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41、それぞれの夜

41話です

[ネリー]

 

夜に目が覚めてしまった、すると私の下でミツキさんが寝息を立てて寝ていた。

あ、あれ?私はもしかしてミツキさんに、頭を撫でられて安心してね寝てしまったのですか。


「やってしまいました。」


でも、好きな人の温もりと言うのは何とも言えない甘い気持ちになってくるのですよ。

それに、頭を優しく撫でられていると、ドキドキしてきますけど何か安心してきて。

きっと私は今までミツキさん以外の温もりを知らないから、これ程までにミツキさんを求めてしまうのでしょうね。


でも、もしかしたら私のミツキさんは元の世界に帰ってしまうかも知れないのですよ。それは嫌です、何が何でも嫌。もし、ミツキさんが帰るのなら私もミツキさんに、着いていきたい。

絶対に私からミツキさんを誰にも奪わせない。ミツキさんは私のものだ誰にも渡さない。


私はミツキさんから離れていつものようにベットで横になり、ミツキさんを抱き締めた。


「それにしてもナツキさんですか。

姉といっていましたが、何故でしょうか、かなり危険な匂いを感じましたね。」


いえ、別に命の危険とかではなくて、恋愛的な方ですが。

まあ、今は考えても仕方ありませんね、この私の聖域には近づけたくありませんが、いずれは乗り込んで来るでしょう。今のうちに色々とミツキさんを堪能しておきませんと

私はミツキさんの獣耳を優しくさわる。


「あっ。」とミツキさんが甘い声を出す。そして、獣耳を唇でくわえてハムハムする。


「うっ、あっああ。」と顔が少し赤くなる。私はそれを見ながら頬に手を当てながらうっとりとしていた。

可愛い、本当に可愛い。思わずこのまま食べてしまいたいですね。

私はミツキさんと1度だけやりましたが、あれは私の中でも1番の思い出ですね。とても気持ちも良くて感じられましたし。


いけませんね、あのときの事を思い出してしまうと、またやりたくなってしまいますね。

でも、ミツキさんには私のマーキングがしてありますし。

今日もいたずらはこれくらいにしておとなしく抱き締めながら寝ませんとね


私はミツキさんを再び抱き締めて眠りに付いた。

ミツキさんの香りを嗅ぎながら。


「おやすみなさい、愛しの人。」

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

[奈月]

 

私は、皆の使用する、シャワー室にやって来た。ここのシャワー室を使う人は少ない、それは魔法で簡単に体を清潔に出来るからだ。

ほとんど、この世界では嗜好の範囲になってしまっていた。

だから、シャワーの数も20程しかなかった。

 

でも私は何か、魔法じゃ落ち着かなくて、わざわざシャワーを浴びに来ていた。


「やっぱり、シャワーは気持ちいわね、お風呂が無いのがざんねんですけど。あー、お風呂に入りたいな。」

 

私は暖かいシャワーの水を浴びながらそんな事を呟いた。

部屋は一人だしいっくんと一緒に部屋で暮らしたいな。せっかくいっくんが女の子になったわけだし一緒の部屋でも大丈夫でしょう。

それに、いっくんはとっても可愛い、キュートな狼の女の子になったなんて。もう、抱き締めてあんなことやこんなことやってみたいな。

 

私は妄想しながら悶えていた。


「な、ナツキ、さっきからナツキの声がすごい中に響いているけどどうしたの?」

 

するとナビのピトが私に語りかけてきた。


「あれ、ピト寝てたんじゃないの?」

「ナツキの声が気になって眠れなかったよ。」

「ご、ごめんねピト静かにするから寝ていいよ。」

 

とピトに謝ったら、そのまま静かになった。

いつまでもシャワーを浴びてる場合じゃないや部屋に戻らないと。

 

私はシャワーを止めて更衣室に向かった。ボックスから下着と制服を取り出して、魔法で綺麗にした。

そして体にも魔法をかけて水気を吹き飛ばした。

私は着替えて自分の部屋に向かった。

 

私の部屋は2人部屋なのだが、途中から編入したせいで1人で使っていた。

正直気を使わなくて楽なのだが、少し寂しかった。


「いっくんと一緒にいたいけど、いっくんの部屋聞くの忘れてたし。

仕方ない、今日は我慢しましょうか。」

 

私はする事も無かったのでベッドに入った。

 

「よーーし、明日は絶対に勝っていっくんと同じクラスにならないとね。

おやすみ、いっくん」

 

と言って眠りに着いた。


▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

[ミツキ]

 

俺は再び、フェンリルの所にきた。

よし、今日は昨日みたいに馬鹿な魔力の使い方はしないぞ。

 

「なっ、ドラ!」「ピー?」

 

となりにいたドラに喋りかけた。

良くわかっていなかったようだが。

 

「来たわね、あんたそれじゃ今日も本気で来なさい。」

「ちょっと、待って。」

「何よ、急に。」

 

フェンリルがめんどくさそうな顔をしながら聞いてきた。

俺は土下座をした。

 

「頼むこの通りだ、拳の戦いかたを教えてくれ!」

「はーー?そんな事は自分で見て盗みなさいよ、このボンクラ!!!」

 

といきなり、罵られたさらに土下座している俺の頭に足を乗っけてきた。

こ、この野郎、人が下手にでて土下座しているのに、足で踏んでくるとは。

いや、待て怒りに身を任せるなここでへまったら明日に響くんだぞ落ち着くんだ俺。

するとフェンリルがゲジゲジ頭を踏んでくる。

 

「ほら、いつまでそうしてんのよ。」

 

やっぱ無理だ、わかったそこまで言うのならやってやんぞごら!!!


「《レイズ》」

 

俺は魔法を発動してフェンリルの踏もうとする足を両手で掴んで振り回す。

 

「おら、片足ジャイアントスイングじゃぼけ!!」

 

とぐるぐる振り回して空に放り投げる。

そして空中に俺そっくりな分身を想像する。

 

そして空中で飛んできたフェンリルを地面に向けて蹴り飛ばす。

一人で足りないならもう一人増やすまでじゃボケ。そして俺が横に二人ならんだ。

 

地面にフェンリルが叩きつけられると・・・・・思ったが。

地面に手をつけて、アクロバットな回転をしながら着地した。

ち、相変わらずチートな化けもんだ。


「へーー、あんた、不意打ちとはいい度胸してるじゃない。」

 

と俺の方を見てにやりとした。

 

「また魔法を作ったようね、面白いじゃないどれだけもつかためてしてあげるわ。」

 

と言ってフェンリルが襲ってくる。


「よし、いくぞ俺!」


と分身に語りかける、うなずいてから、フェンリルに向かって挟み撃ちをする。

いつまでも受けるばっかりだと思うなよ。するとフェンリルが止まり受けの体制に入った。

俺は氷柱を想像して右手を横に降りフェンリルの左横から発生させた。

だが、フェンリルは左手で裏拳のように振り抜き砕いた。


「相変わらず、牽制にもならねーか!」


だが、俺と分身が同じ動きをするように想像してあるのでそう簡単には見抜けねーぞ。

俺と分身が交差するように、殴る、蹴るをフェンリルを挟みながら叩き込む。

だが、フェンリルは余裕の表情で俺の攻撃を一人でさばいていく。


「ほらほらどうしたのよ、そんなのじゃ、僕には届かないわよ。」

「くっそが、化け物が。」

 

そしてフェンリルが俺の攻撃の間をぬって両手で俺と分身の腹に掌底を打ち込んできた。

俺はそのまま後ろに飛ばされて分身は砕かれた。

「がはっ、くそが」俺は悪態をつきなから、何とか体を空中で回転かせて着地する。


「いってー、相変わらず馬鹿力だ。」

「へーー、今の力を耐えるのね、かなりの魔力を練れるようになったじゃない。」


珍しく、フェンリルが上機嫌だ。


「そうね、そこまでやれるなら、僕の必殺技見せてあげるわよ。しっかり目を見開いてなさい。」


すると、フェンリルが魔力を練り始めた。そして体が輝きだした。


「いくわよ、《アブソリュート・エンド》」


急に寒くなりキーーンと高いその音を聞いた瞬間意識を失った。


アブソリュート・エンド


相手の体温下げて原子の動きがとまる絶対零度まで凍らせて一人だけ動きを止める。

魔素の消費が激しくフェンリルですら三回しか出来ない。



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