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転生君主 ~伝説の大魔導師、『最後』の転生物語~  作者: マツヤマユタカ@ワンバイエイト第四巻発売中!漫画も第二巻発売中!
第十一章 神の棺

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第二千九百二十三話 分を超える

「まあな。なにせ、出来たばっかりの国だし。皇帝になったはいいが、なる前とほとんど変わってないね」


「それで成り立つので?」


「成り立つんじゃないの。実力があれば、さ」


「さきほどの実力があれば、ということですか」


「そそ、といっても力で脅してなったわけじゃないよ」


「強引に従えたわけではないと?」


「もちろん。結構みんなには色々と虐げられているよ」


「みんなとは?」


「各国の王たちとか」


「王たちの方が偉いのですか?」


 ガイウスはそこで腕を組んで難しい顔をした。


「いや、そういうわけでもないんだけど、最近どうも女難の相が出ていてさ。ザバンの女王とか、ベルクの王女とかに、結構いじめられているんだよ」


「それはそれは、大変なことですね。ですが――」


「うん?なに?」


「そのようなことを、部外者のわたしに言ってもいいのですか?」


「構わないさ。あんたも色々とユラシアの事情を教えてくれたしね。行って来いってことで」


 するとパルススがすっとぼけた。


「わたし、何か言いましたかね?」


 ガイウスもとぼけた。


「さあ、どうだったかな」


 二人は互いの顔を見合わせ、笑いあった。


 ひとしきり笑い終えたところで、ガイウスが言った。


「どうもユラシアも、新皇即位後色々あるみたいだし、ちょっと行ってみてくるとするかな」


「我らを飛び越えてですか?」


「撤退してくれたのはいいけど、あんたたちが処罰されるのは忍びないからな」


「お優しいことで」


「まあね。こう見えて俺は、凄く紳士的で優しいんだよ」


「で、行ってどうされます?」


「新皇を見るさ」


「お会いになると?」


「当然。でなけりゃ意味がない」


「そうですか――」


「何か言いたそうだな?」


「そういうわけではありませんが、どうぞお気を付けを」


 ガイウスの目がスーッと細くなる。


「どういう意味で?俺の強さは知っているはずだ。にもかかわらずそう言うってことは、何か意味があるんだろ?」


 パルススは軽く肩をすくめた。


「陛下は――ああ、これはやはり臣下としての分を超えることですので、特別に申し上げることですよ?」


「わかっているよ。教えてくれ」


「陛下は――特別な方ではないかと」


「特別?」


「はっきりとしたことはわかりません。ですが、尋常ならざるお方だとわたしは感じました」

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