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転生エンジニア、隣国の友人と産業革命を始めます  作者:


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並行する進展

「……思ったより早いわね」


私は作業報告を見ながら、小さく頷いた。

引越し生産ラインの移設。

ロイド型と小火器。どちらも――


「順調」


大きなトラブルもなく。

ほぼ計画通り。


「このまま行けば、スムーズに完了ね」


私は軽く息を吐いた。


「良かったわ」


無理に急げば崩れる。

だが今回は――


「いいバランス」


現場もよく回っている。

私は満足そうに頷いた。


「それと」


私は視線を変える。


山頂。電探設置地点。


「建物は?」


文官が答える。


「完成しております」


私は少しだけ笑った。


「早いじゃない」


風対策に雨対策。基礎も問題なし。


「これで設置できる」


私は即座に指示を出す。


「電探、組み立て開始」


「はい」


現地では既に作業が始まっている。

大型アンテナに制御装置。

一つ一つ組み上げられていく。

私は遠くを見ながら呟く。


「……上手く動くといいけど」


初の試み。未知の装置。


「一発成功は期待してない。動けば大きい」


それだけは確か。


「それともう一つ」


私は別の報告書を手に取る。


「一〇〇式機関短銃」


試作品が完成。

私はページをめくる。


「……へぇ」


試射結果に、問題なし。

作動良好で、精度も許容範囲。


「いいじゃない」


私は小さく笑った。


「ちゃんと形になったわね」


設計だけでは意味がない。

実際に動くかどうか。それが全て。


「合格ね」


文官が確認する。


「量産に移行しますか?」


私は迷わず頷く。


「ええ」


「地下の新ラインで」


移設したばかりの生産ライン。そこを使う。


「効率もいい」


他の武器とも統合できる。


「ちょうどいいタイミングね」


私は椅子にもたれた。

引越しに電探。新兵器。

全てが同時に動いている。


「……忙しいわね」


悪くない。むしろ。


「楽しい」


一つ一つが確実に積み上がっている。

私は小さく笑った。

地下都市は今。

複数の“成果”を同時に積み上げながら――次の段階へ進んでいた。

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