53、ご飯の時間です
53話です
[ミツキ]
ヒルデさんに案内され、て食事をする部屋に連れてこられた。
部屋にある長ーいテーブルに色々な魚の料理が並べられていた。
テーブルの1番奥に1人だけポセイドン王が座っている。
その近くの左側の席に綺麗なライトグリーン髪の女性と同じライトグリーンのボブカットの少女がいる誰だろうか。
あれ?リヴァイアサンは?
リヴァイアサンの姿が見当たらなかった。
まだ目を覚ましてなかったか、そんなに強く殴ってないんだけどな。
俺とミルネはヒルデさんに案内されてポセイドン王のすぐ隣の右側に座らされた。
「魔神様とミルネさんお待ちしておりました。
おっと、紹介しておきます。こちら私の妻サリアと娘のマーリンです。」
ポセイドン王の紹介と共にサリアさんとが立ち上がって頭を下げてきた。
「お目にかかれて光栄でございます、魔神様とミルネさん。」
俺とミルネが慌てて立ち上がって挨拶を返した。
「僕はミツキと言います、そこまでかしこまらなくても大丈夫ですので、こっちも緊張しますので。」
「あ、あの、わた、私はミツキさんを案内しただけなので、私はさん付けでなく、そのまま呼び捨てで構いませんので。」
ミルネがテンパりながら必死に言葉を言っていた。
俺は少し吹きそうになってしまった。
めっちゃ緊張してるよミルネは。
すると、サリアさんが立ち上がらない、マーリンを立たせようとしていた。
「ほら、マーリン、貴方も御2人にご挨拶しなさい。」
サリアさんに言われてマーリンちゃんが俺を見つめてくる。
何かめっちゃつぶらな瞳で見られるんだけど。
「お母様、お父様、魔神様ってこんなに可愛い人なの?」
マーリンちゃんが俺を指差しながら言ってきた。
子供って正直なんだなってこの時そう思った。
サリアさんとポセイドン王が慌てて立ち上がりマーリンちゃんを謝らせようとしていた。
「も、申し訳ありません、魔神様とんだご無礼を。こらマーリン謝らないか。」
「こっ、こらマーリン、魔神様を指差してはダメでしょ。」
俺も慌てて立ち上がる。
すると、隣のミルネも立ち上がった。
そうとう慌ててんなミルネも。
「あ!大丈夫ですから、そんなに怒らなくても大丈夫ですから。ほら、マーリンちゃんこっちにおいで。」
俺は座っている、マーリンちゃんをこっちに呼んだ。
すると頷いてこっちに歩いてきた。
そのまま抱き上げて、椅子に座り俺の膝に座らせた。
「あの、子供は好きですから、そこまで怒らないでください。」
俺はポセイドン王とサリアさんにマーリンちゃんの頭を撫でながら言った。
マーリンちゃんが俺の膝でおとなしくいている。
「ほっ本当に、申し訳ありません。」
「マーリン、今日だけですからね。」
「うん♪」
ポセイドン王が再び俺に誤り、サリアさんがマーリンちゃんに注意していた。
「それではどうぞ、好きなだけ食べてください。」
「では、いただきます。」
と言って俺は食事を開始した。
膝にマーリンちゃんを乗せているので自分で食べながら、マーリンちゃんにも食べさせながら仲良く食事をしていた。
ミルネも最初はあんだけ慌てていたのだが、食事が美味しかったのか頬に手を当てながら食べていた。
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[リヴァイアサン]
俺はいつの間にか自室のベッドの上に寝かされていた。
お腹からズキズキと痛みが走ってくる。
いったい俺はどうなったんだ。
自分の額に手を当てて思い出そうとした。
「は!そうだ。」
そしてすべてを思い出した。
完敗だった、言い訳の出来ない見事な負けだった。
本気の蹴りを余裕でつかまれ、その後の乱打ですら当たることなく、懐に入り込まれた。
そしてたったの一撃で俺の意識を刈り取ったあのパンチ。
すべてが規格外の力だった。
「本当にあの人は魔神だったんだな。最初は会ったときは嘘かと思っていたが。」
2度目の戦いで使ったあの魔法あり得ないくらいの魔力を感じた。
あれを見たとき正直驚いた、最初は本気でやっていなかったということを。
人生で負けたのは兄貴ぐらいしかなかった。
今までも挑んだやつにも負けたことはなかった。
だが初めて魔神と戦って実力の違いを目の当たりにした。
競り合うことすらなかった、たった一撃で終わったのだから。
だけどさっきから何なのだろうかこの胸の中にあるモヤモヤは、氷の魔神に勝ちたいと気持ちとは別にこう、何て言えば良いのだろうか。
付いていきたいという気持ちにさせられる。
あの人に付いていけば不可能なんて無いのではと思わされてしまう。
「あーー、何なんだよこの気持ちは。」
俺はしばらくベッドの上で頭を抱えて考えていた。
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「ミツキ」
俺とミルネは食事が終わってまた、部屋に帰って来た。
あの後は特にハプニングも無く、ご飯を食べれたが。
ちなみにマーリンちゃんは6歳だった。
「美味しかったね、ミルネ。」
「まぁ、美味しかったけど、緊張して大変だったんだから。」
と何かすねていた。
何だ、ご飯食べてるときすごく幸せそうな顔をしていたけどな。
「まあまあ、そんな怒るなってほら、お腹がふくれたら何か眠くなってきたし、戦ったから疲れたし。」
俺はあくびをしながら、寝る準備を始めていた。取り敢えず体を綺麗にするかね、《クリーン》。
俺の体が光に包まれて光が弾けた。
よし、オッケーだこれで後は寝るだけだ。
「それにしても、ミツキって変だよね、何か私達普通の人と変わらないように見えるし。」
そりゃそうだ、俺は今までただの学生だったんだから、俺も魔神っていったらジンかフェンリルのあの自由な奴らしか知らんしよ。
「そっちの方が喋りやすくていいだろ、ミルネ。」
「それはそうだけど、まぁ、見た目がこんなに可愛いのに、リヴァイア様を一撃で倒すんだから世の中不思議よね。」
ミルネが俺を眺めながら何か好き勝手言っている。
いや、俺だって最初は弱かったさ、毎日死ぬ気で戦えば誰でも強くなれるよ。死ぬ気でな。
地獄の日々を思い出していた。
まぁ、現在進行形で起きていますがね。
「大丈夫、ミツキ何か遠い目をしているけど。」
「うん、きっと大丈夫俺はそう簡単には死ねそうにないから。」
「返答がおかしいんだけどミツキ。」
ミルネが俺に苦笑いをしていた。
うん、嫌なこと考えてしまったしもう今日は寝よ。
俺はベッドに飛び込んでいった。
すると、ベッドはものすごく柔らかくて俺を包み込む。
すごい!何て低反発な素材なんだ。
これ、俺の家にほしい。
俺は枕に顔を埋めながら堪能していた。
「すごい、ミツキの尻尾がブンブン動いてる。」
ミルネが俺を何か突っ込んでいたが俺は気にしない。
だって、気持ちい物は気持ちいのだから。
そんな事をしながらくつろいでいると、急にドアの方からノックする音が聞こえてきた。
あれ?誰だろうか?ヒルデさんかな。
「どうぞ!」
俺が枕から顔をあげてドアの方に声をかけると、ドアがゆっくと開かれた。
すると、枕を抱えたマーリンちゃんが現れた。
しかも肌が透けてる薄い服を着て。
「一緒に寝よ、魔神様。」
と言って俺のベッドの方に近寄ってきた。
何か子供に好かれるのって嬉しいよね。
「いいよ、横においで。」
俺がベッドの真ん中から少し横にずれた。
持ってきた、枕を上に置いて俺の所に寝転がってきた。
俺は抱き抱えて頭を撫でながら、優しく抱き締めてあげる。
マーリンちゃんは嬉しかったのか笑顔を俺に向けてくる。
しばらく頭を撫でていると、いつの間にか寝ていた。
すると、再びドアがノックされた。
「どうぞ。」
「失礼いたします。魔神様、マーリン様を見かけてはおりませんか?」
とヒルデさんが中に入っていた聞いてきた。
「あぁ、マーリンちゃんならここで寝てるよ。」
「それは申し訳ありません、すぐに連れて帰りますので。」
「あぁ、いいよ、起こすのも可愛そうだから、そのまま寝かせてあげれば、一応しっかりと見ておくから。」
俺は起こそうとしたヒルデさんを止めた。
「わかりました、魔神様が直々に守っていただけるのであればこれほど安全なことは無いでしょう。
ドアの前に一応警備の者を配置しておきますので、それではゆっくりとお休みください。」
と言って引き下がっていった。
まぁ、襲われることはないとは思うけど、それなりに警戒しながら寝るか。
「ミルネは寝ないの?先に寝ちゃうよ。」
「うん、私ももう少ししたら寝るから寝てていいよミツキ。」
「わかった、それじゃあおやすみ。」
俺はマーリンちゃんを抱き締めながら寝た。
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[ミルネ]
私もベッドに腰かけて今日のことを考えていた。
今日は今までの人生の中で、いろんな事が一度に沢山起きた日だったな。
私の助けた人が魔神様だったり。
そのまま、みんなの憧れのお城で食事をして、更にはポセイドン王や妻のサリア様に娘のマーリン様まで一緒に食事をするなんて、夢にも思ってなかった。
それにしても、今マーリン様と一緒に可愛い寝顔を見せながら寝ているミツキが魔神様なんて、あの戦いを見てないととても信じられない。
でも、ミツキには内緒だけど強くてとてもカッコ良かったな。
でも、明日の朝でお別れか、だった1日だけだったけど、ちょっと寂しいな。
まぁ、ミツキの事だからまたいつでも会えそうな気がするから大丈夫な気もするけど。
まぁ、今日は色々な事があって私も疲れたから早く寝よう。
「また明日、おやすみミツキ。」
とすやすやと寝ているミツキの方を向いて、私も瞳を閉じて眠った。
最近朝が寒くて、起きるのが辛いですね。
(# ゜Д゜)




