27、ネリーと一夜
27話です。
私はミツキさんを抱えて部屋に戻ってきた。
やってしまいました。
油断してやられてしまいました。
いけませんね、知識があっても実戦をなめてかかると危ないですね、今回は吸血鬼で助かりました。
幸いミツキさんに怪我は無かったようですのでそれが一番安心しました。
ミツキさんをゆっくりとベッドに横にして、私はベッドに腰掛けながらミツキさんの頭を撫でる。
相変わらず可愛い寝顔をしていますね。
でも、流石に私が無傷の状態でここにいるのはおかしいですよね。
私の正体を言わなくてはいけませんね。
するとミツキさんが目を開けて起き上がった。
あ、もう少し寝顔を眺めていたかったのですが。
ミツキさんがキョロキョロして、私を見て止まった。そして私の所に飛び付いてきた。
は、初めてですねミツキさんが自ら私の所に飛び込んでくるなんて、嬉しいものですね好きな人から来てくれるのは。そのままミツキさんの頭を撫でる。
「ごめんネリー、僕が貴族にケンカを売ったばかりに。」
ミツキさんが私に謝ってくる。私はミツキさんを慰めるように優しく言葉をかける。
「ごめんなさい、ミツキさん心配させてしまって。私はこの通り元気ですから泣かないでください。」
すると顔をあげる、泣きそうだったのか、顔が赤くなっている。
「でも、ネリー何で切られたはずなのに元気なの?」
・・やっぱりおかしいですよね。
出来ればこのまま言わずにずっと過ごしていきたかった。
仕方ありませんね、やはり言うしかありませんね。
私は真剣な顔でつげる。
「そ、それはですね、・・・・・
私は、吸血鬼なのですよ。」
ついにミツキさんに言ってしまいました。
ミツキさんは私を見て固まってしまっている。
あ、やっぱりダメでしたかこれで私も終わりですね。
「それで?」
「そ、それで!」
え、「それで?」とはどういうことですか!
ミツキさんの言葉に混乱した。
「私は吸血鬼何ですよ!」
もう一度ミツキさんに言ってみた。
あれ、何でそんなに気にしてないのだろうか?
「それで?、吸血鬼は怪我が治りやすいものなの?」
あれ、ミツキさんもしかして吸血鬼を見たことがないのですか?
あ、そういえば転生者といっておりましたね、まさか!
「あの、もしかしてですけどミツキさんの世界には吸血鬼っていなかったのですか!」
「うん、見たこと無いよ、でも、アニメにはいたよかなり強いキャラだったけど。」
アニメ?キャラ?とはよく分かりませんがいなかったのですね!だから怖がりもしないのですね。
「私を怖くはないのですか?」
「ネリーを怖い?どこが?普通の女の子じゃん?どうしたの急にそんなにな真剣な顔してるの?」
ミツキさんが首を傾げながら聞いてくる。
「でも、吸血鬼は世界では嫌われているのですよ血を吸いますから。」
「へーそうなんだ、でも吸血鬼は血を吸うから吸血鬼なんじゃないの?」
それは、そうなのですけど。
何か、何も知らない子供を相手しているみたいですね。
するとミツキさんが急に。
「吸血鬼に血を吸われると眷属になっちゃうとか!」
何でそんなに子供みたいにはしゃぐのですか!逆に反応に困ります。
「いえ、そんな事はありませんけど。」
「何だ。」
えぇー何でそんなにがっかりされたんですか!!
もうミツキさんに何故か振り回される。
そして今度は質問が飛んできた。
「それじゃあ、苦手なものは?」
「えっと、銀はすこし嫌いですけど、傷が治りにくいので。」
「血を吸ったことは?」
「まだありませんよ、人で言うキスと同じような物ですから。
それに吸わなくても別に死ぬわけではありませんから。」
「僕の血を吸ってみる。何も無いんでしょ。」
とミツキさんがいってくる。
こ、ゴクリ、ミツキさんそれは冗談でもいってはダメですよ。
ご飯を目の前にしてお預け食らってるようなものですよその言い方は。
「冗談ですよね?」
「欲しいのなら吸っていいよ、だって僕のせいで怪我をして血が少なくなっているだろうし。」
あっ、ミツキさんは私のために気遣っているのですか。
でも、ここで引いてしまったら今度はいつ出来るかわからない。
行くのです、ネリー、今がチャンスのときです。
初吸血は好きな人と決めていたではないですか。
心の中の私が必死にやれ、やれ、といってくる。
「いっ、いいのですかミツキさん本当に。」
「うん、どうぞ。」
と言ってベッドの上でミツキさんが両手をつきだして膝立ちの状態で待っている。
私はゆっくりと、ミツキさんに近づいて両手をミツキさんの脇から背中に回して抱きしめ顔を首筋の辺りに近づける。
ミツキさんも私の背中を優しく抱きしめてくる。
外から見たら少女同士がベッドの上で抱き合っている状態だ。
緊張しているのかミツキさんごすこし震えている。それにミツキさんからほのかに石鹸の匂いがする。
私も初めてのせいで緊張して心臓がバクバクいって体が暑くなる。
ミツキさんの首筋をすこし試しになめてみる。
するとミツキさん「あっ」といっての体がビクっとする。
「ふふ、ごめんなさい緊張していたようでしたので。
では、いきますよ。」
ミツキさんの首筋に牙をゆっくりと突き立てる、『プツッ』と皮膚に刺さる音がする。
すこし痛かったのかミツキさんの体に力が入った。
心の中であやまりながら、口を離して一度牙を抜いて溢れた血を吸い上げる。
「ごくっ、ごくっ、」お、美味しいですミツキさんの血、ほのかに甘くて、それにしつこくなくて後味かいいですねずっと飲んでいたくなります。
それにミツキさんの魔力が高いお陰で力が溢れてくる。
知識では知っていましたが、実際に飲んでみるとこれほど美味しいものだとは・・癖になりそうですね。
するとミツキさんが声を押し殺しながら私の体を強く抱きしめて震えている。
あっ、そうでした、吸われている側は気持ちがよく、軽く催眠がかかりましたねそういえば。
だってこれは、あれするための下準備でもありますからね。
あれとは何ですかって、嫌ですよはしたない言いませんよ。
そしてある程度頂いてミツキさんの首筋から口を離す。
ミツキさんが息を荒くしながら私に抱きつきながら離れない。
私も体がうずいていた、血を頂いたせいで興奮しています。
ミツキさんを体から離して顔を見る。
ミツキさんが顔を真っ赤にして、目がとろんとしていた。
何か色っぽくなってしまいましたね。
このまま見つめているとキスをしてしまいたいという欲求が膨らんでくる。
頭ではダメだとわかっているのに、顔がミツキさんの方に近づいていく。
心臓の音が今にも破裂してしまいそうなくらいにうるさく感じる。
そしてミツキさんの唇とふれ合う。
もう、今は何も考えられない、取り敢えず今はミツキさんのすべてがほしい。
そして私のすべてを捧げたい、吸血鬼である私を認めてくれたたった一人の、世界に私だけの友達。
もう、誰にも渡さない。
このキスをした瞬間私は心に誓った。
そして唇を離した。
そしてミツキさんを私がベッドに押し倒した。
「ネリー、僕なんか怖い。」
とミツキさんが顔を真っ赤にして私に言ってきた。
フフフ、可愛いですね、こんな顔を見られるのも私だけですね。
何とも言えない背徳感が私にゾクゾクと体を震わせる。
背徳感が私の興奮を更に引き立ててしまう。
私は今とてもはしたない顔をしているのでしょうね。
ミツキさんの頬に手を添えて、優しく撫でながら語りかける。
「ミツキさん大丈夫ですよ、私が優しくやってあげますから。」
ミツキさんに覆い被さりキスをしてミツキさんを求めていった。
今度はミツキさんの口に舌を入れ、ゆっくりと舌を絡ませる、そして徐々に獣のように、ミツキさんの舌を蹂躙する。
卑猥な音を響かせながら、そして私の手でミツキさんの体を優しく撫で回す。
ミツキさんから「んんんっ」とキスをしているせいで言葉にならない声が漏れる。
ゆっくりと撫で回して時に責める。
口を離してお互いに糸を引いた。
「ミツキさんのどうですか気持ちがよかったですか。」
すると恥ずかしいのか顔を真っ赤にして小さく固まっている。
もう、たまりませんね。
と再びミツキさんに襲いかかった。
「ネリー無理だってそれは流石に入らないよ」←ミツキ
「いえ、私に任せてください、ゆっくりといれてあげますから力を抜いてください震えないでくださいね。」←ネリー
「おいおい、こいつら何してんだ」←ねこさん
ドアをあける。
すると二人で口の小さい容器に水を入れている最中の二人の姿が。
「なんじゃそりゃ。」←ねこさん
静かに何事もなかったようにドアをしめる。




