瑠璃の新生活
今回結構短いです。
更新が遅くなり申し訳ありません。
「・・・で、ここが瑠璃ちゃんの部屋ね。私の部屋はあっちの奥にあるから」
御子神は瑠璃にこれから暮らすであろう部屋を案内する。
あの後、御子神はほかにも説明をしたのち、機械の部屋を出た。
機械の部屋は、御子神の部屋の前を通らないと行くことができないようになっている。
しかも、機械の部屋は地下深くにあった。
機械の部屋に行くための階段は普段は見えないようになっていると御子神は説明した。
だが、瑠璃にはそんなことよりもずっと考えていた疑問があった。
「それで、こっちは・・・」
「御子神さん」
「何だい?」
「聞きたいことがあるんですけど・・・」
「どうぞ?」
御子神がにこやかに笑みを浮かべる。
「私がこのお店に初めて来たとき、『店仕舞いにしようと思ってる』って言ってませんでしたっけ?」
瑠璃が思い出しながら、御子神に聞く。
「ああ・・・そんなこと、言ったかもしれないね」
御子神が顎に手を当てながら答える。
「それなのに、なんで部屋を案内してるんですか?」
「それはね。そうでも言わないと、君が店を見てくれないと思ったからだよ」
にへらと御子神が笑う。
瑠璃の顔から表情が消えた。
「・・・」
「・・・瑠璃ちゃん」
瑠璃は無表情のまま、拳を握りしめた。
「る、瑠璃ちゃん?」
「・・・」
そして、瑠璃は拳を振り上げ、
「詐欺じゃないですか!」
と言いながら殴った。
「ぐっ」
見事、御子神のあごにクリーンヒット。
なんとなく、御子神と瑠璃の関係性が見えた瞬間だった。
感想お待ちしております。




