表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86伝説エーペックス[POWER!!!]  作者: SAI
POWER!!!米沢編
416/430

米沢編第28話 福島飯坂温泉

K365

ゾフィア「ウンコパワァァ全開イイイイイイイイイイイッッ!!!!!!!」

マヒロ「やっぱりパドルは強いねー!!もうパドルのないオートマなんてクソカスなんだー✩......」


若林「え??今なんて?????」

マヒロ「クソカスなんだよ☆最近の軽自動車とかにパドル付けないなんてー✩

操作してる実感がなきゃ、ただの動く箱だもんねっ☆」

若林「セブンイレブンを右へ!!! ここからコーナー精度の高い車たちも前へ出るチャンスがあります!! 車線も減少する飯坂温泉区間へ突入です!!! その手前にある1キロのストレートォォォォ!!!!」


※セブンイレブンが目印ですw

うちの好きなナビのメーカーの親切なボイスですW


バイパスの広いアスファルトが、前方の「絞り込み」に向かって急激に収束していく。

この1キロが、超高速域で順位を奪える最後のチャンス。

そしてその先には、車体感覚とステアリング精度だけがモノを言う、飯坂温泉の入り組んだセクションが口を開けて待っている。


坂田「チッ!! この巨体シロンで温泉街だとォ!? ふざけんな、ここで一人残らずブチ抜いてやるゥッ!!」


1500馬力のシロンが、車線減少の合流ポイントを力技でこじ開けようと猛進する。

一方で、12位に踏みとどまる古田や、29位から猛追する田中は、不敵な笑みを浮かべた。


田中「……ようやく俺たちの時間だ。広い道で威張ってた馬力馬鹿どもを、飯坂の角で詰ませてやるぜ。」


古田「……計算通りだ。この先の『直角』、MR-Sの旋回性能リズムについてこれるか?」


セシル「竜ちゃん、狭い道だけど頑張ろうね……ッ! 私たちの絆なら、どんな迷路も抜けられるよッッ!!」


白い猛牛ウラカンが、巨体を震わせながら車線減少の激しいライン争いへと突っ込んでいく。

温泉街の湯気とタイヤの焦げる匂いが混ざり合い、レースは「速度」から「精度」の死闘へと移行する!


飯坂温泉街へと続く、逃げ場のない直角コーナー。

先行するシラヌイのLFAが、超高回転のV10サウンドを狭い路地に反響させる。


若林「おっと!! この直角コーナーで、、、ッ!!」


シラヌイ「へえ? 争いごとは嫌いだけど、、、黙ってやられると思ったら大間違いだよッ!!!!!」


ゴォォォォ!!!!


シラヌイがステアリングを鮮やかに捌き、LFAのワイドなテールをスライドさせて、カナタの86が狙っていたイン側のラインを完璧に封鎖する。

だが、後ろにいるのは「赤い戦闘機」の異名を持つ男だ。


若林「トヨタ86の頭を抑えるLFA!! しかし、赤い戦闘機、腹切カナタも譲らない!! ついに赤い戦闘機が動いてきたァァァァ!!!!」


カナタ「……そこをどけ!この86は、止まるために作られてるんじゃねぇ……『超える』ためにあるんだよッ!!それを知らないやつらなんかに負けたくはない!!!」


カナタはブレーキを限界まで遅らせ、LFAのリアバンパーを突く勢いでコーナーへ飛び込む。

赤い車体から放たれるターボの過給音が、温泉街の静寂を粉々に砕いた。


マヒロ「きゃあぁぁっ☆ カナタくんの86、火花が出てるよぉ! シラヌイさんのLFAを外側から押し潰すつもりなのぉ!? 凄すぎるよぉーっ☆!」


【公式配信視聴者コメント】

「いけェェ!!!!!」

「腹切カナタ負けんな!!!」

「赤い戦闘機〜!!!!!」

「LFAの音ヤバすぎ、耳が幸せ」

「カナタ、その隙間に突っ込め!!」


温泉街の入り口、湯気と殺気が混ざり合う最前線。

そこには、後方の狂乱が嘘のような、静謐でいて「陰気」な空気が漂っていた。


若林「その前方、先頭でちょっと陰気臭い感じが、、、、ッ!!?? 白と白の先頭2台争い!! GRSUPRA イヨちゃんに、、、、先頭のケイマンGT4フリスゥゥゥ!!!!!!」


イヨ「えっへん☆ フリスさん、見ーつけたっ! イヨの重力で、そのポルシェをペッちゃんこにしちゃうんだからぁっ☆」


イヨのGRスープラが、濃いピンク色の重力波動を撒き散らしながら、フリスのケイマンGT4の背後に迫る。

だが、フリスはバックミラーを見ることもなく、淡々とステアリングをミリ単位で修正し続けた。


フリス「やっと動いてくれた......、我の策略とも知らずにノコノコと......」


その声は、甘く、そして死を予感させるほどに冷たい。

フリスはこれまで、あえて100%の力を見せず、イヨを「届きそうな距離」に飼いならしていたのだ。

車線が減少する飯坂の入り口。逃げ場のないこの場所こそが、フリスが用意した「処刑場」だった。


フリス「……おいで、我の白き死神。我の庭で、永遠の眠りを与えてあげる……。」


マヒロ「うわぁっ☆ フリスさん、雰囲気がガラッと変わっちゃった……っ! あのケイマン、影が伸びてイヨちゃんを飲み込もうとしてるみたいだよぉ……っ☆」


温泉街の車線減少。そこはパワーが牙を剥く場所ではなく、一瞬の判断ミスが命取りになる「針の穴」だ。

5位の腹切カナタと4位のシラヌイが火花を散らすそのすぐ後ろ、7位の岡田大成が動いた。


若林「さらに7位の岡田が仕掛けたァァァァ!!!!! 狙いは6位、森下遊矢ァァッ!!!」


森下「……悪いな大成、この4ローターの加速に、ヤリスがついてこれると思うなよッ!!」


森下がアクセルを煽ると、RX-8に積まれた787Bエンジンが、耳を貫くような超高周波の咆哮を上げる。

だが、車線が一本に絞られるその刹那、大成はヤリスのコンパクトな車体を信じ、壁際数ミリのラインへ飛び込んだ。


岡田「……道が狭くなれば、俺の勝ちだッ!!」


ギュンッ!!


ヤリスの4WDシステムが飯坂の荒れた路面を完璧に捉え、回頭性の良さを活かしてRX-8の懐へ深く潜り込む。


森下「げ.......ッ!!! ウソかよォ....ッ!? 787Bエンジンなのに、、、なんでコイツを抜けたんだ??」


若林「オーバーテイク成立ゥゥッ!!! 岡田大成、パワーで勝る森下をコーナーの飛び込みだけで仕留めたァァッ!! 順位を6位へ上げ、前方のシラヌイとカナタの背中を捉えたぞォォッ!!」


マヒロ「あははっ☆ 大成くん、すごい集中力だよぉ! 狭い道ならヤリスのフットワークが最強だもんねぇっ☆ 森下くん、エンジンの音に酔いすぎちゃったかなぁっ?」


温泉街への絞り込み。そこは本来、ブレーキを遅らせた者が勝つ繊細な場所。

だが、この二台に「繊細」という言葉は無用だった。


若林「そしてクレアと黒川海斗が仕掛けたァァァァ!!!!! 24位の黒川、そして28位から猛追するクレアが、まるで示し合わせたかのように前方の壁をぶち破りに行くゥゥッ!!」


黒川「……まとめて道を開けろ。俺のランエボに、拒絶は許されない。」


ドォォォォォンッ!!

黒川のエボXが、23位のユナと22位の翔太の間に、巨大な黒鉄の楔を打ち込む。

凄まじいトラクションで、路面を抉りながら二台を左右に弾き飛ばすその姿は、まさに制御不能の重戦車!


クレア「ふははははッ!! 闇の洗礼を受けよ、雑兵ども!!」


黒川が開けた「穴」を、クレアのデビルGT-Rが真っ赤なアフターファイアを噴き上げながら突き進む。

27位の陽太、26位のフェルリア、さらにはサテラまでもが、クレアが撒き散らす不気味なオーラとVR38の爆音に、まるで石像のように固まってラインを譲った。


若林「オーバーテイクの嵐だァァッ!! 黒川海斗、22位へ浮上ッ!! そしてクレア、一気に5台を飲み込んで23位へとジャンプアップだァァァッ!!!」


マヒロ「きゃあぁぁっ☆ 二人とも、怖すぎるよぉっ! ユナちゃんのお菓子も、翔太くんの衝撃も、全部闇と鉄に飲み込まれちゃったぁ……っ☆」


米沢バイパスの喧騒が飯坂の狭路へと吸い込まれていく中、最後尾からこの世の終わりを告げるような絶叫が無線に響き渡った。


大袈裟「おえはおおげさだぁぁぁぁぁぁ!!!! なんでラストなんだァァァあああああ!!!!

しにたくなああああい!!!! やめてくれえエエ!!!アアアアアァァァァ!!!!! 帰ってまたおむつー」


マヒロ「あはははっ☆ 大袈裟さん、もう限界みたいだねぇっ! 泣き叫びながらアリストを蛇行させてるよぉ、危なーいっ☆」


無線を通じて全ドライバーに共有されるその情けない叫びを、22位を猛進中の黒川海斗が叩き潰した。


黒川「うるせぇよ! レースの邪魔だぁぁ!!」


黒川の冷徹な怒号が、大袈裟の鼓膜を貫く。

直後、黒川の放つ「鉄」の圧が無線越しに伝わったのか、大袈裟は「ヒィッ!」という短い悲鳴を残して沈黙した。


黒川「……喚く暇があるなら、アクセルを抜くな。それができないなら、今すぐコースを降りろ。」


冷たく言い放った黒川のエボXは、さらに前方のターゲット……21位のカリンを仕留めるべく、一段と鋭い排気音を響かせた。


温泉街の細い路地。民家の軒先をかすめるような超至近距離で、二台のスポーツカーが横一線に並んだ。


若林「さらにここで白いFDも仕掛けたァァァァ!!!!! 25位の夢野ユナとまさかの並走です!!!!」


ユナ「速いッ!!! でも、立ち並びできそう、、、ッ!!!」


田中「……へぇ、俺のFDに外から合わせてくるとはな。最近のは肝が据わってやがる。」


ユナのGR86が放つバニラの香りが、FDのコクピットまで流れ込む。

田中は不敵に笑い、あえてユナに「道」を半分譲った。

それは余裕か、それとも若き才能への敬意か。

二台はガードレールを削り合うほど密着しながら、飯坂の直角コーナーをシンクロした慣性ドリフトで抜けていく!


ユナ「えっへん☆ おじ様の車、とってもいい音っ! でもユナの86も、お菓子のパワーで負けないんだからぁっ☆」


田中「……お菓子、か。ならその甘い走りで、どこまで俺についてこれるか見せてもらおうじゃねぇかッ!!」


若林「信じられない光景だァァッ!! 20年以上の時を超えた名車同士が、飯坂の迷宮を一つになって駆け抜けていくゥゥッ!! これぞエーペックスカップの醍醐味だァァッ!!」


飯坂の静寂が、濃いピンク色の閃光によって塗り替えられた。

ストレートの終わり、高速ベントへと差し掛かる刹那、イヨのGRスープラが「策略」という名の見えない檻を力ずくでこじ開けた。


若林「ついに出てしまったのかアアアアアアアア!!!!!! フリス、順位が落ちてしまうゥゥゥ!!!!!! ストレートから高速ベントの繋ぎを、、、、GRSUPRAが先手必勝で抜け出したァァァァ!!!!」


イヨ「えっへん☆ フリスさん、そこはイヨの特等席なんだからぁッ!! どいてどいてぇーっ☆」


イヨが叫ぶと同時に、スープラの周囲に凄まじい重力波動が広がる。

その圧倒的な重圧プレッシャーに、これまで完璧なラインを刻んでいたフリスのケイマンが、まるで目に見えない巨人の手に押さえつけられたかのように一瞬失速した。


フリス「……ッ!? 我の策略を、ただの『重さ』でねじ伏せるというのか……ッ!!」


フリスの冷徹な計算を、イヨの天真爛漫な破壊の力が上回った。

白いスープラが、フリスの視界を真っ白に染め上げながら、高速ベントのクリッピングポイントを完璧に刺し貫く!


若林「オーバーテイク成立ゥゥッ!!! 伝説の始まりか、それとも破滅の序曲かッ!! イヨが第7戦の先頭、単独トップに躍り出たァァァァッ!!!」


マヒロ「きゃあぁぁっ☆ イヨちゃんすごーいっ!! 策略なんて関係ないもんねぇっ! 重力で全部ペッちゃんこだよぉーっ☆!!」


イヨの独走を許すほど、地獄の番人は甘くはなかった。

ポルシェ・ケイマンGT4。そのステアリングの裏側に備わったパドルが、フリスの指先で電光石火の変速を刻む。


若林「いや!! 再び並んだァァァァ!!! パドル特有の素早いブレーキングで並びかけるゥゥゥ!!!!」


フリス「……重力で押さえつければ勝てると思ったか? 機械の進化を、貴様の未熟な感性で測るな。」


カカッ、と乾いた変速音が響く。

フリスはパドルを弾き、イヨが重力で路面を押しつぶす瞬間の「一瞬の加速の澱み」を突いて、スープラの真横へ再びその銀色の影を滑り込ませた。


マヒロ「やっぱりパドルは強いねー!!もうパドルのないオートマなんてクソカスなんだー✩......」


若林「え??今なんて????」


マヒロ「クソカスなんだよ☆最近の軽自動車とかにパドル付けないなんてさー✩

操作してる実感がなきゃ、ただの動く箱だもんねっ☆」


若林「解説席からとんでもない毒舌が飛び出したァァァッ!! 確かにパドルシフトは現代レースの必須装備!! フリスはその精度を極限まで使い、イヨの懐を抉り取るッ!!」


イヨ「ええええっ!? フリスさん、しつこぉーいっ!! イヨの重力から逃げられるなんて、パドルって魔法の杖なのぉーっ!?」


二台の白いモンスターが、飯坂の夜を二分するように並んで、次の超高速コーナーへと吸い込まれていく!


若林「そして!!! ゾフィア、セシル、フブキに、、、柳津雄介が来た!!! 温泉街への絞り込み、8位から11位が完全に一塊だァァァッ!!!」


柳津「……悪いな。やっぱり温泉は、このレースに勝ってからゆっくり浸かることにしたよッ!!」


温泉モードを脱ぎ捨てた柳津のBMW M4が、直6ツインターボの怒号を上げながら、10位フブキのインサイドを強引に抉る。


フブキ「……しつこい男。温泉に沈めてあげれば良かったかしら。」


セシル「ちょっと!? フブキさんも雄介さんも、後ろから詰めすぎだってばぁーッ!! 竜ちゃんの羽が当たっちゃうーッ!!」


ゾフィア「あーっ、うるさいうるさい! どいつもこいつも私のコルベットの排気ガスを吸いたいのかい!? 望み通り、特大のやつをお見舞いしてやるよッ!!」

「あーっ! もう、どいつもこいつもチマチマと……ッ!! こうなったら奥の手だよ!! 」


ゾフィアがV8のトルクで加速すれば、セシルは「竜ちゃん」との絆で食らいつき、フブキは冷徹なライン取りで二人を追い詰め、そこに柳津が執念で割り込む。

飯坂温泉の入り口、一台分の車線に四台のマシンが殺到し、サイドミラーが火花を散らすほどの超至近距離バトルが勃発!


柳津雄介が温泉から復帰し、セシルとフブキが華麗なライン取りを見せる中、先頭を走るゾフィアが突然、理性のリミッターを解除した。


ゾフィア「ウンコパワァァ全開イイイイイイイイイイイッッ!!!!!!!」


若林「な、ななな……何というパワーワードだァァァッ!! 8位を走るゾフィア、禁断の『ウンコパワー』を宣言!!! コルベットC7のV8エンジンから、どす黒い……ではなく、凄まじいトルクの爆発が発生したァァッ!!!」


セシル「ちょ……ッ!? 何!? 何パワーだって言ったのぉぉぉぉッ!!?」


ドォォォォォォンッ!!!ギャギャアアアアアア!!!!!!!!


ゾフィアがアクセルを床まで踏み抜くと、コルベットのリアタイヤから白煙と共に「何か」を振り切るような猛烈な加速が生まれる。

それは品性も、美学も、すべてを排泄パージした剥き出しの暴力!


フブキ「……最低だわ。近寄りたくない、物理的に……ッ!!」


柳津「うわっ……ッ!! ふざけんなああゾフィアアアアア!!!それは反則だろ!? 臭い……気がする! 精神的なダメージがデカすぎるッ!!真面目にレースやれよ.....ッ!!!!」


マヒロ「あはははっ☆ ゾフィアちゃん、出しちゃったねぇっ! 全部出しちゃったよぉーっ☆!! ウンコパワーで加速するコルベットなんて、世界初じゃないかなぁっ☆」


若林「ゾフィア、あまりの汚物級の加速に後続が戦意喪失ッ!! 9位以下を突き放し、岡田大成の背中へと一気に肉薄するゥゥッ!!!」

次回SP 981caymanGT4対GRSUPRA


9時公開予定


絶対王者とイヨのGRスープラが決闘!!!!

先頭争いが見逃せない!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ