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31、ギリゴブルとの決着

31話です

ネリーがコロシアムで立っていた。

お、いたいた取り敢えず呼んでみるか。


「おーーい、ネリーーーーー。」

 

ネリーがこっちを向いて微笑んでいる。

だが、ネリーの奥に何かでかいのが居るのに気がついた。

うん、・・ちょっと待ってください、ネリーさん後ろに化け物がいるんですけど俺の見間違いですか?俺は目をこする・・・・・!!

いや、確かにおる、なんだあいつ、キメーーー。

 

「あ、ミツキさん危ないのでこっちに来ては駄目ですよ。」

 

ネリーがこっちを向いて子供に注意するかのように語りかけてきた。

ちょっ、それどころじゃないよネリー余所見したら危ないよ後ろ、とんでもないのがいるって。

すると化け物が馬鹿デカイ拳を振り上げてネリーを拳で叩き潰した。

 

「ネリーーーーーーーーーーー!!!」


俺は力一杯叫んだ。おい、嘘だろあのネリーがワンパンで殺られるなんて。



「グハハハハ、馬鹿め、よそ見などするからだ。

次はお前だフェンリル。」

 

と地響きのような重い声でしゃべってきた。

てか、俺はフェンリルじゃないんですけど。

目の前にラスボスみたいなのがいるんだけど。

だがこのくそ野郎、ネリーをよくもネリーの敵は俺がとる。

俺はレイズを自分にかけて化け物に突っ込もうとした。

 

するとザシュッっと何かが斬れる音が響いた。

うん、何の音だ?

するとネリーを潰していた化け物の腕がバラバラになって、ネリーが飛び出して来た。

そして僕の方に飛んできて微笑む。

化け物の腕から紫色の血が吹き出す。

あ、やっぱり血は紫なのね。


「グワーーーー、くそが女よくも。」

 

と化け物が肩を押さえながら睨み付けてくる。そして苦しそうな声を出しながら腕が生えてきた。

うぇ、気持ち悪これは、生で見たくないよこれ生々しくて吐き気がする。

まじピッ○ロキャラとか勘弁。

 

「ごめんなさい、また油断してしまいました。」

 

ネリーが申し訳なさそうに僕に謝ってきた。相変わらず強いねネリーは、俺より主人公みたいだよ。


「死ね、このくそどもが。」

 

化け物が俺たちを殴りつけてきた。

俺はその手のデカさに思わず目をつぶった。怖、迫力が凄すぎる。

 

だが、こっちに衝撃が来ないゆっくりと目を開けると。

ネリーが片腕で化け物の拳を止めていた。しかも俺の方を向いて微笑みながら。すご、ネリーさんあなた本当にどんな体の構造をしてるの?俺達の体以上の拳をその細い片腕で止めるとか。

化け物が唸りながら腕に力を込めているがびくともしない。


「ぐ、ぐぐ、馬鹿な俺様のこの姿でパワー負けするだと。」


化け物が焦りながらうろたえている。

だが、ネリーは気にすることもなく俺の方を向いている。

ガン無視ですか、あの化け物相手に。

俺はやっぱりネリーには勝てないや。


「すみません、今からすぐに片付けますから、待っていてください。」

 

とネリーが俺の目の前で詠唱を始める。


「《原初なる焔よ、敵を飲み込み消し去りなさいフレア》」

 

すると化け物の顔面近くに、眩しい光が溢れる。


「ぐぉっ、何だこの光は」


化け物が片腕で顔を覆うい、光を遮る。

俺も思わず眩しくて両手で覆う。

何これ、フラッシュグレネードか、眩し、前が見えない。

そして光が一点に集まりだした。

うん?何が起こってんだこれ?


集まった光が赤くなり膨らみだす。

あれ、これなんかやばくないか。


「馬鹿な、この魔法はフレアこんなガキごときが使える魔法でないはずだ。」


化け物が焦りながら言っていた。

フレア?あのゲームでよくあるやつか?

赤い光が化け物を飲み込み、俺たちまで巻き込んだ。あ、これもしかして死んだ!


次の瞬間ドデカイ爆発音が響いて思わずビクッとしてしまった。

だが、音がするだけで衝撃が来ない?何でだ。

前を見るといつの間にかネリーが俺の前に立って両手を突き出して、結界らしき物を張っていた。

あ、ネリーが守ってくれていたのか。


俺の周りは爆風にすべてが巻き込まれて砂ぼこりが舞い上がりんでもないことになった。

しばらくして舞い上がった砂ぼこりが消えて視界が開けた。

するとネリーが受け止めていた物であろう焦げた拳だけが残りあとは全て消え去っていた。

そして、残った拳も灰になって散っていった。

この魔法使ったらあかんやつやろ。

俺たちの、いたところ以外地面が爆風で波打って真ん中がへこみ焦げている。

どんな魔法やねんこれ。人が使える魔法なのかよ、てかオーバーキル過ぎるだろ。

何か焦りすぎで言葉変になってるし。

そして、闘技場が徐々に元の形に戻っていく。

 

「ね、ネリー今の魔法は?」

「あれは、原初の魔法でフレアと言うものですよ。でもだいぶ加減しましたがすごいですね。」


実際に使うとこんなになるのね、てかこれで手加減とかアホだろ。

ゲームとリアルは違うねやっぱり。

これは、まじでネリーの方が強いだろ、魔神の称号譲っていいでしょネリーに。

 

「一体何事ですか。」

 

とジンが慌ててこっちに走って来た。

まぁ、あれだけの爆発が起きればそりゃ気づきますよね。

ジンがこっちまできた。

 

「一体何があったんですか、魔族の気配を感じて来てみたら、それに今のはフレアですよね。」

「えぇ、そうですよ、生徒の中に魔族が潜んでいました。

しかも襲ってきたのでこちらで対処させていただきました。」

 

と、ネリーが丁寧に答える

ジンが焦ったようにネリーに問いかける。


「それは本当ですか!名前はなんといっていましたか。」

「ギリゴブルと言っておりましたね、四天王のムネモシュネの部下らしき事を言ってましたね。何者かは知りませんが。」

 

ジンが驚いていた。

 

「それにしても魔族に魔神は狙われてるのは何故ですか?」

「それは僕達魔神は世界の平和を維持するための存在だからですね。

私達魔神を殺せばこの世界は終わりますから。」

「だからミツキさんが襲われるのですね。」

 

ネリーが納得した様な顔をしていた。

 

「ですが、魔族が攻めてくるとは、もしかしたら魔王が復活したのかも知れませんね。

近々勇者召喚が行われるかもしれません。

まあ、仕方ありません今回の件はわかりました。

私が説明しておきましょう。まさかネリー君が原初魔法を使えるとは思いませんでした、世界でも魔神を省いたら片手で数えるだけしかいませんよ。流石ですね。」

「いいえそれほどでもありません。後の始末はお願い致します。私達は部屋に帰りますので。」

 

と言って俺はネリーに手を引っ張られて部屋に連れていかれた。

俺はまた空気だったけど仕方ないか、なんもしてないしな。

 

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ジン視点

 

ミツキさん達を見送りながら私は考えていた。

それにしても魔族が生徒に紛れていましたか。

ムネモシュネですか、一体何者ですかね。

この魔族の襲撃は果たして魔神を殺した者と関係があったのでしょうか?

 

すると他の先生方もこっちに集まってきた。

 

「ジン様いったいあの爆発音は何ですか、かなりの魔力を感じましたが。」


1人の先生が焦りながら私に問いかけてきた。


「生徒の中に魔族が混じっていたので私が始末しておきました。」

 

すると周りの先生達が恐怖に歪んでいた。静かにしているのは、アリッサ君ぐらいですか、それも仕方ないことですが、魔族とは皆が怖れる存在です。ですが、ここの先生としては情けない。はーー、もう一度先生を選び直す必要があるかもしれませんね。


「他に魔族は潜んでいないのですか?」

「何処のクラスから出たのですか。」

「この学校はもう、危険なのでは!」

「早く生徒を調べた方がいいのでは!」

 

先生達が騒ぎだした。


「煩いですよ!!!」

 

私の叱咤に先生達がビックリしていた。

 

「貴方たちは本当にここの先生ですか。魔族程度にやられるような人材は選んでいないはずですが。

私の見込み違いでしたか、そこまで自分の命が大切なら辞めてもらって結構ですよ。」

 

すると皆静かになった。

はーー、全く情けない平和呆けとは怖いものですね、たかが500年程度でここまで人は情けなくなってしまうのですか。

 

「今から私の指示に従って行動してください。多分魔族は1人ではないでしょう、他にもいる可能性があります。ですが、探さなくて大丈夫です。

1人を倒しましたから、こちらからいかなくても向こうから勝手に現れるでしょう。

先生達は決して生徒に知られないようにしてください。下手に知らせるとかえって危険なめに合いますよ。では、解散してください。」

 

と、私が手を叩いて解散させる。

明日何人の先生が消えるかわかりませんがその時はその時ですね。

 

「アリッサ君だけ残ってください。」

 

と言ってアリッサ君だけ残した。

 

「何でしょうか?ジン様。」

「私の学校には対魔族結界が張ってあってありましたよね。」

「えぇー、そのはずですが。」

 

そうなんですよね、何故引っ掛からなかったんでしょうか?それだけがおかしいのですよね。

考えられるとしたら魔族でなく人を操っていた?それか結界を通り抜ける魔道具があったか。

だが、ネリー君は魔族と言っていましたから、魔道具が当たりかもしれませんね。

私の最悪の可能性が当たらないといいですが。

 

「仕方ありません、アリッサ君はしばらく生徒を良く観察していてください。

もしかしたらボロをだす魔族がいるかもしれません。ですが、あまり深追いしてはいけませよ。」

「分かりました、出来るだけ見てみます。」

「それじゃあ、お願いしますね。」

 

と言ってアリッサ君にお願いしておく。

はーー、他にも信頼できる先生が入れば楽なのですがね、仕方ありません明日ミツキ君にも手伝ってもらいますか。 

 



 


ミツキは何時になったらちゃんと戦うのだろうか?

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