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22、フェンリル様再来

22話です

真っ黒な部屋にまた突っ立ていた。

今回は服を着ていた。

白いゴスロリ衣装。

ならこの場所は。

 

「また、会えたわねゴミ虫。」

 

はい、フェンリルの野郎でした、今日も毒舌が絶好調ですよ。

まあ、女だから野郎では無いけどね。

てか、2日現れなかったから、しばらく現れないとは思っていたがまさか入学式の日に現れるとわ。

俺が最初に着ていたワンピース姿のフェンリルがいた。

まあ、変わっているのはそれぐらいだな。

  

「ねぇ、あんた、返事は」

「すみません、考え事してました。」

「じゃあ、今からくそ弱いあんたを鍛えてやるから感謝しなさい。」

「どんな風にして俺を鍛えてくれるんですか?」

 

一応聞いておこう流石に何されるかわからないし。恐くて聞きたくは無いが。

 

「は?、そんなの実戦しか無いじゃない。」


いや、何かそうではないかと思ったけど。

流石に手加減はしてくれるんだよな。


「え、実力差があり過ぎて俺がもたないんですけど。修行とか無いんですか?」

「そんなの、僕が知るわけ無いじゃない。

そんな事よりいいから構えなさい。」

 

と言われてしぶしぶ氷の剣を出して構える。

するとフェンリルが不思議そうな顔で俺を見てくる。

 

「あんた何で剣なんか構えてんのよ?」

「え、ダメなんですか?」

「あんた体は獣人でしょ、何のために体が丈夫なのか分からないじゃない。

拳を使いなさい、あんたのド素人な剣じゃ負けるの目に見えてるんだから。」

 

うぅー、悔しいが言い返せない。

武器を仕舞って拳で構える、取り敢えずボクシングみたいな構えをやってみる。

フェンリルは自然体のままでいる。

何で強い人達って自然体で構えないんだ? 

それの方が強いの?ねえ?

ここで「あんな無防備なのに隙が見当たらない」ってセリフ吐けばいいの?

そんな馬鹿な事を考えていたら。


「じゃあ、いくわよ全力で避けなさい、取り敢えずあんたは殺気を感じて回避が出来るようになりなさい。」

 

と言ってフェンリルに残像が出来て消えた。

何あいつ、速すぎてコメントに困るんだけど、するといきなり横から鈍い音が響き、かすかに見えたのは俺を蹴り飛ばしていたフェンリルの姿だった。

 

次の日

俺はネリーに抱きつかれている状態で目が覚めた。

ここは自分の部屋か、ていうか言ったじゃん俺は勝負にならないって、蹴り喰らって終わったじゃん、修行にもなってねーし。

痛みは分からなかったが頭を蹴られたのはわかった。死んだんだろうねきっと夢の中で。

 

もう、いいや起きよう。

ネリーを起こさないように離れて机のところに行った。

そろそろ、ドラとも朝にスキンシップ取らないとね。

『おいでドラ』と念じる。

すると机の上にドラが現れた。


「おー、ドラ元気だったか。」

「ピーー。」


よしよし可愛い奴だ、しばらくドラを手で弄って遊んでいた。

30分ほど遊んでいたら満足したのか帰っていった。

 

今は、6:30かそれなら7:00にご飯食べないとな。

俺はベッドの下に置いてある制服に着替えて、パジャマをベッドの下に置いた。

 

そしてネリーを起こした。

 

「ネリー朝だから起きないとダメだよ。」

とネリーの体を優しくゆする。するとネリーが気づいて僕を抱き締めてくる。

そして僕の頬っぺたにキスをしてきた。


「おはようございます、まるで夫婦のようですね。」

 

と頬を染めながら言ってきた。

ネリーが恥ずかしがっているのは初めてみたけど、俺は心臓が飛び出るかと思ったよ。

きっと俺の顔赤くなってるんだろうな。

そしてネリーは服を取り出して着替えていた。

 

二人で食堂に向かった。

学食は相変わらず広い、奥から手前まである長いテーブルに白いテーブルマットが被さっている。まあ、全校生徒が来るからこんなテーブルになっているのだろう。

バイキング方式で部屋の真ん中に、色々な食べ物が置いてあった。パンに野菜、肉から果物まで朝から豪勢だなこの学校は。

さて、どれを食べようかな、まずパンを取るでしょ、そしてハムをちょと多目にあ、ソーセージもあるじゃん、それに卵も、最後にフルーツを取って終わり。

因にテーブルから右側が2年生そして左側が1年生になっているようだ、本当は決まってないのだが、何かそうなっているらしい。


1年生側のテーブルの1番前にネリーと一緒に座った。

ネリーは俺の隣に座ってきた。

そういえばネリーは少食であまり食べない。

女子ってあんまり食べない人いるけどあれは何なのだろうか?


「ネリーは本当に少食だね。」

「そうでしょうか?ミツキさんがたくさん食べているだけの気がしますが。」

 

うーん、やっぱり俺が男だからなのかな?体は女なのだが。

 

「あー、全く平民と同じところで食事などヘドが出るな。」

「えー全くですね。」

 

と聞こえてきた。そっちの方を見ると。

またか、またあの3人組がいるよ、これだから貴族は、最初の1日目からいたのだか無視していた。

だが正直食事時に見ていて気分は良くはない。

とういうか腹立つ!


ちなみに1年生と2年生の違いは女子は首につけるリボン男子はネクタイの色で分かる。色は1年生が赤、2年生が青だ。

こいつらは赤いネクタイをしてるから同じ1年生なんだろう。

でも2年生でこんなこと言ってる人はいないからきっと2年生は誰かがしきってるのかな? 


まあ、流石に三日目になるといい加減しつこいな、てか馬鹿の一つ覚えかよこいつらは。

よし、黙らせようか。


「ネリー、ちょと行ってくる。」

「あ、ミツキさん。」


何かネリーが引き留めようとしたが気にせずに、俺は3人組のところに向かった。

3人がこっちを向いて何事かとみてくる。

 

「これは首席の方ではないですか。何の用ですか。」

「おい、お前ら食事時に気分の悪くなる言葉吐くのやめてもらえないか。」

 

すると俺をバカにしたような顔で見下してくる。

 

「は、平民をバカにして何が悪いんですか。俺だけでなくほとんどの貴族がそう思っているはずですが。

そんなこと言ってくるとは、首席様も平民ですか?」

「それの何が悪い。」

 

するとさらに見下してきた。後の二人組を笑いだす。


「は、平民風情が俺に指図してんじゃねーよ雑魚が。」

 

俺は流石にキレた。

このボケなすが!さっきから言いたい放題いいやがって、よしフェンリルの件もあって流石にイライラしている。

丁度いいこいつで発散するか。

 

「あ、うぜーだよゴミが。」


すると相手の顔が一瞬キョトンとして、すぐに真っ赤になった。

は、安い売り言葉につられやがって単純なやつだ。

 

「貴様、私になんて無礼な口を聞いている。ゆるさんこの女。」

 

と言って殴りかかってきた。

はっきり言って遅すぎる、いや、今までの相手が強すぎたのだろう。

男のパンチを危なげなく避ける。

そして男の顎を拳でおもいっきり撃ち抜いてやった。確か顎を攻撃すると脳が揺れて倒れるはずだったよな。

予想道理に男は糸が切れた人形のように床に崩れ落ちた。

すると後の二人が何かわめきだした。


「おっ、お前こんなことして後でどうなるかわかってんだろうな。」

「そうだ、親が黙ってないぞ。」

 

うざいなこいつらも黙らせるか。

手を下から上に振り上げて、二人の目の前に氷の巨大なとげ想像して下から天井に向けてつき出した。

この技、想像しやすくて便利だよな。

そして氷柱を消してから二人に声をかける。


「うるさい!さっさとそこのゴミを片付けてここから消え失せろ。」

 

と強めに脅したら二人で倒れた男を持ち上げて逃げていった。

すると周りが俺を見ているのに気づいた。

あ、こんだけ騒動を起こせばみんなこっちを見るのは当たり前か、流石に恥ずかしいのでさっさと席に戻ろう。

逃げるように席に帰った。

 

「お疲れ様です、ミツキさん素晴らしかったですよ。

鮮やかなお手並みで。」

「恥ずかしいから止めてよネリー、ちょと暴れすぎたし。」

「そんなことありませんよ、私も見ていて少し気分が良くなかったですから、むしろありがとうございます。」

 

とネリーに言われて少し楽になった。

そして食事を開始して教室に向かった。

 

授業が始まって、お昼になり、食堂で昼食を取って昼からはコロシアムに行くように言われたので、コロシアムに向かった。

ちなみにこの制服は対物、対魔の魔法が込められているらしくて下手な防具より強いらしい。

 

コロシアムにつくとそれぞれみんなバラバラにたっている。

まぁ、俺はいつもネリーと一緒だけどね。


「ここで何するんだろうか?」

「わかりませんね。模擬戦でしょうか?」

 

するとアリッサ先生ゆっくり歩きながり現れた。

そしてこっちまで近づくと手を叩いて僕たちを集めた。

 

「お昼からはここはAクラスの時間なので明日からお昼はここに来て下さい。

ではまずは魔法の練りかたから教えます。

誰でも習得出来る、ショットを使用します。覚えてない人はいませんか。」

 

俺は想像魔法以外知らないや。

他に魔法が覚えられるなら覚えておかないと。

 

「すいません、僕は知りません。」

「なら教えておきます。

簡単ですよ魔力を手のひらに固めてそのまま吐き出すだけです。詠唱もいりません、《ショット》で出ますから。」

 

するとアリッサ先生の手から野球ボールほどの透明な玉が出た。

へーこんな魔法あるんだ。

 

「それで、何をすればいいんですか?」

「それはですねショットの玉を吐き出さずにそのまま貯めて大きくしてください。

それで自分の魔力量と練りかたがわかりますから。では、始めてください。」

 

するとそれぞれみんなはじめだす。

四人ともすぐに始めて大きくしていく。

俺もしないと、両手をつき出して目を閉じて魔力の玉を考える。

でもどうすれば魔力って練れるんだろうか?力むって訳じゃないし。

想像してやればいいのかなでも、それは違うような。わからない、今まで想像で出来たから。

 

「あれ、ミツキさんどうしたのですか?」


とアリッサ先生が言ってくる。


「うーん、魔力の練りかたがわからなくて。」

「あれ、ミツキさんは魔法使っていましたよね。」

「使ってますけど。」

「それなら自分の得意な魔法でいいのでそれで、やってみてください。」

 

と言われたので空中でばかでかい氷のブロックを2つ目の前に両手をつき出し想像して作った。

 

「すっ、すごいのを作りましたね。」

 

アリッサ先生が氷のブロックを見上げながら言ってきた。

魔力の玉を作っていた生徒達も見上げている。

いや、若干唖然としている。

 

「これだけ出来るのなら、簡単に出来るはずなんですけどね。

おかしいですね、う~~~ん。」

 

アリッサ先生が唸っていた。

何かごめんなさい、ずるしたような魔法使っててごめんなさい。

でも何でなんだろう?クリーンは出来たんだけどな?手を誰もいない所に向ける。

 

「《ショット》」

 

するとゴルフボールのような玉が発射された。

ショボッ、何だ今のあんなの当てても牽制にもなるのか怪しいぞ。

ダメだ魔力の練りかたがわからない。

 

「アリッサ先生僕はしばらく考えてみます。」 

「わかりました、それじゃあ皆さん今から一時間ほど練って今日の授業は終わりですので。では始め。」

 

その後魔力を手のひらで練り上げる事をを考えたが分からなかった。

大きくしようとすると、発射してしまう。

どうすればいいのだろうか。

そして結局1時間練ることが出来ず授業が終わってしまった。

 

「あれ、一発であいつの頭吹っ飛んじゃった。

まあ、いいか死ぬ訳じゃないし、それにしても僕の体なのに弱いなあいつ。」←フェンリル

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