26、ミツキの怒り
26話です
ネリーの制服が赤く染まっている。
ネリーが倒れた状態から動かない。
嘘だ、こんなの嘘だ、俺が巻き込んだせいでネリーが、ネリーが。
「ふん、貴族を嘗めるな、平民が。」
レオナルドが、倒れたネリーに向かって吐き捨てた。
俺はレオナルドがこの台詞を吐いた瞬間、殺意を覚えた。
殺す、こいつだけは絶対に殺してやる。
「このゴミがぁーーーーーー!!!!!!!!」
俺は力の限り叫びながら、全身に瞬時に魔力を溜めて、爆発させレオナルドに突っ込む。
一瞬でレオナルドの顔面を掴んで壁にめがけて叩きつける。
ものすごい音を響かせなが、壁を破壊して廊下の壁に叩きつけて俺は叫んだ。
「てめー、自分が何してんのかわかってんのかこのゴミが!!」
だが、レオナルドは答えない。
気絶しているのかも知れない、手足がだらんとしている。
だがそんな事は俺の知ったことではない、こいつはしてはいけないことをしでかした。
俺が氷漬けにしてそのまま砕いてやろうと考えていたら。
「ミツキ君、それまでにしなさい、それ以上は君を攻撃しなくてはならなくなる。出来ればミツキ君とは戦いたくはないんです、ですから生徒を離してくれませんか。」
いつの間にかジンが立っていた。
きっと音を聞き付けて飛んできたのだろう。
だが、そんな事は関係はない。
「ジン、こいつはネリーを殺したんだ、ならこいつにも同じ目にあわせるのが普通だろ。」
ジンが驚いていた。
「ジン様何が起きているんですか。」
するとアリッサが駆けつけてきた、他の先生達や生徒までちらほら集まってきていた。
「アリッサ君、ネリー君を探しなさい大至急だ。」
「わ、わかりました」
アリッサ先生が走って行った。
「取り敢えず、手を離すんだミツキ君。」
再び俺を説得してくる。
何でこんなゴミを庇うんだジンは、そうかジンは貴族の味方なんだねそれならさっさとこのゴミを処分するか。
魔法を使おうとした瞬間。
俺は、横から衝撃を受けて吹き飛んだ、
「がは、」と口から漏れてレオナルドを手から離してしまう。
そのまま俺は廊下の方に飛ばされてしまうその時ジンが俺に右手を向けているのに気がついた。
空中で体を捻って着地して邪魔するジンに襲いかかった。
「邪魔するなーー!!ジン!」
ジンに飛びかかるが取り押さえられて地面に押さえつけられる。
「落ち着くんだ、ミツキ君。
レオナルド君をたとえ殺したとしても意味はない。」
「離せジン邪魔するな。」
すると、アリッサ先生がネリー抱き抱えていた。
それを見た瞬間俺はさらに怒りがました。
俺が更に魔力を練り上げて拘束から逃げようとしたら、首に衝撃を受けて、気を失った。
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ジン視点
久々に校長室でゆっくりできますね。
入学式が終わってから色々と書類の手続きから、雑務が多くて大変なんですよね。春の月は。
それにしてもミツキ君は学校に溶け込めていますかね。
すこし心配ですね。
今はゆっくりとコーヒーを飲みながら校長室でくつろいでいた。
この学校は貴族と平民を同じように扱うために問題が多くてそれなりに揉め事が起こるのだ。
だが、こちらとしては最初から方針がそうなので文句などはすべて黙らせてきていた。
たとえ王族であろうと、魔神とはそれだけ敵にまわしたくわないものなのだ。
ゆっくりとコーヒーを飲みながらくつろいでいたら、何かを破壊する音とその振動が起きた。
うん?何でしょうか、普通に起きる音ではありませんね。
それにかなり強い殺気を感じます、行けませんねすぐに行かなくては。
私は殺気のする方に向かった。
するとミツキ君が生徒の顔面を掴んで壁に叩きつけていた。
いったい何をしたんだこの生徒は、ミツキ君は自分からケンカをするようなタイプではないはずだ、それに生徒は生きているのだろうか。
手足がだらんとしている、すこし不味いですね。
「ミツキ君、それまでにしたまえ、それ以上は君を攻撃しなくてはならなくなる。
出来ればミツキ君とは戦いたくはないんだ、だから生徒を離してくれないかな。」
するとこっちをチラリと見てからすぐに生徒の方に向き直った。
「ジン、こいつはネリーを殺したんだ、ならこいつにも同じ目にあわせるのが普通だろ。」
ばかな、ネリー君が殺されただと、あれほどの子が、不意討ちでもない限りやられるとは思えませんが。
「ジン様何が起きているんですか。」
するとアリッサ君が後ろから駆けつけてきた、他の先生達や生徒音を聞き付けて集まりだしている。
「アリッサ君、ネリー君を探しなさい大至急だ。」
「わ、わかりました」
アリッサ君がネリー君を探しに突き破った壁を進んで行った。
「取り敢えず、手を離すんだミツキ君。」
取り敢えず殺してしまう前に手を離させないと。
するとミツキ君の手元から魔力が感じられた。
いけないこのままでは。
ミツキ君に《ウィンドボム》をぶつけた。
すると当たった瞬間爆発してミツキ君を吹き飛ばす。
ミツキ君が手を離した、あの顔はレオナルド君ですか、
空中でこっちを向いた。
そして着地してこっちを飛びかかってきた。
「邪魔するなーー!!」
よし、こっちに気が向いたな。
そして地面叩きつけるようにしてにミツキ君を取り押さえる。
「落ち着くんだ、ミツキ君。
レオナルド君をたとえ殺したとしても意味はない。」
「離せ、ジン邪魔するな。」
するとアリッサ君がネリー君を抱えて戻ってきた。
するとミツキ君が更に魔力が高まった。
いけませんね、完全に暴走しています、無理矢理でも眠らせますか。
取り押さえた状態でミツキ君の首を思いっきり手刀叩きつけた。
すると力が抜けた、よかったこのままでは周りにどれだけ被害が出ていたか。
レオナルド君の様子を見る。
息はしていますね、顔の骨が折れているだけですか。
流石Bクラスにいるだけはありますね。
「アリッサ君、早くネリー君を治療室に運びなさい。私はミツキ君を運びますから、それと他の先生方は教会から治療師を連れてきなさい。
レオナルド君を第2治療室に運び治療しなさい。」
私は他の先生にも指示を出した。
取り敢えず、同じ部屋にしてまたミツキ君が襲いかからないようにしなくては。
そして2人を治療室まで運んだ。
ベッドに二人を寝かせていた。
ネリー君の制服が赤く染まっていた。
この制服を切り裂くとは腐ってもここの生徒ですね。
だがおかしい傷跡が見当たらない、まさかこれだけ血を流していて傷が無いのはおかしいですね。
「ジン様ネリーさんは大丈夫ですか?」
「命に別状は無いようですね。
アリッサ君は授業に戻ってください後は私がやっておきましょう。」
「ですが、」とアリッサ君が言ってきたが私が手でせいした。
「わかりました、それではお願いします。」
と言って納得していないようではあったが治療室から出ていった。
そして再びネリー君の診察を始めた。
それにしても普通に眠っているだけだ。
そんな馬鹿な、こんな回復力を持った生物は吸血鬼か魔族くらいしか思い当たりません。
でも魔族でこれほどまで人ににている魔族はいないはずそれなら。
「貴方には、ばれてしまったようですね。」
眠っていたはずのネリー君から喋りかけてきた。
「ネリー君はいったい何者ですか。」
「私は吸血鬼ですよ、カーミラ家に生まれた、今ではいないもの扱いですけどね。」
まさかの、ネリー君が吸血鬼だったとは、正直吸血鬼は世間的には嫌われている存在ですが、私は別に戦闘能力の高い種族としか思いませんけどね。私は強いものが好きですから。
「ミツキ君はその事は知っているのですか?」
「言っていませんよ、言うわけ無いじゃないですか。
自ら嫌われるとわかっていることを言うはずがありません」
ミツキ君にもいってなかったのですか。
私はてっきりいつも一緒にいるから言っているものだと思ってましたが。
「ミツキさんはどうして私の横に寝ているのですか。
まさか、私が気絶していた間に貴族どもにやられたのですか。」
ネリー君がミツキ君を見ながら私に聞いてきた。
「いや、ネリー君を殺されたと勘違いして、レオナルド君を殺そうとして暴れたため、私が気絶させました。」
「そう、ですか。」
ネリー君が悲しそうな顔をしていた。
「私の油断が招いた結果ですね。
まさかミツキさんは退学なんてことは無いですよね。」
「うーん、幸い死者が出ていませんので退学にはするつもりはありませんが、貴族に目をつけられるのはこの先あまりよろしくはないですね。」
このまま今日は部屋で休ませるべきだな。
「あなた達は、今日はもう、部屋に行って休みなさい、制服はどうしますか、新しいのを持って来ましょうか。」
「いえ、大丈夫です。」
と言ってリペアを唱えて元通りに直していた。
さすがですね、簡単に直してしまいますか。
「では、そのままミツキ君を部屋に連れて帰ってください。」
ネリー君がミツキさんを抱えて部屋から出ていった。
「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと、轟き叫ぶ!ばぁく熱!ゴッドォ、フィ、ピーーーー」←ミツキ
「馬鹿やめろ著作権に引っ掛かるだろ」←ねこさん




