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54、水の魔神クラーケンの所に出発

54話です。

投稿出来なくてごめんなさい

[ミツキ]


俺はフェンリルの修行も無く朝を迎えた。

何だろう、こうフェンリルの修行が無いのは嬉しいのだが。

何この朝を迎えた感じのしない、このなんとも言いがたい気持ちは。

いつもの週間がずれるって言うのかな、説明が難しいまぁ、いいや。


腕の中にマーリンちゃんがすやすやと寝ている。

そして俺の後ろに何故か、ミルネがいつの間にか抱きついていた。


「何で、3人で川の字になって寝てんだよ。」


俺はミルネの拘束を抜け出し、起き上がった。


「あーー、良く寝た。」

 

軽くストレッチをしながら骨を鳴らした。

よし、バッチリだ。

俺は暇だったので部屋を出て、とりあえず城を探索することにした。


部屋を出て城の大広間の方に向かった。

すると、「ガンッ、ガンッ、ガンッ」と何処からか何かを殴るような音が聞こえてくる。

音のする方に向かっていくと、広場のような所に来た。

まぁ、外の景色は普通に海の中なのだが。

向こうに、リヴァイアサンが上半身裸の状態でデカイ岩に向かって拳をぶつけていた。


「うわー、めっちゃ痛そう。」

 

俺はゆっくり歩いてとリヴァイアサンの方に近づいた。

 

「ねぇ、なんしてんの?」

「!!!」

 

リヴァイアサンが驚いて拳を構えて俺の方に振り返った。

え!なんでそんなに驚いてんの!

 

「びびり過ぎじゃない、リヴァイアサン。」

「魔神様が急に声をかけるからだろです。」

 

すごく不自然な敬語になっている。

いったいどうしたんだリヴァイアサンは?


「毎朝稽古してんの?」

「別にそういう訳じゃないです、たまたまモヤモヤしていたから気分をすっきりさせるためにしただけだです。」

「その変な敬語やめて笑いそうになるから。」

「わっ、わかった。あ、それなら俺はリヴァイでいい。」

「わかったよ、リヴァイな。」

 

リヴァイが少し顔を赤くしていた。


「所でリヴァイ、ここから水の魔神までは遠いのか?」

「いや、俺のスピードならすぐに着く。」

「そう、なら今すぐ俺をつれていってもらえないかな、俺は他にもやらないといけないことが沢山あるんだ。」

「・・・、わかった、魔神様の頼みだ今すぐ行こう、ついてこい。」


とリヴァイに言われて城の外に向かっていった。



「今から姿を変えるから待ってくれ。はぁーーー!!ふん!」

 

といって海を泳いでいった。

すると、体が輝き徐々に体が膨らんでいく。

城の周りをぐるぐると回り俺が最初に戦ったリヴァイの全貌が明らかになった。


「デカ!!!!」

 

その一言しか俺には出せなかった。

すると、リヴァイの顔が俺の目の前にくる。


「頭に乗ってくれ。」

「わかった。」


俺はジャンプしてリヴァイの頭に飛び乗った。

そして頭にしがみついた。

 

「かなり速いから振り落とされんなよ。」

 

といってリヴァイが海の中を進みはじめた。

海の中をとんでもないスピードで進み始める。

目を開けるのがやっとだった。

 

しばらくしがみついたまま、海中を眺めていると。

 

「もうすぐ着く、今見えている、あそこだ。」

 

とリヴァイが俺に知らせてきた。

何かばかでかい神殿の様なものがあった。


「ここには普段来るのか?」

「いや、滅多に訪れることはない、俺達魚人族にとっては神様だ迂闊には近寄らない。」

 

なるほどな、それなら死んでいるかどうかも分かるわけがない。

そして塔の入り口に付き頭から降りた。


「俺はここで待ってるから行ってくれ。建物の中心にいるはずだ。」

「ありがとう、リヴァイすぐに戻ってくるから。」

 

俺はリヴァイの頭から降り、神殿の内部にへと入った。

中は薄暗く、道が真っ直ぐに続いている。

奥に明るい空間が見え、そこに向かって進んでいった。

すると、空気のあるかなり広い空間に出た。

周りはただの白い壁で、部屋真ん中に巨大なクリスタルの結晶が浮かんでいた。

両端に、壁の上から水が滝のように流れ落ちていた。

俺は周りを警戒しながら進んでいった。


クリスタルの目の前まで進み、中に触手のような足に、青い肌の男の人が入っていた。

これは俺が来たときに閉じ込められていたのとおんなじだ。


俺が左の指輪をクリスタルに近づけようとした瞬間殺気を感じて振り向いた。

いつの間にか後ろに、執事のような格好をした、白髪頭にモノクルをつけ口に白い髭を蓄えたセバスチャンがいた。


「僕に殺気を向けやがって誰だ。」

「ほほ、お初にお目にかかります。

わたくし、魔王様の配下ベルフェゴールと申します。

あなた様が空を飛んでいるのを見かけましてね私も付いてきました。」

「お前、リヴァイに何しやがった!」

「おほほ、少々眠っていただいただけでございます。

私の目的はあくまでも貴方の命でございます。

ここに仲良く並べて差し上げましょうどうか安らかにお眠りください。」

 

といって拳を構えた。

こいつは強そうな気配を感じる最初から本気でやらせてもらう。

俺は全身に魔力を練り上げ、魔祖を溜め込む《氷を纏え》

俺の体が水色の光を放ち強化される。


「ほほほ、素晴らしい魔力ですな、楽しめそうで何よりでございますぞ。」

 

ベルフェゴールが嬉しそうな顔をしながらいきなりパンチをした。

その瞬間俺は横にぶっ飛んだ。

「がっ!」何だ!いきなり横から顔面をいきなり殴られた!

がぁーくそいきなりいいのをもらった。

俺は慌てて着地しベルフェゴールに突っ込んだ。


「ほほほ、焦ってはいけませんね。」

 

と俺を見ながら再び殴る。

今度は頭上から衝撃が来て俺が地面に落ちる。

そして拳を振り上げて、蹴りを放った。

俺は下から衝撃を喰らい持ち上がり、最後の蹴りで、奥の壁まで飛ばされた。

壁に衝突して壁を崩しながら地面に落下した。

くそが、いてーしわけわからねー。

俺はそれでも立ち上がりベルフェゴールを睨み付けた。

口から血の混じった唾を地面に吐き捨てた。


「素晴らしいですぞ、普通ならもうとっくに終わっているはずですぞ。」

 

と相変わらず嬉しそうに話してくる。

このクソジジイ殺す。

俺は腕をつき出してそのまま引いた。ベルフェゴールの背後に氷柱を想像して突き刺そうとした。


「何と!!」

 

と驚きながらも避けた。

俺はさらに分身を想像して、今度は二人で突っ込む。

 

「お前も注意して進め。」

 

分身が頷いて先に進んだ。

俺はその間に、避けたベルフェゴールに向かって氷柱を連続でお見舞いする。


俺はジジイが拳を振る暇が無くなるように着地しした瞬間に下から氷柱を生やす。

「む!!」といって飛び上がった。

俺の分身がベルフェゴールの背中を捉えて俺の方に殴り飛ばした。


「うぐっ!」


といってこっちに飛んできたベルフェゴールにドロップキックをお腹にお見舞いして再び分身に返した。


「がは!」

 

今度は分身が両手を掴み振り上げてベルフェゴールを地面に叩きつける。

地面に衝突して石床を凹ませて動かなくなった。

分身と俺が距離を取って警戒した。

すると、急に起き上がり俺達に突っ込んできた。


「素晴らしい、素晴らしいですぞ!

私をここまで痛め付けたのは魔王様以来ですぞ。

私ともっと戦いましょうぞ!!ふん!!」

 

といってこっちに向かってくる。

つくづく変態なジジイだ。

俺と分身がベルフェゴールに向かって走る。

そして再びベルフェゴールが殴る動作をする。

くそまただ、俺は衝撃が何処からか来るかわからないから防ぎようがない。

こうなりゃ、倒れる寸前までやってやる。

俺はベルフェゴールの攻撃を受けて後ろにとばされた。


「こい!!《スノウフェアリー》」


俺は攻撃を喰らいながら叫んだ。

俺の魔力をごっそりと持っていき、魔方陣が俺の目の前に現れて、ベルフェゴールの方に飛び出した。

ベルフェゴールに近づいた俺の分身と攻防を繰り広げている横を俺の召喚した、スノウフェアリーが向かっていく。

 

「ご主人様を傷つけた罰を受けろ、このゴミが!!」

 

と手刀を作り、ベルフェゴールに近づいて放つ。

ベルフェゴールが片腕て攻撃を受けようとしたが、そのままスノウフェアリーの手刀によって肩から腕が切断された。


「がぁーー!!!!」

 

と言って肩を押さえて後ろに下がった。さっきとは違い、息が荒くなっていた。

 

「うっぐ、ここで倒せないのは悔しいですが、仕方ありませんな。

ここは引かせていただきますぞ。」

 

俺の方を向き出口の方に向かって行った。

 

「待ちなさい。」

「いいスノウフェアリー、そのまま行かせろ、僕も限界だ。

お前らはもうかえっていい。」

「わかりました、また必要があればお呼びください。」

 

といってスノウフェアリーと分身が霧散していった。


「はぁ、あぶねーーーどうにか勝った。」

 

俺はそのまま地面にへたりこんだ。

危うく、魔力が切れてしまうとこだった。


「来てくれドラ」

「ピイーーー!」

 

といって俺の頭の上に姿を表した。


「すまないドラ回復魔法を僕にかけてもらえないか。」

「ピィ!」

「ありがとうドラ。」

 

ドラの暖かい光が俺の体を癒していった。

俺は再び、クリスタルの所に向かって、俺の左手に付いた輪廻の指輪を近づけてみる。

するといきなり指輪が輝き出してクリスタルの中にいる、クラーケンも輝きだした。

光が徐々に強くなり、クラーケンが光に包まれていく。

指輪の方に光が吸い込まれてクリスタルの中にいたクラーケンが居なくなった。


「これでいいのか?」

 

指輪は青く淡い光を放っていた。

そうだリヴァイアサンの様子を見に行かないと。

俺は慌てて、外に向かって駆け出した。

 

「リヴァイは大丈夫か!!」

 

外に出た瞬間海底に人の姿で倒れていた。

慌ててかけよってリヴァイの頬を叩いた。

 

「おい、しっかりしろ、リヴァイ大丈夫か!!」

 

すると「ううっ」とうめき目を開けて起き上がった。

そして俺を見て


「魔神様大丈夫だったのか!」

「ああ、殺せなかったが追い返しはした。」

「そうか!良かった。」

「リヴァイ落ち着いて聞くんだ、水の魔神は殺されていた。襲ってきたあいつだろう。魔王の配下と言っていたからな。」

「な、何だって速く兄貴に知らせねーと!」

「僕はすぐに帰って風の魔神の所に行かないといけないんだ。

だから今すぐ俺と戦った場所まで向かってくれないか。」

「わかった任せろ。」

 

といって再び姿を巨大なリヴァイアサンに姿を変えた。

俺は再び頭に乗っかり海中を進んでいった。

 

 

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[アリッサ]

 

ミツキさんが学校から姿を消して2日

 

 

アリッサが暗い部屋の中で再び水晶玉に向かってしゃべっていた。

 

「申し訳ありません、ムネモシュネ様、フェンリルが行方不明になりました。」

「なんじゃと、それはいったいどういうことじゃ。」

 

水晶玉に移るムネモシュネ様の顔が歪んで睨み付けてくる。


「治療室に運ばれたあと、そのまま行方不明になってしまいました。申し訳ありません。」

「何処に行ったかわからんのか、アリッサしっかりと探したのであろうな。」

 

ムネモシュネ様の怒りの声が響く。

 

「はい、すべて聞いて回ったのですが。それに寮の中ですら姿を消し、ネリーさんとナツキさんですら置いて姿を消しました。いかがいたしましょう。」

「ウ~ム、ならもうよい、風の魔神を先に殺せばよかろう。今妾の傀儡で風の魔神を殺せよい、新しいのをけしかければよかろう。」


ムネモシュネ様が私にとんでもない要求をしてきた。

 

「ですが、あの2人では。」

「なんじゃ、妾に文句があるのかえ!」

 

ムネモシュネ様が私に向かって睨み付けてくる。私は息を飲んだ。

 

「アリッサよ、お前は誰に物をいっておるのじゃ?今この目の前でお前の妹を殺してもよいのじゃぞ。えぇ?どうなのじゃ?アリッサ。」

「申し訳ありません、それだけは、それだけは許してください、すぐに風の魔神の殺害の準備をいたしますので。」

 

私はすぐさま誤り、ムネモシュネ様の機嫌を直そうとした。


「最初っからそういえばよいのじゃ。ついでにその学校も消せ!ではいい知らせを待っておるぞ、アリッサ。」

 

と言って通信が切れた。

私は裏切り者、私を救ったジン様を裏切るクズな女。


「ごめんなさいジン様、私は妹のためにあなたを殺します。」

 

私は再び笑顔の仮面を被り、ネリーさんとナツキさんエリーカさんを巻き込むために呼びに言った。

 

「私はもう、これ以上引き返せない。私は死んでもせめて妹だけはアリスだけは救ってみせる。」

 


やっと四天王の1人と戦えました。

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