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第57章:1990年7月終盤の「夏山合宿」の話(7)

 ・・・キャンプファイヤーも、


 フォークダンスもイベントも何もない、


 つまらん「一泊二日」のバス旅行だったけど、


 山岳地の素晴らしく、すがすがしい風景と、


 減量を終えて、いつでも愛する美絵子ちゃんとの「リマッチ」ができるコンディションと・・・


 『上野じゅんこちゃん』。


 ・・・ポニーテールの美少女だった可愛い彼女。


 ぼくが初めて上野さんに「気づいた」のは、


 実は、この夏山のキャンプイベントだったんだよ。


 いや、


 いままでもいたけど、


 ぼくが気づかなかっただけ・・・だったんだ。


 彼女は、前年、太っていたぼくを笑ったり、バカにするようなことがなかったから。


 ・・・それでここまで、記憶や印象に残らなかっただけ。


 「美少女」とは書いたけど、


 それでも、前の年の1989年8月13日に再会した、


 「ウルトラ美少女」の美絵子ちゃんとは、


 比較にならなかったから・・・なんだ。


 「歴史」も「重み」も、


 「ぼくにとっての値打ち」さえも、ね。


 でも、じゅんこちゃんには悪い思い出なんか、ひとつもなかったよ。


 すごくイイ子だった。


 では、


 次章で紹介するエピソードをもって、


 この『1990年夏山キャンプ編』は終了とします。

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