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世界は広いよどこまでも  作者: 藍川 潤
12/16

得意技は膝カックンです。

展開がちょっと進みました。

少し長いです。



はい、おはようさん。それともこんにちはからこんばんは。今日も元気にしてまっか?こっちは元気にしてまっせ。

異世界にきてから2週間(くらいかな?)経ったわ~。流石に生活には慣れたで。

いやー、安アパートから城での生活。部屋は変わらずふっかふかのベッドをお借りしてますわ。凄いで、めっちゃ熟睡できんねん。目覚め最高やし。お陰様でお肌はツヤツヤでございますわ。でも機会があったら化粧品とか探してみようかね・・・。あんまり若ないしな・・・。

それにしても、部屋が広すぎて落ち着かへん。贅沢な悩みやな・・・。そのうち慣れるんやろうけど。


この国――サタニファス国は魔法が強い国でまぁ、他の国と比べると魔法に力入れとるみたいやわ。技術的な面で他国に狙われてたみたいやけど、戦争は今はしとらんてさ。あの別嬪な兄ちゃんが戦争せぇへんように頑張っとるんやって、偉いよなぁ。

聞いた話やとかなり苦労しているみたいで将来ハゲにならへんかオバちゃんは心配ですわ。うん?口に出とらんから心配せんでも不敬罪で捕まらへんから大丈夫やさかい。それにあの別嬪さんがハゲるところは想像できひんわ。

魔力がある国とは言われとるらしいけど、魔力だけに特化しとるわけやなく食材も豊富な感じやのに・・・・なんで、ご飯美味しないんや!!


なんでかパスタはあったけど、ソースがアカン・・・。定番のミートソーススパゲティ作ったわ。ベックさんは泣いてた。私も半泣きやで。何入れたん、このソース。


そんな感じでお昼のメニュー7種類くらいと夕食のメニュー5種類とあとはパンくらいかな?一通りは作って見せて、レシピを渡して現場の人たちで作ってもらってたまに味見するくらいかな?お菓子はまたおいおいかな、器具がそんなにない感じやってん。あ、レシピはメイさんにも協力してもらったで。字、キレイやったわ。そんな感じで過ごしとります~。

それにしても、ベックさんを筆頭に皆さん研究熱心というか勉強熱心で良い人やわ。この前のランチタイムもベックさんとディーンさんの3人でオムレツ作りまくったけど大分早かったで。


「冗談言うなよ、俺とベック料理長が1人分作ってるときにお前は3人分作ってたじゃねぇか・・」


あっはっは、あっちの戦場(キッチン)じゃもっと早くしないとアカンかったで。あ、ディーンさん凹んだ。

うーん、でもなぁこれは何回も作ってる経験みたいなもんやからな~。とりあず、今日の夕食の仕込みでも作りましょうや。はよ終わったら、何か甘いもん作りますよ。


ベックさんがスプーン片手に飛んできた。


※※※


ざわざわと今日の食堂もたくさんの人がちゃんと一列に並んでトレイ持ってスプーンとフォークとかそれぞれ手に取っては、見習い少年たちに注文してそれを片っ端から作っては渡すの繰り返し。ここの食堂もだいぶ使いやすくなったと言われてんで。ふふん。

これも効率重視で10日くらい前か?私がやらかしました。あはっ。

いやねぇ、ここに来た当初は気づかんかったんやけどたまに食堂の方から怒鳴り声とか聞こえる時あったんよ~



○回想○


「兵士団と騎士団は仲が悪い?」

「正しくは、それぞれの下っ端たち同士ですね。お互いの団長や副団長は特に気にしていないようですが・・」

「リーさんが来る前は、ほぼ毎日のように喧嘩していてね、女性の利用者もほとんどいなかったんだよ」


ベックさんやメイさんから聞いた話やと、下っ端同士でよく揉めるらしくすぐ喧嘩が発生するんやて、そんで食堂でメニューを注文するときは左右別々の列に分かれて聞いてるんやて・・・って、効率悪いにも程があるやろ!!他の利用者にもいい迷惑やからな~。

ちなみに女性の食堂利用者は私がご飯作るの混ざらせてもらうようになってから、これでも増えたとか・・マジか。両手を超えるくらいやで?


流石に食堂事情を聞いて私が好き勝手にするのもアカンな思ったから、ベックさんやメイさんにこれこれしてええか?って聞いてんけど・・・


只今の状況、目の前に2日目に会ったきり一度もあってへんかった王様と度々食堂にやってきては、メイさん経由で甘味をねだってきとった弟さんの二人が目の前のソファに座っとって、私は身綺麗にされた格好で顔を合わせとります。


急な三者面談・・・え、これ私どこのポジションや?なに?先生役?弟さんがよくお菓子ねだりに来てますって言うの?


「それで料理を作るだけでなく、他にも何か要望があると聞いたが・・」

「こちらの紙にまとめております」


メイさんが紅茶と「本日のおやつ~マドレーヌ~」をテーブルに用意しながらどっかから紙を取りだして王様に渡した。

それは、前日にメイさんが食堂で何をしたいのか聞いてきたから最低限でもやっておきたいことを伝えたら、書き留められてたやつ。仕事ができる女の人ってかっこええよなぁ~。いつも助かります。

王様は手渡された紙を読んでて、弟さんはマドレーヌを優雅に食べとうけど・・うん、美味しそうに食べとうの見たら懐かしくなってきたわ。あー、あっちの子供たち元気にしとるやろか?って、うん?


侍女服を着た10代の女の子がふわふわ浮いていた。王様の後ろから紙を覗き込んどる?いや、肩越しにマドレーヌ見てるわ、あれ。

あ、もう一人執事?服着た男の子が出てきた。


「シア、陛下の邪魔をするな」

「邪魔してないもん!!後ろから覗いただけだもん!!」

「あのお菓子は陛下の分だからな、勝手に食べちゃダメだよ」


王様の従者ってことかな?紫紺の髪に金の瞳の見た目の顔がっまたく同じの双子。めっちゃ綺麗な双子やなぁ、眼福やわ。お菓子食べたいんかな?ほんなら私のあげるか。

そう思って


「シアちゃん?だったかな?私の分なら食べていいよ」


声かけたら、部屋におった全員にすごい顔された。あれ、私やらかした?


ってな感じで、どうも普通の人には見えないハズの子供が見えちゃってることとか色々あったけど・・・。


〇回想終了〇


とりあえず、国の最高権力者から許可は貰ったんで早速食堂を利用するにあたってのルール作りましたわ。


まず、食堂に入ってすぐのところで手を拭いてもらう。

ご飯前に手を洗いましょうと思ったけど水道の場所はそんなすぐに用意できひんから濡れタオルで拭いてもらうって感じで。

衛生面は厨房もはじめヤバかったからな。

皿とかスプーンとかちゃんと洗う意識はあったんやけど、まさか食材を洗うっていう認識がないとは思わんかった・・・。

一から全部徹底しましたよ。手を拭くとか清潔なタオルがなかったときは思わず真顔になってもうたら、メイさんは変わらずのポーカーフェイスでディーンさんは引きつった顔でベックさんらは逃げた。

逃げた方向からなんだなんだと騎士団長さんが顔を覗かせたけど、にっこり笑顔で対応しといた。


その後、メイさん経由でその日の洗濯担当のお姉さんらに頼みました。ホンマすみません。ってことでお詫びにクッキー大量に作って、お姉さんらに渡したらめっちゃいい笑顔(スマイル)で全部洗ってもらいました。頼もしいわ、おおきに。今度ご飯食べに来てな~。


お皿とかは、生活魔法とかいう清潔にする魔法で綺麗にしとってんけど、調理器具類は使えば使うほど汚く劣化するものと思ってたみたいで今までノータッチ。魔力関係から魔法も使用せず水で洗ってたらしい。やけど、時々皿もちょい汚いときあったんよな。

ってことで、全部洗いましたよ?洗剤?作ったわ!!洗濯していたお姉さんらに重曹もらって洗剤作って、全部洗ったわ!!

床とかも全部綺麗にしたら、あらまぁ不思議。とってもピッカピカで清潔感あふれるキッチンになりましたで。これには流石のメイさんもちょっと驚いた顔しとった。ふふん。食料保管庫も綺麗にしとうとか言うたけど全部綺麗にしましたよ、埃がある場所は綺麗とは言えん。

厨房での新しいルールは掃除を毎日すること。当番制で日にちごとに違う箇所をそれぞれ掃除する。当番表とか作ったらちゃんと皆やってくれるようになったで、ビフォーアフターでよく理解してもらえたみたいやわ。


って、あ食堂の話やったな。

手を拭いたらトレー置いてるとこに移動してトレーとスプーン、フォーク(ナイフはメニュー次第かな?)をそれぞれ取って移動。

次は食べたい料理を注文する。

んで、サラダとかスープは予め大量に作っておいて、お皿に盛るだけにしとけば後は提供するだけやから順番に並んでる人へ渡す。

メインはせやなぁ、ご飯の時間の2時間くらい前に作り始めてストック作る感じかな?まぁ、ほとんどは出来立てを提供しとりますよ。

こんな感じで順番に列に並んで注文してテーブルに持ってってもらうことに、食べた後の食器類も決まった場所に持ってきてもらうっていう感じのルールにしました。


その日のランチタイムからそういうルールにしたんで守ってくださいね~って伝えるとか紙に書いて案内するとかしとってんけど

まぁ、出る人は出るよな。


見習い少年たちに慣れないうちは一列に並んでもらうように誘導してもらってんけど、まあ随分と態度のでかい騎士さんがいたもんだね。んで、兵士の兄さんらは売られた喧嘩を買いに行くような感じ。どちらも子供やね。

予め見習い少年たちに伝えたように、周りの迷惑になった人らには黄色いカード渡してその人らには特別メニュー渡してサッサとテーブルに移動してもらいました。


はい、次の人~


「って、なんだこれは!!?」

「なんで、俺たちの飯がタバスタ(この世界のパスタ)だけなんだ!!」


あー、うるさいね。他の人たちに絡むな、美味しいご飯が不味くなるやろ。ほら、それ食べてはよ仕事行きなされ。


「なんだとっ!!このっ!!」

「おい、こいつあの異世界人だぞ!?」

「だから何だ!!そもそも女が出てくんな!!黙ってそっちの飯を出せ!」


あぁ?

思わず、ドスの効いた声で睨んでしもたら一瞬怯んだのが恥ずかしかったのか顔を真っ赤にした騎士さんが殴ってきよった。

ほんなら、この人はレッドカードやな。

せやから、振りかぶった腕をつかんで背負い投げ一本。床に叩きつけました。

それ見た後ろのお兄さん二人も同時にかかってきましたけど、避けるついでに足ひっかけて1人目の兄さんの上にコケさせて、もう一人は軽めの裏拳で対応して、食堂から追い出しました。

何やら捨てセリフが聞こえたような気もするけど、気のせい気のせい。


ん?テーブルも空いてるところに仲良う座ってや?ほかに特別メニュー食べたい人いる?

あ、そこの兵士のお兄さん方も今日は特別メニューだけで見逃すけど、次も他の人たちに迷惑かけたら追い出しますので。

テーブルについて他の人のご飯を横目に特別メニューを泣きながら食べとったわ。

ちなみにその日のランチメニューはナポリタンです。ケチャップは全員で頑張って作ったで、今度からは見習い少年ズ頑張ってや~


※※※


今はほとんどの人がだいぶ慣れたみたいでスムーズに動いてくれはりますよ。

今日の食堂もえらいぎょーさん人おるわー。前は結構バラバラにきとったみたいやけど、今はピシッと列に並んでご飯をまちようわ。パンが出来てから、侍女さんや騎士の人らがええ顔でご飯を食べることが増えた。うんうん、美味しいやろ~?ようさん食べや~。


食堂の雰囲気みてにこにこしてたら、ベックさんとディーンさんがよそ見してメインのお肉少し焦がしとった。



今回は区切りが微妙だったので長いですが、これくらいの長さか短い方かどちらの方がいいですかな?

主人公の能力についてはもう少し先で展開します。


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