表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生君主 ~伝説の大魔導師、『最後』の転生物語~  作者: マツヤマユタカ@ワンバイエイト第四巻発売中!漫画も第二巻発売中!
第十一章 神の棺

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1411/2928

第千四百十話 イオーヌの述懐

「いや、無事で何よりだ」


 シェスターが、申し訳なさげな二人に対して、優しく声を掛けた。


 するとアルスが代表して口を開いた。


「はい。こちらのイオーヌたちに助けられ、何とか無事におります」


「そうか。本当にそうだったのだな。イオーヌ」


 シェスターはあらためてイオーヌを見、礼を言った。


「ありがとう」


 イオーヌは軽く微笑んだ。


「構わないわ。成り行きだしね」


「そうなのか?最初から彼らを目的としていたわけじゃないと?」


「ええ、そうよ。あくまで成り行きよ」


「そうか。ではその成り行きという奴を教えてくれないか?」


「ええ、いいわ」


 イオーヌはそう言うと、ゆっくりと語り始めた。


「そうね……そもそもは、わたしも地下水路の怪物を探していたからなのよ」


「なにっ!?本当かそれは!?」


 シェスターの驚きの声にも、イオーヌは冷静に答えた。


「ええ、そうしたら同じように探している人たちがいるから、話しかけてみたのよ」


 シェスターは自らの記憶を探った。


「……それは、ホテルリードでのことか?」


「ああ、そのホテルでも話しをしたわね。よく知っているわね?」


「ああ、ホテルの従業員たちの証言を聞いていたのでな」


「あら、そうだったのね。まあいいわ。でも初めて会ったのはそこじゃないわよ。ねえ、そうよね?」


 イオーヌがアルスたちに対して問いかけた。


 するとアルスがそれに答えた。


「ええ、初めて会ったのは道ばたです。そこでイオーヌに話しかけられました」


「ふむ、ではその後数回会っているというわけだな?」


「ええ、そうよ。で、色々話していたらこの二人がガイウス・シュナイダーの関係者だってことが判ったってわけよ」


「なるほどな」


「わたしからしたら、地下水路の怪物も重要だけど、ガイウス・シュナイダーはもっと重要だものね。それは驚いたわよ」


 するとシェスターの瞳が爛々と輝いた。


「そうなのか?地下水路の怪物が何故君にとって重要なのかは知らないが、それよりもなお、ガイウス君は君にとって重要なのか?」


 するとイオーヌがあっさりと認めた。


「ええ、そうよ。何よりも重要なのはガイウス・シュナイダーよ。地下水路の怪物なんて、ガイウス・シュナイダー絡みだから興味があるってだけだもの」


「なるほど、そういうことか……君の関心のすべては、ガイウス君……というわけなんだな?」


「ええ、そうよ。で、なんだったっけ?」


 イオーヌがとぼけた感じで言った。


 すかさずシェスターが先を促す為に答えた。


「アルスたちがガイウス君の関係者だと判ったところだ」


「ああ、そうね。そうだったわね。そう、そうしたら彼らが地下水路へ行くって言い出したのよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=46484825&si
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ