第2話 -転生-
「……………………」
もはや、声も出ない。
出せるはずがない
怖
い
ただ、それだけ、それだけのはずなのに。
僕は、僕は、いつまでこうしているのだろう。
何回も死ぬ。何度も何度も。
もう1000回は死んだ気がする。
その度に、僕はその草むらに倒れ込む。
希望、光なんて存在しない。
何もしたくない。
逃げる気なんて起きない。
でも、逃げなきゃダメ?
逃げなきゃずっとこのまま?
この、ただ死ぬだけの地獄が?
それでもいいや。
……本当に?
本当にいいのか?
僕はずっとここで殺され続けるのか?
いや違う。
良くない。
このままじゃどうにもならない。
僕にはよくわからない、死に戻りの力がある。
いや……はは。
ちがうな。
こんなの力なんかじゃない。
ただの呪いだ。
早く殺してくれればいいのに。
何度もそう思ったし、今もそう思う。
でも、でも、でも。
こんな呪いでも、僕に使えるなら、この苦しみから解放されるなら。
なんだってしてやる。
あらがってやる。
「俺はもう、これ以上に死にたくない!!!!」
ガサガサガサガサ
あぁ、また死んじゃうんだな。
そう実感する。
でも、次は、次からは違う。
俺は生まれ変わるんだ。
何度だって死んでやる。
こんな呪いみたいな力でも、この地獄をどうにか出来るのなら、生き延びてやる!!
そう覚悟した次の瞬間、俺の体は真っ二つになっていた。




