24、新たな魔法
24話です
部屋に帰ってきていつも通りにネリーとお風呂に入って勉強をしてベッドに入った。
そしてまた、フェンリルの所にやって来た。
そうだ、始める前に聞いておかないと。
「ねえ、フェンリル聞きたいことがあるんだけど。」
「何よ、急に?」
「フェンリルはさ身体強化魔法を使ってるの?」
するとフェンリルが何言ってるんだこいつって顔をしている。
「当たり前でしょ、使わないと速く動けないじゃない。
何あんた、もしかして今まで身体強化使わずに戦ってたの!
馬鹿なの、死にたいのあんた。」
身体強化知らなかっただけですごい言われようだな。
「はー、素人のあんたにいっておくわ、身体強化は練り上げた魔素の量で強さが変わってくるからしっかり毎日鍛えなさい。例え僕の体でいくら魔力があってもその魔力を扱えないのでは宝の持ち腐れだわ。」
まあ、確かに魔神の体に転成しても使えなければ意味はないしな。
ゲームで言うと強キャラ使ってるだけの雑魚プレーヤーみたいなもんだな。
「取り敢えず今できる身体強化魔法で戦いなさい。それじゃあいくわよ。」
と言われて俺も体に魔素を溜め込む、
まだ行ける、まだ溜めれる、限界が分からないしこれくらいでいいか。
よし、《レイズ》を唱えてフェンリルを見る。
するとフェンリルが消えずに捉えることが少しはできる。だがやはり速い。
途中で途切れ途切れだが見える。
だがそれでも見えないわけではないそれなら避けられる。
フェンリルが俺の右から現れて背中から蹴ろうとする。
くそ、跳ぶしかない俺はジャンプした。するととんでもないスピードで体が跳ぶ。
おいおい、マジかよこんなに体が動くものなのかよ。
するとフェンリルがそのままこっちに飛び上がってきた。
くそ、足場がない、どうすれば、そうだ氷で足場を作れば、急いで横にに氷の板を作って蹴る。
フェンリルがそのまま俺のいたところを真っ直ぐ上に行く。危な、あのまま突っ込んで来るつもりだったのか。
フェンリルが斜めに氷を設置してこっちに方向を変えてきた。
「ちょっとは逃げられるじゃない。」
フェンリルが嬉しそうな顔で追いかけてくる。
こっちは精一杯やってんだぞ化け物かよこいつ。
くそ向こうが速くて逃げられない。
それなら俺は魔力を体に練り上げながら氷の壁を想像した。
「そんなの簡単に壊してやるわよ」
と言って殴りかかってくる・・・。
がバリッと音がして氷にヒビが入るが
今度は壊れなかった。
やっぱりだ今まで魔力を練り上げて、無かったから防御するときに強度がなかったのか。
「へぇ~、昨日とは段違いじゃない。」
フェンリルが嬉しそうに誉めてきた。
よし、今だ足場を作って目の前の氷を消してフェンリルに反撃しようとして突っ込む。
「ふん、甘いわね。」
と言って突っ込んで来た俺をフェンリルが自分の両手を頭の上で掴んでそのまま俺に叩きつけてきた。
ガンッと鈍い音がして俺が地面に叩きつけられた。
地面に小さなクレーターが出来た。
くそ、痛てー、死ぬほど痛い。
思わず、痛すぎてうずくまってしまう。
いろんなところが痛くて訳が分からない、熱を持って体が熱い。
「あんな見え透いた隙に突っ込んで来るようじゃまだまだね。
でも、簡単に死ななかったことにたいしては誉めてあげる。」
フェンリルが感心した様子でこっちに近づいてきた。
やっぱり強い、でも、この人を殺した人はまだ強いってことなんだろ。
そんなやつに俺が勝てるのかよ。
「今日はこのくらいにしてあげるわじゃあね。」
と言って
俺はしばらく痛みでうずくまっていた、くそ、回復魔法は覚えられないのか、覚えられるなら覚えた方が薬なのにな
徐々に意識が薄れていく。
目が覚めたここは自分の部屋か。
痛みが夢で終わってくれるのはホントにありがたいな。
それにしても痛かった、骨折の痛さなんてもんじゃなかった。
吐き出してしまいそうなくらいの痛さだった。
でも、少しはフェンリルと戦うことが出来たのも事実だ。
少しは強くなったのかな?
よし、今日も1日頑張るか。
いつものように1日を過ごしていく。
授業も聞いていたのだが、正直この世界の歴史とか、魔法のこと種族のことなどと言っている。
俺のいた世界で言うと、社会と国語と算数、体育ならぬ魔法って感じだな。
こちらでも勇者は他の世界から呼ぶのがセオリーらしい。
まあ、倒しても倒しても魔王は復活するらしいしね。
ちなみに魔神とは、この世界に存在する最強の人物らしい。
魔神は全部で6人いるらしいが。
まあ、風はジンだろ、火はボルケーノ地方にいるらしい、土はドワーフたちの王さまで、水は魚人族の神らしい。
雷は世界の外れに住んでいて一切人目に出ないらしい。
生きてんのか?こいつ。
そして氷は俺なのだが、旅が好きな自由人だったらしく。
色々な場所を転々としていたために居場所が掴めないらしい。
自分勝手そうな奴だもんなフェンリルはよ。
姿がはっきりしないため普通の人々は、ジン意外の魔神をあまり知っている人が少ないらしい。
正直算数はどうでもよかった、数字が同じなお陰で簡単にとける。
俺に重要なのは、字と魔法と軽い歴史がわかればどうでもいい。
そして昼が来てコロシアムに来た。
今日はみんなで魔法を練る練習のあとは自由時間になった。
みんなそれぞれの自分で練習をしていた。ヤンナは魔法の練習をしているようだ、すごい、魔法を練っていると周りの小石がぶるぶる震えている。
いったい、何を詠唱しようとしてるんだ?
キサラギは刀で素振りをしていた。
やっぱりあれ刀だよな。
何か日本人としては憧れるよね刀って。触りてー貸してもらえねーかな。
アーサーは何故かこっちをチラチラ見ている何でそんなにチラ見してくんねん、何か用があるなら喋れや。
「アーサー、何かこっち見てるけど用でもあるのか?」
「いや、すまない、気にしないでくれ。」
と言って顔をそらされた。何だよいったい。
そんな事より俺も想像魔法を練習しないとな。
俺にはネリえもんがついている、分からないことは聞けばいいんだ。
「ネリー、回復魔法は誰でも使えないの?」
「そうですね、回復魔法は光と闇の特殊な魔法のせいで誰でも使えるわけではないのですよ。
光魔法の習得は聖職者の魔法のため簡単には覚えられないのです。
そして闇魔法は魔族が使う禁忌の魔法と言われています。」
へーじゃあ、光の魔法は元は神様かだから光の魔神がいないのか、それじゃあ、闇魔法の元は魔王となるわけかなるほどな。
くそ、回復魔法を覚えられたらどれだけよかったのか。
覚えられないのなら想像魔法のバリエーションでも増やすか。
「ありがとうネリーちょと練習して見る。」
ネリーが後ろで俺を眺めていた、あれ、自分の練習はしないのか?
ネリーに気をとられている場合じゃない。さて、魔力を練るか、しばらく魔力を練って自分が練れる限界までためる、この魔素が溜まっていくと体が熱くなるのどうにかならないのか。
よし、今回は自動で攻撃してくれる精霊的なのを作れないかな。
取り敢えず想像するか、えーと、外見は氷の翼が映えていて、身長は俺より頭2つ分くらい大きくて、肌は氷魔法だから青白くて、顔は妖艶な感じでいいかな、俺の指示で動いて攻撃してくれるてさらに守ってくれると、設定は決めた。
「よし、こい《スノーフェアリー》」
両手を前に出して、呼び出す。
すると、目の前に魔方陣が現れて俺の想像した通りの精霊が表れた。
体から急に脱力感が襲った。
な、何だこれ呼び出しただけでどんだけ魔力を持っていくんだよ。
これは長くは使えなさそうだな。
するとこっちを向いて頭を下げてきた。
「どうぞ、よろしくお願いします、ご主人様。」
しゃ、喋りおった。いや、ちょと尽くしてくれそうな感じを考えていたけど。
「み、ミツキさんいったい何をしたんですか。」
ネリーが驚きながら近づいてきた。
周りも何事かと眺めていた。
するとスノウフェアリーがネリーの方を向いて指を指した。
「ご主人様、あれは敵ですか。」
「違うよ、友達だから仲良くして。」
おい、こいつ物騒だな想像したのは俺だけど。
でも、スゲーホントに自分で勝手に動いてる。やっぱり想像魔法は何でもありだな。
「いや、想像魔法で自動で攻撃してくれる魔法を考えて作ったんだけど。」
「すごいですね、普通にこんな複雑な魔法を作ろうとするなら不可能ですね。」
そんなにすごいことなの。
でも、どれだけ強いんだろうか?
フェンリルに試せるかな、それだけ魔力が持つかな。
「ネリー、この魔法を使ったら脱力感が来たんだけどこれは?」
「それは自分の蓄えている魔素を大量に使うとおきますよ。
下手をしてしまうとそのまま気絶したりしてしまいますから。
でも、これだけの魔法を使って倒れないだけでもすごいですよ。」
「直すにはどうすればいいの?」
「それは、休むのが早いですが枯渇状態まで落ちてしまうと、しばらくは魔力を練ることが出来なくなってしまいますから注意してください。」
まじか、以外と一気に強くなる方法はないか流石に。
くそ、せっかく呼び出せたのにまさかの使えないとは。
これはまた新しいのを考えないといけなくなったな。
「スノウフェアリーごめん、まだ君を使うことが出来ないみたいだ。」
「いえ、ご主人様ならすぐに使っていただけると思います。楽しみにお待ちしております。」
と言って頭を下げて消えていった。
そして今日の授業が終わって
また1日が終わった。
「どうぞ皆さんスノウフェアリーと申します以後お見知りおきを。」




