?」


文官が答える。


「ゆき様の指示です」


私は思わず笑った。


「やるわね」


確かにトンネル内部。地下工場。

空気が悪くなりやすい。換気は必須だ。


私は腕を組む。


「気が利くわね」


どうやら向こうも、この地下拠点を本格的な工業都市にするつもりらしい。


私はトンネルを見渡す。


補強工事。空調設備。横穴拡張。

そして未来の地下工場。

私は満足そうに頷いた。


「順調」


そして小さく笑う。

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