米沢編第50話 鳩峰峠とR35vsVAB!!!
K387
若林「そして、赤い戦闘機の3秒先に、、、
腹切カナタの視界に再びGR SUPRAを捉えましたァァァ!!!!!
濃霧と豪雨の帳の向こう側、白い重力波動が闇を切り裂く!!
3位カナタ、ついに2位イヨの背中を、その牙の射程に収めたァァッ!!」
腹切カナタ「……見えた。白いスープラ……イヨッ!!
NA(自然吸気)の時とは違う……このREVIVE 86の心臓なら、
お前の重力操作を振り切って、その懐に飛び込めるッ!!」
先行するイヨは、バックミラーに映る赤い光を「えっへん☆」と笑い飛ばすように、
さらに深くアクセルを叩きつける。彼女の周囲に広がる濃いピンク色の波動が、
路面の水を強制的に排除し、路面に強烈な重圧を生み出す。
イヨ「えっへん☆ カナタくん、また追いかけてきたの〜?
でも少しだけ“壊す側”の私には、その86の叫びが心地いいメロディに聞こえるよ☆
私の後ろで、もっともっと、もがいて見せてよねッ!!」
若林「火花を散らす2位争い!!
重力を操る少女と、路面を読み切る不屈の男!!
鳩峰峠の極細セクションで、二つの魂が激突するゥゥッ!!」
若林「マヒロさん! これ、、、GR SUPRAか86... どっちがヘアピンのスピードエントリーが速いと予測できるのでしょうか!?」
マヒロ「うわぁぁぁーっ☆ 若林さん、そんなの決まってるよーっ☆!!
物理法則を『えっへん☆』って無視しちゃうイヨちゃんのスープラは、
ピンク色の重力波動で路面を無理やり掴んでるから、
普通ならコースアウトしちゃう速度でも曲がれちゃうんだよーっ☆!!」
マヒロの声が、興奮でさらに一段高くなる。
マヒロ「でもでもーっ☆!! カナタくんの86も負けてないよーっ☆!!
あのREVIVE 86は、エンジンのパワーだけじゃなくて、
カナタくんの『路面の声を聴く力』が合わさって、
タイヤの限界ギリギリのところで氷の上を滑るみたいに突っ込んでるの!!」
若林「……ということは、どちらが速いんですか!?」
マヒロ「エントリー速度だけなら、重力を操るイヨちゃんが有利☆
でも、その『重さ』をいなして最短距離を駆け抜ける閃光になれるなら、
カナタくんにだって一瞬の勝機はあるよーっ☆!!
さあ、二人とも、ヘアピンでドッカーン☆って火花を散らしちゃえーっ☆!!」
若林「マヒロさん! これ、、、GR SUPRAか86... どっちがヘアピンのスピードエントリーが速いと予測できるのでしょうか!?」
マヒロ「うわぁぁぁーっ☆ 若林さん、そんなの決まってるよーっ☆!!
物理法則を『えっへん☆』って無視しちゃうイヨちゃんのスープラは、
ピンク色の重力波動で路面を無理やり掴んでるから、
普通ならコースアウトしちゃう速度でも曲がれちゃうんだよーっ☆!!」
マヒロの声が、興奮でさらに一段高くなる。
マヒロ「でもでもーっ☆!! カナタくんの86も負けてないよーっ☆!!
あのREVIVE 86は、エンジンのパワーだけじゃなくて、カナタくんの『路面の声を聴く力』が合わさって、タイヤの限界ギリギリのところで氷の上を滑るみたいに突っ込んでるの!!」
若林「……ということは、どちらが速いんですか!?」
マヒロ「エントリー速度だけなら、重力を操るイヨちゃんが有利☆
でも、その『重さ』をいなして最短距離を駆け抜ける閃光になれるなら、
カナタくんにだって一瞬の勝機はあるよーっ☆!!
さあ、二人とも、ヘアピンでドッカーン☆って火花を散らしちゃえーっ☆!!」
若林「おっとォ!? シロンの挙動がわずかに乱れたかッ!!
古田のりあきのMR-Sが真横に並び、まさに追い抜こうというこの刹那!!
坂田五郎丸選手、一体何を考えているんだァァッ!!?」
坂田五郎丸「......それにしてもゲームしたくなってきたな、もう少ししたらソシャゲのガチャ更新あるんだよな、、、、グフフ」
豪雨の鳩峰峠、視界ゼロの死線。
ステアリングを握る坂田の手は、無意識にスマートフォンのタップを
シミュレートしていた。限定キャラの排出率、天井までの石の数……。
1500馬力の咆哮よりも、ガチャの確定演出音が脳内を支配するッ!!
坂田五郎丸「グフフ……今回の新キャラは絶対に引く。そのためには、こんな峠でモタモタしてられないんだよッ!!
悪いな黄色い豆粒、俺は早くゴールして端末を握らなきゃならんのだッ!!」
古田のりあき「……な、なんだ!? あのシロン、急にエンジン音が変わったぞ!?
リズミカルな加速……いや、これは……欲望の律動かッ!!?」
若林「信じられない!! 坂田五郎丸、ガチャへの執念だけで再加速!!
MR-Sを力ずくで押し戻し、シロンが再び吠え始めましたァァッ!!」
若林「えええぇぇぇーっ!? 信じられない光景ですッ!!
22位を走行中だった坂田五郎丸のブガッティ・シロンが、ヘアピンの出口で突如としてスピン……いや、これは鮮やかな180度ターンだァァ!!」
坂田五郎丸「いや、、、一旦帰ってパソコン開くのもいいかもな、、、、シロンならすぐ帰れるだろ。スマホの回線じゃ、あの最高レアの演出を
ラグなしで拝むことはできないからな……。
待ってろよ俺の嫁ッ!!」
若林「坂田五郎丸が戦線離脱!!!!
世界最速のハイパーカーが、レースを捨てて逆方向に爆走していきます!!
目的は……自宅のパソコン前への最短帰還ッ!!
なんという身勝手、なんというソシャゲへの執念だァァッ!!」
古田のりあき「……えっ? おい、逃げるのか!?
俺のMR-Sとの勝負はどうしたんだよッ!!
あんな速い車で逆走されたら、危なくてしょうがねえだろォッ!!」
マヒロ「あははーっ☆ 五郎丸くん、行っちゃったーっ☆
でもシロンなら、今から帰ればガチャ更新の1分前にはログインできるかもねーっ☆!!
頑張れーっ☆ 爆死しないでねーっ☆!!」
坂田五郎丸「早く帰って原神のコロンビーナガチャ当てに行くぞ〜☆☆☆
完凸(フル凸)させるまで俺のシロンは止まらねえッ!! 待ってろよ少女ォォッ!!」
若林「坂田五郎丸! 完全にリタイヤァァァ!!!!!
たかがゲームの為に……たかがガチャの為だけに、数億円のマシンで逆走リタイアしたんですよォォ!!!
プロとしての自覚はないのかッ!! マヒロさんも何か言ってやってください、、、、、ッ!!!」
マヒロ「わー! いいなー!! コロンビーナちゃん可愛いもんねーっ☆
ボクも聖遺物厳選で徹夜しちゃう気持ちわかるよーっ☆
ねぇねぇ、後で中継と片付け終わったら一緒にやろうよ坂田五郎丸くーん☆」
若林「ダメだァァァ!!!! 類は友を呼ぶなッ!! 実況席にまともな人間はいないのかァァッ!!」
黒川海斗「……原神だと? あいつ、そんなことのために俺の横をあの速度で駆け抜けてったのか!? ふざけんなッ!! ガチャ引く前にそのシロンのエンジンブローさせてやろうかッ!!」
相川律「……いや、黒川。落ち着け。コロンビーナ実装なら……離脱する気持ちも、分からなくはない……(アザだらけの顔で遠い目)」
黒川海斗「お前もかよォォッ!!」
山吹 花「何してんねんドイツもコイツもォォォォォ!!!!」
WRX STIのコクピット内で、山吹 花の怒声が無線を通じて全車に響き渡る。
覗きでボコボコにされる相川に、ガチャのために逆走する坂田。
命を懸けて峠を攻めている彼女にとって、今の状況は「神聖なレース」への冒涜以外の何物でもなかった。
山吹 花「自分ら、ここをどこや思てんねん!! 遊びで走ってるんちゃうぞォォォォッ!!
特に坂田ァァァァ! シロンなんかが逆走なんかしたら、後続が危ないやろがッ!!」
怒りに燃える山吹 花のドライビングが、より一層鋭さを増す。
スバルブルーの機体は、怒濤のトラクションで路面をねじ伏せ、前方の腹切 カナタとの距離を強引に詰めにかかる!!
山吹 花「まともな奴が一人もおらんのかいなッ!!
もうええ、私がこの荒れ果てたレースを根性で叩き直してやるわッ!!
カナタ! 伊藤! 覚悟しときやァァッ!!」
若林「お、おぉぉ……!! 山吹 花選手、怒りのフル加速!!
仲間を守る意識が、今は『不届きな連中への鉄槌』へと変わりましたッ!!
4位のWRXが、3位腹切 カナタを飲み込まんとする勢いですッ!!」
山吹 花とセシルの間に、、、黒いエボの影が、、、、!!!!
豪雨の闇を切り裂き、死んだはずの死神が、地獄の底から這い上がってきたッ!!
黒川海斗「待たせたなァァァ!!!!!
俺がいない間に、安っぽい正義ごっこで盛り上がってんじゃねえぞォッ!!」
黒川海斗 復活!!!
執念で再始動させたランエボIX MRが、牙を剥いて伊藤のスイスポに激突する!!
ガシャアアアアアアアンッッ!!!
花「黒川ァァァァァァ!!!!!
伊藤のスイスポ潰して...クレアまでクラッシュさせてェェェェェェェ!!!!!!」
吹っ飛ぶ黄色いスイスポと、ガードレールに叩きつけられるデビルカラーのGT-R。
仲間の惨状を目の当たりにした花の理性が、ついに完全に崩壊した。
花「アンタァこのまま絶対に走らせられねェェよォォォォォォォォ!!!!!!!」
ドガアアアアァァァァン!!!!!
怒りに燃えるスバルブルーの機体が、横から黒川のエボに文字通りの「横スマッシュ」を叩き込む!!
鋼鉄と鋼鉄が火花を散らし、鳩峰峠の細い道で二台がもつれ合う!!
花「下に降りたらみんなでその顔面潰してやるから覚悟しておけェェェェェ!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオン!!!!
黒川「......!! しゃらくせぇェェ!!!
俺が最速だと言ったはずだ! 仲間だの絆だの、そんなもんで俺が止まるかよォッ!!」
若林「戦慄!! 復活の黒川海斗、まさに『暴走期』全開ッ!!
そして山吹 花、仲間を傷つけられた怒りで、WRXを凶器に変えてエボを圧殺しにかかるゥゥッ!!」
若林「出たアアアア!!!!
山吹花の横スマッシュゥゥゥゥ!!!!!!
もはやこれはモータースポーツではないッ! 峠の制裁だァァァッ!!」
ドガァァァァァァァァンッ!!!!!
山吹 花「自分さえ良ければそれでいいの!?
伊藤くんやクレアの邪魔をして……
一度リタイアしたなら、大人しくそこで見ていなさいッ!!」
WRX STIの強靭なボディが、黒川のエボのサイドに真っ向から激突する!
タイヤが悲鳴を上げ、アスファルトの上で二台のモンスターが火花を散らしながら
横滑りしていく。ガードレールまであと数センチ!!
黒川 海斗「……チッ!! なんてパワーだ……ッ!!
だが、この程度で俺の『最速』という誇りが折れると思うなよォッ!!」
山吹 花「逃がさない……絶対に逃がさないから。
下に降りたらみんなで潰してあげるって言ったでしょ。覚悟しなさいッ!!」
花は感情に任せて叫ぶのではなく、冷徹なまでの決意を込めて言い放つ。
四輪駆動の圧倒的なトラクションを全て「横方向の圧力」に変換し、
黒いエボをガードレールへと圧殺しにかかる!!
ドガァァンと黒川を圧殺していた花に、無線の向こうから信じられない声が届く。
クレア「ザマァなのじゃ〜〜☆ 引っかかった引っかかったー☆☆」
山吹 花「……は?」
花の思考が停止した瞬間、目の前の細いダウンヒルの先に、本来そこにあるはずのない公式のレッカー車と運営車両が道を塞ぐように現れた。
運営「山吹 花さん、、、一旦停止してください!!!!
先ほどのアグレッシブな接触走行に違反の可能性があるとの事なので、
再車検をその場でします!! 直ちに停車を!!」
山吹 花「……はァァァ!!!?? ちょっと待って、黒川が先に……!!」
しかし、運営の命令は絶対だ。花が呆然とブレーキを踏まざるを得ない横を、
クレアのGT-Rが、そして先ほどまで追い詰めていた黒川のエボが、
あざ笑うかのように加速して駆け抜けていく。
クレア「あーあ、正義の味方は大変なのじゃ☆
そのままそこで大人しく、車検官のおじさんとお喋りしてるといいのじゃ〜☆」
山吹 花「……嘘でしょ……。私が、あんな見え透いた……ッ!!」
若林「あぁぁーっと!! 山吹 花、まさかの運営ストップ!!
クレアの狡猾なトラップに嵌まり、順位を大幅に落としてしまいましたァァ!!」
クレア「やったなのじゃ〜!!! 我は最強なのじゃ〜☆」
無線越しに響くクレアの勝ち誇った声。その特徴的な「のじゃ」という笑い声を聴いた瞬間、山吹花の脳裏に過去の忌まわしい記憶がフラッシュバックする。
花「アンタかァァァ!!!!!!! この前の芦ノ湖でもストップさせられた原因はァァァ!!!!?? 全部アンタが裏で手を引いていたっていうの!?」
クレア「気づくのが遅いのじゃ☆ 運営を動かすのも、ルールを作るのも、全ては我の思い通りなのじゃ〜☆ さて、車検で足止めされている間に、さらなる絶望をプレゼントするのじゃ!!」
花「何をするつもり……っ!?」
クレア「とりあえず幅寄せしてブラックホールでも食らうのじゃー☆ 闇の底で、自分の無力さを呪うがいいのじゃッ!!」
クレアのGT-Rが急激に挙動を変え、隣を走るマシンに強引な幅寄せを仕掛ける!
その瞬間、GT-Rの周囲の空間が歪み、漆黒の重力塊――「ブラックホール」が出現したッ!! 逃げ場のない鳩峰峠の細い道で、光さえも吸い込む闇が口を開ける!!
若林「な、なんだアレはァァッ!!? クレアのGT-Rから黒い渦が発生!!
後続車が吸い込まれていくゥゥッ!! 物理学を嘲笑うかのような超常現象だァァッ!!」
運営「再車検終わりました。異常なしです。コースに復帰してください」
山吹 花「……異常なし? 当たり前でしょ!!
そんなことより、速くいかせてェェ!!!!!」
運営の制止を振り切るように、花はクラッチを蹴り飛ばした。
その瞬間、スバル伝統のEJ20水平対向エンジンが、鳩峰峠の山々に
雷鳴のような排気音を響かせるッ!!
ドゴオオオオン!!!!
圧倒的なパワーと、WRX STIの熟成された4WDシステムが豪雨の路面を力強く掻きむしる。車検停車で冷えかけたタイヤを
怒りの熱量で無理やりグリップさせ、彼女は再び戦場へと飛び込んだ!!
山吹 花「クレア……! あなたが運営を使って私を止めたこと、
そしてあの訳のわからないブラックホールで仲間を苦しめていること……
全部まとめて、その歪んだプライドと一緒にぶち抜いてあげるッ!!」
若林「さあ、お待たせしましたァァッ!!
『激怒の守護神』山吹花、再車検を終えてコース復帰!!
EJ20エンジンの鋭すぎる加速で、瞬く間に前走車との距離を詰めていく!!
この勢いはもはや誰にも止められないィィッ!!」
若林「出たアアアア!! 信じられない!!
ブラックホールの引力を逆手に取ったのかッ!?
山吹花がR35の前を飛び出すゥゥゥゥ!!!!!!」
クレアのGT-Rが展開する漆黒の渦。後続車が次々とその重圧にラインを乱される中、花のWRX STIだけは違った。
彼女はあえてブラックホールの中心から最も離れた「アウトコース」を選択。
ガードレールを削るほどの超極限ラインで、遠心力と引力をEJ20のパワーで相殺させ、弾丸のように加速したッ!!
クレア「外からじゃと、、、ッ!!??
我のブラックホールに吸い込まれないどころか、加速の踏み台にしたというのかッ!?」
山吹 花「……終わりよ、クレア!!
あなたがルールを歪めるなら、私は走りでその歪みを正すだけ!!」
WRXのリアが激しくスライドし、R35のフロントノーズを掠めるようにして前へ出る。
サイドミラー越しに見えるクレアの驚愕の表情を置き去りにし、
青い閃光が鳩峰峠の闇へと消えていく!!
若林「抜いたァァッ!! 山吹花、クレアを撃破!!
車検停車という絶望から立ち上がり、ついに自力で順位を奪い返しましたッ!!」
山吹 花が鮮やかに抜き去り、勝利を確信したその直後!!!!
クレア「食らェェ!!!! ブラックホール・アターック!!!!」
R35のフロントノーズから、凝縮された漆黒の重力エネルギーが爆発的に放出される。それは回避不能な速度で、WRXのリアバンパーを「捕食」するように激突したッ!!
ガッ、、、!
山吹 花「く、、、、っ!! 何……これ、ハンドルが……ッ!!」
衝撃と共に、WRXの周囲の空間が捻じ曲がる。タイヤが地面を掴んでいるはずなのに、まるで底なし沼に引きずり込まれるような感覚。スピンを免れようと花が必死にカウンターステアを当てるその横を、GT-Rが嘲笑うようにすり抜けていく。
クレア「お先なのじゃー☆ Rが簡単に抜かれないのじゃー☆☆ 闇に飲まれて、そこでタイヤでも空転させているがいいのじゃッ!!」
若林「あぁぁーっと!! クレア、禁断の直接攻撃ッ!!
ブラックホールを衝突エネルギーに変換し、山吹花のWRXを弾き飛ばしたァァ!!
山吹花、再びクレアの後塵を拝する形になりますッ!!」




