米沢編第44話[重要^///^] 黒川の横暴!山吹花激怒!
K381
若林「ウラカンですら例外ではなかったようなのかァァァァ!!!!
いや、もう実現してしまったアアアア!!!!
伊藤翔太が7位!!! さらにクレアに並んだぞォォォ!!!!」
セシル「そんな、なんて卑劣なことを......
アナタ! 紳士じゃありませんわッ!!!!」
伊藤「……それはどうかな? 峠に紳士なんて必要ねえんだよッ!!」
ひっそりと、だが確実にリアタイヤを溝に落とし、遠心力をグリップに変えてウラカンを置き去りにした伊藤。
だが、その視界に入ってきたのは、黒川に執拗にぶつけられ、メタリックパープルの塗装が剥げ落ちたクレアの無惨なGT-Rだった。
花「伊藤くん!!!」
伊藤「花、、、、、、ッ!!!!」
黒川「ケッ、、、! 誰かが来たと思いきやスイスポかよ....伊藤ォ、、、、覚悟はいいだろうなァァ、、、、、??
松島で食い残した分、ここでじっくりと噛み砕いてやるよ……ッ!!」
ボロボロのクレア車と、狂気に満ちた黒川の笑み。
伊藤の胸の中で、冷たい静寂が爆発的な怒りへと変わる。
伊藤「……テメェ、女相手にどこまで腐ってやがる……ッ!!!車を……道具を何だと思ってやがるんだ……ッ!! ……クソがアアアアアアア!!!!!!」
若林「覚醒!! 伊藤翔太の咆哮が茂庭の闇を震わせる!!
怒りに燃えるチャンピオンイエローが、狂犬・黒川のエボXへ、文字通り『弾丸』となって突っ込んでいくゥゥッ!!」
若林「その後方でも波乱だァァァッ!!!
伊藤乎太郎のパガーニ・ウアイラが、ついに森下遊矢を抜き去ってしまうゥゥゥゥ!!!!!
16位から一気にジャンプアップ! そのまま高橋勇太のNSXに並んだァァァッ!!!!」
森下「な、なんだあの加速……ッ!?
俺の吹雪を力ずくで引き裂いていきやがった……!!」
乎太郎「……芸術を理解せぬ者に、この風は止められない。
高橋、君のNSXも素晴らしいが……パガーニの領域にまでは届かないッ!!」
チタン製マフラーから奏でられる「ソプラノの咆哮」が、夜の茂庭に響き渡る!
乎太郎はアクティブ・エアロを自在に操り、NSXのスリップストリームから
カミソリのような鋭さで横へ並びかけたッ!!
若林「並走だァァッ!!
日本の至宝・NSX vs イタリアの芸術・ウアイラ!!
賞金圏内15位のデッドラインを巡って、
一億円超えのハイパーカーが牙を剥くゥゥッ!!」
マヒロ「きゃあぁぁっ☆
乎太郎さん、ずっと静かだったけど、ここで一気に来たねーっ☆!
森下くんも頑張ったけど、パガーニの地力に圧倒されちゃったみたいだよぉーっ☆!!」
若林「そこにッ!!! さらに後方から紅蓮の猛獣が襲いかかるッ!!
古賀加奈子のBMW M5が、なんと1500馬力の巨神、シロンをオーバーテイク!!
そのまま森下遊矢のRX-8の背後へと、牙を剥いて迫りますゥゥッ!!」
坂田「な、なんだあのセダンは……!
このシロンの加速についてくるどころか、インを刺してきやがっただと……ッ!?」
古賀「……フン、1500馬力が聞いて呆れるわね。
この茂庭のタイトなセクションじゃ、そのパワーはただの重荷でしかないわッ!
森下……次は貴方の番よ。その『吹雪』ごと、私のV8で焼き払ってあげる!!」
M5の巨体が、シロンの横を猛烈な風圧と共に駆け抜ける!
古賀は一切の迷いなくアクセルを踏み抜き、
賞金圏内から脱落したばかりの森下を、さらなる深淵へと突き落とそうとしているッ!
若林「抜いたァァ!! 古賀加奈子、ついに17位浮上!!
15位の伊藤乎太郎と高橋勇太、そして16位の森下……。
賞金圏内を巡る『15位前後の壁』が、今もっとも熱い戦場となっているゥゥッ!!」
@Mパワー狂: 「シロンを食った!? 加奈子さん、マジでバケモノかよww」
@森下ファン: 「森下、後ろからまたヤバいのが来たぞ! 踏ん張れ!!」
@峠の物理学: 「茂庭の勾配と道幅じゃ、シロンは全開にできない。そこを狙った古賀の勝負勘は鋭いな」
@賞金ライン観測所: 「勇太、乎太郎、森下、そして古賀……。この4人の誰が15位に残るんだ!?」
@マヒロの絶叫: 「きゃあぁぁっ☆ 古賀さんのM5、後ろから見ると火の玉みたいだよぉーっ☆!!」
黒川「よし! 決めた!
……これでもくらえェェェェ!!!!!
テメェのそのスイスポ、紐にしてやんよォォォォォ!!!!! オラァァァァ!!!!
早くそのボディ、紐になれよォォォッ!!!!」
ガアアアアアンッッ!!!!
エボXの無骨なリアが、並走しようとしたスイスポのフロントフェンダーに
殺人的な力で叩きつけられる!!
金属がひしゃげ、火花が夜の茂庭を真っ赤に染め上げる!!
伊藤「、、、、、ッ!!
ぐ……ああああッ!! クソッ、なんてパワーだ……ッ!!」
黒川「ヒャハハハ!! いい潰れ方じゃねえか!!
ぐちゃぐちゃに引き裂いて、細長い鉄屑の紐にしてやるよッ!!
……これを考える俺って、、、芸術家✩」
若林「暴挙!! 暴挙です黒川海斗!!
もはやレースではありません、これは公開処刑!!
伊藤翔太、黒川の執拗な幅寄せと打撃により、
自慢のチャンピオンイエローが紙屑のように引き裂かれていくゥゥッ!!」
マヒロ「いやあああああ☆!!
伊藤くん!! 逃げてえええーっ☆!!
黒川さん、もう人間じゃないよぉーっ☆!
芸術家なんて呼べるもんじゃない、ただの悪魔だよぉーっ☆!!」
黒川「ヒャハハハ!! 紐になる前に、まずはその汚ねえ紫のメッキを剥がしてやるよォォォッ!!」
ドゴオオオオオオオンッ!!!!
エボXの鋼鉄の塊のようなサイドが、逃げ場のないクレアのR35をガードレールへと叩きつける!!
激しい火花と共に、カーボン製のバンパーが粉々に砕け散り、茂庭の闇に飛び散ったッ!!
若林「あ、あああああッ!!! なんてことだ!!!
クレアのボディが大破寸前だアアアア!!!!
あの美しかったデビルカラーのGT-Rが、もはや原型を留めていないッ!!」
クレア「ハァ、、、、ハア、、、、、、(血の気が引いた顔でステアリングを必死に抑える)
……もう、ステアリングが……まともに……。
お願い……動いて……あと少し……あと少しだけでいいから……ッ!!」
伊藤「……テメェ……。
……テメェだけは……絶対に許さねえええええええええッ!!!!」
若林「絶望と怒りが交錯する茂庭!!
クレアの脱落はもはや時間の問題か!?
それとも、この惨状を見た伊藤翔太が、人間の域を超えた加速を見せるのかァァッ!!」
@クレア親衛隊: 「いやああああああ!! クレア様!! もういい、もう走らないで!!(涙)」
@R35乗り: 「黒川……! 伝統のGT-Rをあんなボロ雑巾みたいにしやがって……殺してやるッ!!」
@峠の救急隊: 「今の音、フレームまでいってるぞ……。爆発しなかったのが奇跡だ」
黒川「ヒャハハハ!! 芸術だろ? 歪んだ鉄板、飛び散る破片……
これこそが、俺が描く最高の作品だ✩
次はテメェの番だ、伊藤ォ! もっと派手に、もっと細い『紐』になって、俺を楽しませろよッ!!」
伊藤「、、、、、、、、、、、ッ!!!!!」
伊藤の口から言葉は出ない。
だが、その瞳にはかつてないほどの激しい「炎」が宿り、ZC33Sのタコメーターは、オーバーレブ寸前のレッドゾーンを指し続けている!
若林「沈黙!! 伊藤翔太、言葉を捨てたァァァッ!!
だが、そのスイスポから放たれる殺気は、狂犬・黒川を完全に凌駕している!!
300馬力のブースタージェットが、怒りと共に悲鳴を上げ、歪んだフェンダーを震わせながら黒川のエボXへ、ゼロ距離まで一気に詰め寄ったァァッ!!」
花「伊藤くん……!!(その気迫に、思わず息を呑む)」
クレア「……伊藤……、
そんな顔……しないで……え……ッ!!」
黒川「あ? なんだその面は……。
ビビって声も出ねえか!? なら、そのまま死ねッ!!」
若林「黒川、再び幅寄せの体勢!!
だが伊藤、今度は逃げない!
当たる寸前の超至近距離で、逆にエボXを睨みつけるような狂気のドリフトで、黒川の懐へ潜り込んだァァッ!!」
伊藤「マジかよ、、、、、、フツー(紙版)では湯船に浸かったあとにまた出てくるが、、、
今回はまさかの普通に走っててこれかよ、、、
休みなしでこんな胸糞悪いモン見せられんのかよォォォッ!!」
若林「伊藤翔太、独り言のような、だが凄まじい圧力を孕んだ言葉を吐き出したッ!!
通常なら一旦の休息を挟むような絶望的状況!
だがこの米沢グランプリに『次』はない!
今、この瞬間に決着をつけるしかないんだァァァッ!!」
伊藤はギアを叩き込み、限界を超えた過給圧で歪んだボンネットをガタガタと震わせる。
湯冷めするどころか、心臓の鼓動は沸騰寸前の熱湯と化し、
全神経が「目の前の外道を屠る」こと一点に集中していく!!
黒川「あ? 湯船だぁ? 寝ぼけてんのか紐ォ!!
安心しな、今すぐ三途の川にドップリ浸からせてやるよッ!!」
ガアアアアンッ!!
黒川が再びエボXをぶつけようと動く!
だが、伊藤のスイスポはそれを紙一重でかわし、
逆にエボXのリアバンパーへ、フロントノーズを突き立てるような超攻撃的ラインを取る!!
伊藤「黙れッ!!
テメェの描く『芸術』なんて、俺がこの茂庭の闇に全部埋めてやるよォォォッ!!」
黒川「ハッハッハ!! 勝つのは甘美たる最強でも、、、
GRSUPRAでも赤い戦闘機でもねえんだよォォォッ!!!!」
若林「黒川、ついに本音を叫んだァァァッ!!
トップを走るフリスも、神の領域のイヨも、溝落としのカナタも認めない!!
この男が求めているのは、勝利ではなく『支配』だァァッ!!」
黒川「俺だアアアアアアア!!!!!!
俺様が主役だろォがァァァァ!!!!
勝つのは暴力だ! 暴走だ!! 邪魔な奴は全員、このエボで轢き潰していくんだアアアア!!!!!」
エボXが咆哮を上げる!
黒川はステアリングを左右に激しく振り、背後の伊藤、そして前方の花までもを
巨大な鉄塊で粉砕せんと、蛇行しながら加速していく!
それはもはや「走り」ではなく、獲物を追い詰める「獣」の動きだッ!!
伊藤「……主役だと? 笑わせんじゃねえッ!!
テメェみたいな奴が主役の舞台なんて、俺が今すぐ幕を下ろしてやるよォォォッ!!」
花「黒川……ッ!! アンタのそんな醜い走り、茂庭の山が許さないわッ!!」
若林「大荒れ!! 5位の黒川が発した『暴走宣言』により、4位から7位までの集団は、一触即発のデスマッチ状態へと突入したァァァッ!!」
@街道の狂犬ファン: 「黒川さんマジ主役!! 綺麗事抜かす奴ら全員轢き潰しちまえ!!」
@モータースポーツの誇り: 「主役だと? 勘違いするな。お前はただの『汚れ役』だ黒川ッ!!」
@峠の観測者: 「暴力が勝つか、走りが勝つか……。米沢のヒルクライムはとんでもない領域に入ったな」
@花の隣のメカニック: 「花ちゃん! 伊藤くん! あんな奴の暴走に巻き込まれないでッ!!」
@マヒロの恐怖: 「きゃあぁぁっ☆ 黒川さんの声が放送席まで聞こえてくるよぉーっ☆! 怖すぎるよぉーっ☆!!」
若林「黒川海斗、、、ほぼ最後尾からのスタートですが、、、信じられないことに、タイヤもまだかなり安定している!!!!
あれほど他車を叩きつけ、乱暴に縁石を乗り越えてなお、そのグリップ性能は衰えを知りませんッ!!」
黒川「ヒャハハハ!! 当然だろォ!!
タイヤの保たせ方なんざ、族車でポリ公から逃げ回ってた時に骨の髄まで叩き込まれてんだよォォッ!!」
若林「黒カラスの帝王の再来かァァァァ!!!!??
かつて福島の夜と真昼の松島を漆黒に染めた伝説の男が、この茂庭で再び、絶対的な恐怖による支配を完成させようとしていますッ!!」
伊藤「(……クソッ、あれだけ暴走して、まだタイヤに余裕があるのかよ……!
体当たりも、蛇行も、全部タイヤに負担をかけない『最小限の破壊』だったってのか……!?)」
花「(黒カラス……! 昔、峠の連中が震え上がってたあの名前……!!
黒川……アンタ、本当にあの時のままなのね……ッ!!)」
若林「黒川、安定したグリップを武器に、再びエボXを咆哮させる!!
帝王の牙が、今度は前を走る山吹花のWRX、
そのリアバンパーにあと数センチまで迫るゥゥッ!!」
黒川「どけやァァァァ!!!!!
邪魔なんだよ紐ォッッ!!!!!!!!」
グワッ!!!!!
タイヤの余力を活かした黒川のエボXが、獲物を仕留める猛禽類のように、
伊藤のスイスポを路面から叩き出すべく強烈なタックルを仕掛ける!
伊藤(やられる、、、、ッ!!!)
「ヤベェ、、、ぶつかる、、、、、ッ!!!!」
衝撃を覚悟し、ステアリングを握りしめたその瞬間――。
伊藤の視界を、鮮烈な「WRブルー」が横切った!!
ガアアアアアンッッ!!!!
花「ふざけるな、、、ッ!!!」
スバル自慢のAWDが路面を掻きむしり、花のWRXがスイスポを守るように黒川の巨体を受け止める!!
花「伊藤くんはそんなにあしらっていいものなんかじゃないんだよ、、、、ッ!!!!
彼は誰よりも努力して、誰よりも車を信じてここまで来たんだ!!
黒川海斗ッ!! 今度こそ――潰すッ!!」
若林「山吹花、身を挺してのインターセプトォォォッ!!
後輩を守るために、彼女は自らのボディを盾にしましたッ!!
茂庭の女神が、今、復讐の狼へと変貌を遂げたァァァッ!!」
黒川「……チッ、お節介な女だ。
ハッ! 面白いぜ……やれるものならやってみな、、、、女も紐も、まとめてスクラップの『連作』にしてやるよォォッ!!」
@スバル党の誇り: 「花ちゃんかっけぇぇぇ!! これぞWRXの、そして山吹花の意地だ!!」
@スイスポ乗り: 「伊藤を守ってくれた……。花ちゃん、マジで女神……いや、最高の先輩だ(涙)」
@黒カラス監視員: 「黒川の体当たりをモロに受けてなお姿勢を乱さない。花の四駆制御、神がかってるぞ」
3位を独走していたはずの腹切カナタ。
だが、後方から迫る凄まじい衝撃音と、黒川の汚い怒鳴り声は、
すでに彼の「走りの領域」を侵食していた。
カナタは一瞬、ヘアピンの頂点でステアリングを固定し、バックミラーに映る、花と伊藤を蹂躙しようとする漆黒のエボXを睨みつける。
カナタ「もうやめろよ黒川ッ!!
お前のやってることは走りじゃねェ!!
それはただの、自分を誇示するための醜い破壊だッ!!」
黒川「ハッ! カナタ……テメェみたいな『選ばれた奴』に何がわかるッ!!
綺麗なラインで勝つのが正義かぁ!?
俺は泥水を啜って、相手を殺してここまで来たんだよォォッ!!」
カナタ「……なら、その泥水を一生啜ってろ。
伊藤! 山吹! そいつに付き合う必要はない。
お前たちの『走り』で、その汚れたカラスを振り落とせッ!!」
伊藤「……カナタ……ッ!! ああ、分かってる……!!」
黒川が蛇行しながら、伊藤のスイスポをガードレールへと追い詰め、
今まさにトドメの衝撃を加えようとしたその瞬間――。
ガアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!
左から、怒りに燃えた WRX STI・山吹花が、
スバル自慢の剛性ボディに全体重を乗せて黒川のエボXへ激突!!
花「ふざけんな黒川アアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!」
横から完全に押し潰すッ!!!
帝王のタイヤ余力すら意味をなさない、物理法則を無視した「怒り」の突進!!
ドゴオオオオオオオオオオオンッ!!!!
エボX、制御不能!!
鋼鉄の爪がアスファルトを虚しく掻きむしり、ギギィィィィ、、、、ッッ!!!!と
悲鳴を上げながら、漆黒の機体が宙に浮く!!
ギギギギィ......ッ!!
....ドゴオオオオオオオオオオオオン!!!!!




