第3話 -不安-
このまま死に続けるわけにもいかない。
そう実感した俺は、心を入れ替えて、逃げることを心に決めた。
まずは情報収集だな。
どういう条件でミノタウロスが出てくるのか。
不思議なことに、1000回ほど死んだけれど、初め以外の倒れ込んでいた時、奴がくるまで、かなり時間がかかっていた。
……騒がなければいいのか?
今こうしているみたいに、頭の中で考えるだけ、この感情を外に出さなければ大丈夫?
「……あぁぁ、ああああああああああ!」
怖い。
確かに怖い。
でも、確かめなきゃどうにもならない。
だから、だから叫んでみる。
すると、
ガサガサガサガサ
草が揺れる。
……やっぱりか。
俺がじっとしていればお前は来ないんだな。
……そんな冷静だったのはミノタウロスの姿を見るまで。
ミノタウロスの姿が、この目に映った時、その時。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああたあああああ」
条件反射で叫んでしまう。
怖い怖い怖い怖い。
足がすくむ。
足がないみたいだ。
……でも!でも!
俺は逃げるんだ。
この地獄から。
そう考えた俺はミノタウロスに背を向ける。
熊とかには背は向けたらダメなんだっけな。
でもそんなの関係ない。
考えられない。
一目散に俺は逃……
……また死んだのか。
目に映るのは森。
5秒も生きられたか?
ほんの数秒で死んだ。
怖い。
あんなやつから俺は逃げられるのか?




