吾妻編第61話 ここからが本丸
若林「あああああああッ!! トンネル内の超高速域!! 6位・腹切カナタに、イヨのGRスープラが仕掛けたアアアア!!!!」
ギュオオオオオオオオンッ!!
ズバババババッ!!
白いGRスープラが外側から並びかける。
対する赤いREVIVE86も、ターボを限界まで回して踏ん張る。
腹切カナタ「……来るか。」
イヨ「えっへん☆ カナタお兄ちゃん、ここからだよーっ!!」
二台はそのまま長いサイドバイサイドへ突入。
トンネルのオレンジ灯が高速で後方へ飛んでいく。
しかし後ろのリアが流れ出していく。立て直せないほどの荷重が86に襲いかかった。
ギャアアアアアアンッ!!
カナタの86が、ほんの僅かに外へ膨らんだ。
腹切カナタ「……アンダーか……ッ!」
その一瞬。イヨの瞳が光る。
イヨ「今だよー☆」
濃いピンク色の重力波動が、GRスープラの四輪を強く路面へ押しつける。
ズバアアアアアッ!!
どっしゃあああああああああああああああ!!!!!!
若林「イヨが前へ出たアアアア!!!!」
腹切カナタ「......ッく!」
若林「1キロ近い超高速ドッグファイト!!ついにGRスープラが赤い戦闘機を仕留めたァァァァ!!!!」
腹切カナタ「……ッ。」
イヨ「えっへん☆ イヨの勝ちーっ!」
イヨ「重力でタイヤをぎゅーって地面に押して、最後だけいっぱい踏んだんだよーっ!」
若林「エアリさん!!今の決着、何が起きたんですか!?」
エアリ「かなり明確ッス。」
エアリ「まずカナタくんの86、さっきから左フロントが厳しい状態だったッスよね。」
エアリ「高速域では真っすぐ走れても、ほんの少しステアリングを入れた瞬間、フロントタイヤに横方向の仕事が増える。」
エアリ「その時にグリップが足りなくなって、ノーズが外へ逃げた。今の小さなアンダーステアが決定打ッス。」
若林「でも、ほんの僅かな動きでしたよ!?」
エアリ「そこをイヨさんが見逃さなかったッス。」
エアリ「GRスープラ側は重力でタイヤの接地荷重を増やしてる。だから横に並んだ状態でも、カナタくんよりステアリング修正を小さくできた。」
エアリ「ステアリングを切る量が少ないぶん、タイヤのグリップを旋回じゃなくて加速へ回せるッス。」
ギュオオオオオッ!!
前方でGRスープラがさらに伸びる。
エアリ「カナタくんはアンダーを消すために、一瞬アクセルを戻してフロントを落ち着かせる必要があった。」
エアリ「でもイヨさんはその必要がなかった。」
エアリ「そのアクセル一回分の差を、そのままオーバーテイクに変えたッスね。」
若林「つまりパワーだけじゃない!!」
エアリ「そうッス。」
エアリ「カナタくんのタイヤ状態、ラインの揺れ、それから自分のトラクション能力。」
エアリ「全部が揃う瞬間まで横に居続けて、最後の一瞬だけ前へ出た。」
エアリ「これはかなり冷静な抜き方ッスよ。」
腹切カナタ「……完璧に待たれてたってことか。」
エアリ「しかもカナタくん、決して遅くないッス。」
エアリ「むしろ傷んだフロントで、あそこまで1キロ近く並び続けた方も相当ッスよ。」
腹切カナタ「……まだ終わってない。」
ぽんっ!!
ギュオオオオオオッ!!
86が再び加速する。
若林「順位更新!!」
若林「1位・内藤セリナ!!2位・フリス!!3位・クリスタ!!4位・山吹花!!5位・イヨ!!そして6位・腹切カナタ!!」
若林「トンネル出口は目前!!このトップ6、まだ誰ひとりとして勝負を諦めていないぞオオオオッッ!!!!」
若林「あああああああッ!! 非情だアアアア!!」
若林「トンネルストレート後半!! 腹切カナタのREVIVE86、そして伊藤翔太のスイスポが、トップ集団から徐々に離されていくウウウウ!!!!」
ギュオオオオオオッ!!
前方。
内藤セリナのR8、フリスのケイマンGT4、クリスタの488GTS、山吹花のWRX、そしてイヨのGRスープラ。
そのテールランプが、高速域で少しずつ遠ざかっていく。
腹切カナタ「……踏んでる。」
腹切カナタ「それでも離れるか……。」
伊藤翔太「クソッ……! 直線じゃどうにもならねえのかよッ!」
若林「圧倒的な最高速差!! カナタと伊藤翔太、優勝争いからはかなり厳しくなったかアアアア!!!!」
そして――。
トンネル出口。
一気に視界が開ける。
若林「ああああああッ!! その先には超大型ヘアピン!!」
若林「300キロ級から一気に減速だアアアア!!!!」
クオオオオオオオンッ!!
ギャアアアアアアンッ!!
トップのR8がイン側を押さえる。
内藤セリナ「ここは渡さないよッ!!」
だが。
その外側。
フリスのケイマンGT4が、ブレーキを僅かに遅らせた。
フリス「……。」
ギュガガガガッ!!
若林「フリス、大外だアアアア!!!!」
雪の残るアウト側ぎりぎり。
ケイマンがR8より高い旋回速度を維持したまま、外から一気に回り込む。
内藤セリナ「えっ!? そこから!?」
フリス「……行ける。」
ぽぉんっ!!
ごぎゃあああああッ!!
ミッドシップの軽い回頭性を使い、ケイマンが出口で一気に前へ。
若林「抜いたアアアア!!!!」
若林「絶対王者フリス!! 内藤セリナから首位を奪い返したアアアア!!!!」
内藤セリナ「……ッ!」
R8も立ち上がりで猛追する。
しかしケイマンはすでに次のラインを押さえていた。
若林「フミッパスライダー2で一度は王者を破ったセリナ!! しかし今度はフリスがアウト側の旋回速度で逆転!!」
若林「これが絶対王者の引き出しの多さかアアアア!!!!」
エアリ「今のフリスさん、かなり思い切ったッス。」
エアリ「セリナさんはインを押さえて、立ち上がりでR8の四駆を使う形だった。」
エアリ「だからフリスさんは、その勝負に付き合わなかったッスね。」
エアリ「ケイマンはミッドシップで旋回中のバランスがいい。大外を使ってコーナー半径を広げて、ブレーキを少し遅らせてもフロントへ無理を掛けずに向きを変えた。」
エアリ「つまりセリナさんの強い“出口加速”へ入る前に、旋回速度そのもので前へ出たッス。」
若林「なるほどォォォォ!!!!」
山吹花「……またフリスが先頭……!」
イヨ「えへへー☆ まだまだ終わらないねーっ!」
腹切カナタ「……やっぱり、簡単には落ちないか。」
そしてさらに下る。
雪雲が薄れ――。
差し込む光。
若林「おおおおおおおッ!!」
若林「ついに!! 吹雪区間を抜けたアアアア!!!!」
若林「視界が完全に回復!! 太陽の光が吾妻の路面を照らしているウウウウ!!!!」
その瞬間。
後方のR8から――。
内藤セリナ「……ふざけんなカスううううううう!!!!」
フリス「……。」
ほんの少しだけ、バックミラーを見る。
フリス「……口が悪い。」
それだけ。
再び視線を前へ戻した。
ぽぉんっ!!
ごぎゃあああああッ!!
若林「先頭は再び絶対王者フリス!!」
若林「2位内藤セリナ!! 3位クリスタ!! 4位山吹花!! 5位イヨ!!」
若林「吹雪は終わった!! ここからは完全なドライビング勝負!! 吾妻GT、残り区間へ突入だアアアア!!!!」
クリスタ・ニールセン「……馬鹿な。このタイミングで晴れるなんて。」
クリスタ・ニールセン「タイヤはかなり使っている……でも、ここからが勝負よ。逃がさないわ、ポルシェもアウディもッ!」
山吹花「……熱い。」
山吹花「WRXの四駆でずっと踏ん張ってきた分、タイヤが一気に来てる……ッ!」
山吹花「伊藤くん、見てて……。最後まで絶対に諦めないからッ!」
ギュオオオオオッ!!
腹切カナタ「……まずい。」
腹切カナタ「タイヤの摩耗が一気に激しくなってきた……!」
86のステアリングから、確かな手応えが少しずつ消えていく。
腹切カナタ「……スカスカだ。」
腹切カナタ「あと少しだけ持ってくれ……86。」
伊藤翔太「カナタ……!」
伊藤翔太「俺も最後まで行くぞ!!」
若林「太陽の下、吾妻GTは完全な最終決戦!!」
若林「1位フリス!!2位内藤セリナ!!3位クリスタ!!4位山吹花!!5位イヨ!!」
若林「しかしその後方――腹切カナタが再び仕掛けるウウウウ!!!!」
ギャアアアアアアッ!!
若林「うおおおおッ!? カナタ、イン側へ異常なほど寄せた!!」
イヨ「えっ!?」
次の高速コーナー。
カナタはグリップの残っていない86を、雪解け水の残るイン側ぎりぎりへ運ぶ。
そして――。
ガッ!!
右側のタイヤが側溝の縁へ落ちる。
ガガガガガッ!!
腹切カナタ「……ここだッ!」
車体が大きく沈み込む。
通常なら外へ逃げるはずだった遠心力を、側溝の段差が物理的に受け止める。
そのまま86が強引に旋回。
ギャアアアアアアンッ!!
若林「溝を使ったアアアア!!!!」
若林「タイヤのグリップが足りないなら、コースそのものを使って曲げる!!」
若林「REVIVE86、イヨのGRスープラへ再び並んだアアアア!!!!」
イヨ「そんなっ!?」
イヨ「カナタお兄ちゃん、溝にタイヤ引っ掛けたの!?」
濃いピンク色の重力波動が路面へ広がる。
だがカナタの86は、タイヤの接地力だけで旋回しているわけではない。
側溝そのものを支点にして、無理やり向きを変えている。
エアリ「これは凄いッス!!」
エアリ「カナタくん、完全にタイヤの限界を理解してる!」
エアリ「普通ならアンダーステアが出た時点でアクセルを戻すしかない。でも今は、それをやったらスープラには絶対追いつけないッス!」
エアリ「だから側溝の段差へタイヤを落として、横方向の力をタイヤだけじゃなく道路側にも受け持たせた!」
若林「つまりグリップ不足そのものを、物理的に補ったのかアアアア!?」
エアリ「そうッス!」
エアリ「ただしリスクはかなり高い。サスペンションにもホイールにも一気に衝撃が入る!」
エアリ「でも今のカナタくんには、それしかイヨさんを抜く方法がなかったッス!」
ガッシャアアアッ!!
86が側溝から跳ね上がる。
そしてその反動を利用して、一気に前へ。
ズバアアアアアッ!!
若林「抜いたアアアア!!!!」
若林「腹切カナタ!!GRスープラを再逆転!!5位へ戻ったアアアア!!!!」
イヨ「えええええっ!?」
イヨ「そんなのずるいよーっ!! 重力で地面にぎゅーってしてたのにーっ!!」
腹切カナタ「……悪いな。」
腹切カナタ「タイヤが死んでるなら、使えるもの全部使うだけだ。」
ぽんっ!!
ギュオオオオオオッ!!
赤い86が再び前を追う。
エアリ「これ、かなりカナタくんらしい抜き方ッスね。」
エアリ「パワーでもグリップでも負けてる。」
エアリ「それでもコース形状を読んで、自分に残された武器だけでひっくり返した。」
エアリ「ただ――この代償は大きいッス。」
エアリ「もう86のタイヤも足回りも、本当に限界近いですよ。」
腹切カナタ「……分かってる。」
腹切カナタ「それでも、まだ前がいる。」
若林「執念のREVIVE86!!」
「壊れるのが先か!!チェッカーへ届くのが先か!!」
「腹切カナタ、ここから再びトップ4を追うウウウウ!!!!」
おまけ
フリスは、コンビニのドリンク棚の前で立ち止まった。
そこには、いろんな色のスムージードリンクが並んでいる。
ピンク。
紫。
緑。
黄色。
フリスは、じっと見つめた。
フリス「……飲み物なのに……どろどろしてる……」
フリス「……水なの……?」
フリス「……アイスなの……?」
フリス「……どっちつかず……」
フリスは少しだけ眉を寄せた。
フリス「……優柔不断な飲み物……」
近くにいたサテラが、嫌な予感を覚えて振り向いた。
サテラ「フリスちゃん?それはスムージーだからね?普通に飲むやつだからね?」
フリス「……スムージー……」
フリス「……すむーじー……」
フリス「……すむ……じい……?」
フリス「……おじいちゃん……?」
サテラ「違う違う違う!!」
フリスは、ピンク色のスムージーを手に取った。
フリス「……この子……我に似てる……」
フリス「……ピンクで……冷たそう……」
フリス「……でも、まだ甘さが浅い……」
サテラ「飲み物に人生経験求めないで!?」
フリスはそのまま、スムージードリンクに向かって、そっと息を吹きかけた。
ふぅ……。
容器の表面に、淡い青紫の霜が咲いた。
中身が、ゆっくりと固まっていく。
フリス「……進化……」
フリス「……スムージーから……アイスムージー……」
サテラ「それ、ただ凍らせただけじゃん!」
フリス「……違う……」
フリス「……我の吐息入り……」
フリス「……高級……」
サテラ「勝手にプレミアム化しないで!」
フリスは今度、紫色のスムージーを手に取った。
フリス「……これは……我の氷に近い……」
フリス「……青紫……」
フリス「……仲間……」
フリス「……でも、冷蔵棚にいる……」
フリス「……まだ修行中……」
サテラ「飲み物に弟子設定つけないで!」
フリスは真顔でうなずいた。
フリス「……我が鍛える……」
サテラ「やめなさい」
フリス「……一流のスムージーにする……」
サテラ「飲み物だから!レーサーじゃないから!」
フリスはスムージーを両手で包み込んだ。
しゅうう……。
淡いピンクと青紫の冷気が、容器の中へ染み込んでいく。
中身はどんどん冷え、やがて表面に小さな氷の結晶が浮かび始めた。
フリス「……見て……」
フリス「……スムージーが……考えてる……」
サテラ「考えてないよ!凍ってるだけだよ!」
フリス「……凍ってる時は……だいたい考えてる……」
フリス「……我も、ぼーっとしてる時……だいたい凍ってる……」
サテラ「それはたぶん寝ぼけてるだけ!」
フリスは、スムージーのフタをじっと見る。
フリス「……振ってから飲む……って書いてある……」
フリス「……つまり……戦う前に気合を入れる……」
サテラ「違う!混ぜるだけ!」
フリス「……わかった……」
フリスはスムージーをそっと持ち上げた。
そして、ものすごくゆっくり振り始めた。
ぽす……。
ぽす……。
ぽす……。
フリス「……がんばれ……」
フリス「……中の果物たち……」
フリス「……団結して……」
サテラ「応援するものじゃないんだよ!?」
フリス「……果物にも……チームワークが必要……」
フリス「……バナナ、いちご、ブルーベリー……」
フリス「……全員、前へ……」
サテラ「レース実況みたいに言うな!!」
フリスは満足そうに、凍りかけたスムージーを抱えた。
フリス「……これで……我のスムージーGT4……」
サテラ「また車にする!」
フリス「……コーナーに強い……」
サテラ「飲み物が曲がるな!!」
そしてフリスは、なぜかスムージーを二本抱えて、そのままレジへ向かった。
店員「いらっしゃいませー」
フリス「……これ……」
フリスは凍りかけのスムージーを、そっとレジ台に置いた。
店員「……あれ?これ、なんかすごく冷えてますね」
フリス「……育てた……」
店員「育てた?」
フリス「……我の弟子……」
店員「え?」
サテラ「すみません!!普通に会計お願いします!!」
店員が苦笑いしながらバーコードを読み取る。
ピッ。
ピッ。
店員「合計で三百八十円です」
フリス「……三百八十……」
フリス「……数字、つよい……」
サテラ「普通の金額だよ!」
フリスはもこもこの袖の中から、ゆっくり財布を出した。
小銭を探す。
一枚。
二枚。
そしてなぜか、雪の結晶が一枚出てきた。
フリス「……あ……」
店員「えっ、冷たっ」
フリス「……お金じゃなかった……」
サテラ「当たり前だよ!!」
フリスは今度こそ硬貨を出して、店員へ渡そうとした。
そのとき。
フリスの指先が、店員の手にふわっと触れた。
しゅう……。
一瞬、レジ前の空気が甘く冷えた。
店員「ひゃっ……!?」
店員の手のひらに、淡い青紫の霜がふわりと広がる。
痛くはない。
でも、まるで綿菓子を凍らせたような、甘いコットンアイスの膜が指先を包んでいく。
店員「え、えっ!?手が……なんか……アイスみたいに……!」
フリス「……あ……」
フリス「……また、やった……」
サテラ「またって何!?常習なの!?」
フリスは少し考えてから、真顔で店員の手を見つめた。
フリス「……おつりが……冷えないように……」
サテラ「いや逆!!冷やしてる!!」
店員の手には、淡いピンクの雪と青紫の氷が薄くまとわりついていた。
指を動かすと、しゃり……と小さな音がする。
店員「あ、でも……なんか甘い匂いする……」
フリス「……我のコットンアイス……」
フリス「……レジ限定味……」
サテラ「限定販売するな!!」
フリスは慌てるでもなく、のんびりと店員の手に向かって小さく息を吹いた。
ふぅ……。
冷気が少しだけ弱まり、氷はふわふわの雪になってほどけていく。
店員「も、戻った……」
フリス「……よかった……」
フリス「……店員さんの手……スムージーにならなかった……」
サテラ「なるわけないでしょ!!」
フリスは会計を終えると、凍りかけのスムージーを大事そうに抱えた。
フリス「……買えた……」
フリス「……我の弟子……二本……」
サテラ「だから弟子じゃないって!」
フリスはコンビニの自動ドアの前で立ち止まり、スムージーを見つめた。
フリス「……帰ったら……名前をつける……」
サテラ「飲むんじゃないの!?」
フリス「……一本目は……スム太郎……」
サテラ「また太郎!?」
フリス「……二本目は……冷やしじい……」
サテラ「スムージーからおじいちゃん離れて!!」
フリスは少しだけ満足そうにうなずいた。
フリス「……我、今日はいい買い物をした……」
フリス「……スムージーを育てて……」
フリス「……店員さんの手も……ちょっとアイスにした……」
フリス「……完璧……」
サテラ「全然完璧じゃない!!」
フリスはケイマンGT4のドアを開ける。
助手席には、前に置いたカチコチの冷やし中華。
フリスはそこへ、凍りかけスムージー二本をそっと並べた。
フリス「……仲良くしてね……」
サテラ「食べ物を車内で交流させないで!!」
フリス「……我のケイマン……」
フリス「……今、ちょっとコンビニみたい……」
サテラ「それはもう本当に意味がわからない!!」
フリスは静かにシートベルトを締め、ハンドルを握った。
フリス「……出発……」
フリス「……次は……冷凍パスタを見に行く……」
サテラ「絶対やめろおおおお!!」




