30、ミツキとジン、ネリーとリク
30話です。
やっと30話まで来れました。
そろそろさすがに学年トーナメントまで進めないと行けませんね。長々とすみません。
俺はジンに呼び出されたため、校長室の扉の前にいた。
茶色の大きなドアが俺を待ち構える。
はー、気が重いな昨日の俺が起こした件の話だろうな。
扉の前でぐずぐずしている場合ではない。
校長室のドアをノックした。
「入ってください。」
とジンの声が聞こえた。
俺は「失礼します」と言ってドアを開けて校長室に入った。
部屋の周りは本棚やらガラスケースに武器やら宝石やら色々と置いてある。
真ん中に柔らかそうなソファーが2つ、対にして置いてあり、奥の大きな窓の目の前に執務室によくある大きな机がおかれている。
ジンはそこに腰かけて反対を向いて座っている。
大きな椅子の背に頭が見えている。
俺が机の方に向かって歩いていって机の前まで来ると。
椅子をゆっくりと回転させてこっちを向いく、机に肘をついて、指を組んで座っている。
顔はニコニコしているが何故かプレッシャーを感じる。え、何めっちゃ怖いんだけど。
「ミツキ君」
「はっ、はい」
「・・・・・・・・・・・・・」
間が長い、え、俺相当ヤバいことなってない、レオナルドもしかして殺っちゃた。
そして俺は今から捕まるんですか。
するとジンの方から「く、くくく」と笑っている声が聞こえた。え、何で笑っているの?
「いやー、ごめんねちょっと偉そうな感じでやったんだけど、まさかミツキ君がそんなにあせるとは思ってなくて。どうびっくりした。」
俺はこいつを殴ってやりたかった、今すぐに殴り付けてやりたい。
前から思っていたけど、バカじゃねーのてか、バカだよね。俺の緊張を返せアホ。
「いきなりふざけたことをするなこのアホ。」
「あ、ははははそんなに起こらないでよミツキ君。」
はー、ここに来たのがバカらしくなってきたよ。
「さて、冗談はここまでにして本題に入ろうか。」
といきなり真顔になって鋭い顔になった。
「実はですね、最近魔神が狙われていまして、君もその一人です。君がフェンリルの体で転生しなければ、しばらくは大丈夫だったかもしれませんが。また狙われるのは必然でしょう。」
あれ、昨日の暴れたことではないの?
俺は、てっきりその事を言われるのかと思っていたんだけど。てか、フェンリルの体にしたのは俺でなくて神だから。
「敵の姿がわからないもので、こちらから反撃することもできない状況なのですよ。現在は水の魔神クラーケン、雷の魔神キリンが、すでにやられています。どこから現れるかわかりませんので注意してください。
あと、ミツキ君はフェンリルが殺された時にシヴァと言ったいましたよね。」
「まぁ、本人がそう言っていましたけど。」
俺はそうとしか言われてないから知らないしな。
「そうですか、あのあと考えたのですが、シヴァ君がフェンリルを殺すなんて考えられないんですよね、彼女はかなりフェンリルの事を好きでしたから。それはもう、一人の女性として。」
えぇ、ここの女の人同性愛の人多くないか?
俺だけなのか?それともフェンリルになったせいなのか?
「じゃあ、誰なんですか?」
「いや、あまり考えたくないですが、もしかしたら、敵は姿を変えられるもしくは人を操れるかのどちらなのでは無いのかなと思うのですが。ミツキ君ならどう思いますか?」
確かにそれなら、敵の懐に入るのは簡単だが可能なのか?
「でも、そんな魔法はあるんですか?」
「あるはある、だが闇魔法なんだ、だから私はそこまで詳しくは無いんだ。でもシヴァ君を操るなら相当の手練れなはずです。それにフェンリルが気づかないのもおかしいのですよ。」
なら操る魔法では無いのでは?
「じゃあ、姿を変える魔法は?」
「それはあるんだか見た目を完璧に真似るのは出来ない、せいぜい自分の体の一部を変えられるですね。」
それでは違うのでは?無理じゃん特殊な魔法でもない限り。
「それじゃあ、無理じゃないか!」
「いや、可能性としては固有魔法か特殊魔法の可能性があります。ですがこれは産まれた時にかなり少ない割合で得ることがあります。なのであらゆる可能性を考えて行動してくださいと言うのが私からの話です。」
とジンが真面目な表情のまま俺を見てきた。うーん敵が解らないとはね俺もいつ命が狙われるか分からないか。
怖いな、ネリーがもし操られるか、偽物が現れても俺はネリーを分かるだろうか?難しいだろうな第一にフェンリルがやられている時点でかなりのうまさなのだろうな。
まぁ、この話を考えても仕方ないのだか、それよりも昨日のことはどうなったのだろうか?
「ねえジン、レオナルドはどうなった。」
「あぁ、彼らですか、彼らなら今朝学校を辞めましたよ。」
はぁ!辞めたあいつらが。まじでラッキー、顔を見なくなるなんて清々するよ。
「ですが、貴族と揉めるのはあまりオススメ出来ないですよ。今回はレオナルド君が人を斬りましたから殺人未遂ですね、ほんとなら憲兵につきだすのが普通ですが、ネリー君が吸血鬼だったので下手に調べられるより退学にした方が早いと思いまして。なので勝手にそうさせてもらいました。」
そうなんだ、それならジンの言ったとおりにしてもらった方が助かった。
「でも、この学校は戦闘力が全てなのに人斬ったら退学になるんですね。」
「何を言っているんですかまったく。たしかに私は強い人を育てますが、そこで簡単に人を殺してしまうようでは話になりませんよ。
しっかりとした公式の場で斬り合うならまだしも、あんな逆恨みでやるようでは先が楽しみではありませんよ。」
まぁ、確かにそれはそうか、いくら子供であってもやってはいけないことがあるよなそれは。
「うん、ありがとうジン注意するよ。」
「はい、では気をつけて学校生活を送ってください、ネリー君が来ていないようなので自分の状況に巻き込むならしっかりと伝えてください。
それが嫌なら自分で消えるのが懸命でしょう。」
とジンに言われた、そうだ俺と旅をすると言うことは死ぬ確率がかなり高くなるのか。それなら学校卒業したら姿を消した方がいいかもしれないな。
「うん、ありがとうジン、ジンも気をつけてね。」
俺は取り敢えずネリーを探しに校長室をでた。
リクと訓練をするならどこにいるだろうか、やっぱりコロシアムかな?取り敢えずコロシアムに行こう。俺はコロシアムに向けて走った。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ネリー視点
今廊下を歩いているところなのですが、さて、リクさんを探しに行きませんとね。少し聞きたいこともありますし。
そう言えば場所を聞いていませんでしたね。どうしましょうか。
あっ、そう言えばCクラスの生徒と言っていましたね、それでは取り敢えずクラスに向かいましょうか。私はCクラスに歩いて向かった。
クラスのドアを開けると教室に残っていた生徒達がこっちを向いている。
中には見とれているひともいるようだ。
だが、大半は誰だ?とか何でここにという顔をしている。すると一人の女子生徒がこっちに近づいてきた。
「あのー、何かご用ですか?」
「リクさんを探しているのですが知りませんでしょうか?」
「あ、それなら向こうの席にいますので呼んできますね。」
と言ってリクさんを呼びに言った。
するとリクさんがこっちを向いて私に気づいてこっちに向かってきた。リクさんが嬉しそうな顔をしながら。
「あ、わざわざ迎えに来てくれたんですねありがとうございます。正直Aクラスに行くのが怖くてどうしようか迷っていたんですよ。」
と言って頭を下げてきた。
「いえ、気にしなくていいですよ、何処にいきましょうか?」
「それならコロシアムを予約してありますからそこでお願いします。」
と言ってコロシアムにリクと二人で向かった。
そしてコロシアムに着いた、だが人は私達以外誰もいなかった。リクはコロシアムの中に置いてある刃の潰してあ練習用の剣をとって、真ん中辺りでお互いに対峙する。
「では、よろしくお願いします、ネリーさん。」
と言って、剣を正面にかまえる。
「ちょっと待ってくださいリクさん、あなたに聞きたいことなあるのですよ。」
「何ですか、ネリーさん。」
リクが不思議そうな顔をして首を傾げていた。
私は食堂で最初会ったとかに感じられなかった変な違和感を聞かなくてはならない。
「貴方から変な魔力を感じるのですが何ですか、その体の奥に隠している魔力は!」
するとリクがびくっとして顔が驚いている。これは、何でしょうか何かあるのでしょうか?
「そっ、それはネリーさんには関係がありませんよ。これは、教えることができません。」
「そうですか、なら私も貴方をますますミツキさんに近寄らせる訳にはいきませんね。私は命に変えてもミツキさんを守ると決めていますので。」
するとリクがうつ向いて表彰が見えない。うん?何でしょうか雰囲気が何か可笑しいですね?
私は警戒しながらリクを見ていた。
「チッ、面倒くせーなフェンリルの野郎をさっさと殺してやろうかと思ったのによ。お前をまずは信用させて、さっさと近づいてやろうと考えていたが勘のいい女だくそが。」
とさっきとは別人のような口調で喋り始めた。
やはり、何か潜んでいましたね。
最近何者かに見られている気配がありましたがこの人が犯人のようですね。
「ちっ、だが、まぁいいかお前を殺してフェンリルの野郎をぶち殺してやるぜ、ひゃっはー。」
と残虐な笑みを浮かべながら、を頭上に剣を構えて私に襲いかかってくる。
私は横に軽く跳びよける。
リクの剣が地面に深く突き刺さる。そして横を見てすぐさま私の方に飛んでくる。
なかなか早いですね。私も身体強化を行わなくては《レイズ》そして飛びかかってくるリクに備えて右手に自前の黒い傘を出す。傘に魔力を纏わせて強化をかける。次は油断して負けるわけにはいきません。
「は、そんな傘で何すんだよバカが!」
リクが笑いながら剣で私を襲ってくる。私も傘でリクの剣を受けたがリクの力が強すぎてそのまま吹き飛ばされてしまう
な、なんて力ですか。私が簡単に吹き飛ばされなんて。
リクに飛ばされてた私の目の前に現れてそのまま上から斬りかかってきた。
私は傘で防御するが「クッ」と言葉が漏れて地面に斜めに叩きつけられた。
そのまま地面をボールのように転がり砂埃が舞う。
私は地面から立ち上がって、汚れを払う。
まったく、ひどい人ですね女性相手にここまでしてくるとは全く。怪我は・・・しませんね。
リクはこっちを向いてしゃがみながら剣を地面にさしている。
「へーー、女お前なかなか丈夫じゃねーかますます殺しがいがある。」
「貴方は何故、ミツキさんを襲うのですか。」
するとリクが、睨み付けながら。
「はあ?そんなの決まってるだろ魔神すべてを殺して世界を我ら魔族が支配するためだ。」
「やはり魔族のものでしたか、ならその奥に隠している魔力は闇魔法。
道理で違和感を感じるわけですね。」
魔族がこうも簡単に学校に潜んでいるとは驚きですね。他にも聞いておきましょう。
「本物のリクさんは何処にやったのですか。」
「ぎゃはははは、この人間の事か、それならとっくにあの世に行ってるぜ♪この体は死体だからな。」
と笑いながら説明してきた。
相変わらず魔族とはゲスが多いものですね。
相手が優勢の状態なのでどんどん情報を引き出せますね。
「貴方は一体何者ですか?」
「俺様か、俺様は魔王様の四天王、ムネモシュネ様に使えるギルゴブル様だ。」
と高らかに名乗ってきた。
要するに下っ端ってことですか、とんだ雑魚でししたね。もうこれくらいでいいでしょうかね。
魔族とわかった以上手加減は要りませんね本気で殺ってみましょうか。
私は初めて自分の魔力を限界まで一瞬で練り上げる。すると、私の体が魔素で満たされてキラキラと輝く。
「おっ、おい、女何て魔力してやがるば、化物か。」
リクが、怯えていた。同時に私も少しビックリしていた。これほどまで力が溢れてくるものなのですか。
「さて、おいたをしたお仕置きを受けてもらいますよギルゴブルさん。」
私は全強化魔法を唱える《オールレイズ》私の体がレイズ時より輝く、これはレイズの上位の魔法ですが、よほど魔力が高いものでないと使うことができません。燃費も悪いですから、すぐに倒しませんと。
「ち、冗談じゃねーこんなとこで死んでたまるか。」
と言って左手で制服の裏ポケットから綺麗なエメラルド色の玉を出した。
逃げるつもりですね、私のミツキさんに害をなす者をそう簡単に逃がすとでも思っているのでしょうか。瞬間移動のようなスピードてリクの左手の手首を掴む。
「くそが、離しやがれくそ女が」
とリクが剣で斬りかかってきた。
がそんなの怖くとも何ともありませんよ。私はこのまま傘で下から上に振り上げる。するとリクの剣がまるで、木の棒を折るかのように刀身がへし折れる。
そして、掴んだ手首を引っ張りギルゴブルを地面に叩きつけた。すると手から玉が転げ落ちた。
これで逃げられませんね、私はそのまま足で踏みつけて玉を砕いた。
するとギルゴブルは私の手から逃げてこっちを睨んできた。
「もう、許さねーくそ女が、はーーっ、ぐ、がっ、がはっ、ぐっ、がぁーーーーーー!!!」
と言ってリクの体が変化し始める。
制服を破り、徐々に大きくなって醜い姿の化け物に体が変わり、もはや人間の面影など全くない。
すると後ろから声が聞こえた。
「おーーい、ネリーーーーー!!」
小ネタ・・・・
実はネリーの傘はレア武器で。
あれ、魔力を込めると傘から鎌に変わります。




