野暮用
「ただいま」
「お帰りなさいませ、お風呂準備できてますがお入りになりますか?」
「ああ、先にはいるよ。カストラは?」
「まだお帰りになってないですね」
「そうか」
そう言いお風呂に入った。
シャワーを浴びて湯船に浸かった。
まさか桐生の家族を殺した奴がセブンシンズだとは、これを伝えるべきかどうするか。
伝えるべきなんだろうが、伝えればいき急ぐのも目に見えている。
そんな考え事をしていると二十分くらい経ったのでお風呂から出てリビングに向かうとカストラが帰って来ていた。
「お帰り」
「ただいまです」
「友達出来たか?」
「はい、二人出来ました」
嬉しそうに報告するのが俺も嬉しくなる。
「友達もアニメとか漫画とか好きでそんな友達です」
「そうか、良かったな」
「はい」
「カストラ様もお風呂入って来てください」
「はい」
そうしてご飯を食べて床についた。
いつもなら夜遅くまで色々と考え事とかアニメなどを見るがそれでも、今は集中できそうになかったので、早めに寝た。
目が覚めたのは朝の七時だった。
随分と寝てしまった。
リビングに向かうと既にカストラが制服姿でご飯を食べていた。
「もう学校に行く時間か」
「あ、おはようございます。そうです」
「昨日はよく眠れたんですね?」
「まあ、そうかも」
「いつもあまり眠れないんですか?」
「まあ」
「藁のベットとか意外とおすすめですよ」
「えっと、考えとく」
意外な角度からのおすすめに驚きながら顔を洗ってご飯を食べていたら
「そろそろ時間ですよ」
「そうですね、行って来ます」
「ああ、行ってらっしゃい」
そうしてカストラは家を出て行った。
「大丈夫かな?」
ふとした疑問だった。
「私も昨日少し離れて見てましたけど大丈夫そうでしたよ」
「そうか、で、昨日どんな感じでゲートが開いたんだ?」
「急に警報が鳴ってモンスターが校内に現れたカストラ様に力を使わずに避難させて御影様が来られた感じですね」
「そうか、結局ゲートはどこから開いたか報告がなかったな」
「協会に連絡しますか?」
「いや、丁度知りたいこともあったから今から行く」
「かしこまりました、では車を準備します」
「いや、一人で行くよ」
「そうですか、なら送りますね」
「分かった」
そうして着替えて姫野さんに連絡して桐生と共に車で協会に向かった。
協会まで三十分程だが気掛かりなことが多すぎて直ぐに着いた。
「では私はここら辺に居ますので何かあれば連絡ください」
「分かった」
そうして協会に入った。




