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家も完成

朝起き、すぐに出来たはずの家に向った。


午前中にできあがりを確認するそうだ。


ついでに俺の手持ちの道具も配置予定。


おかげで今日は午前の訓練もなし。


良いことずくめだ、・・・っしゃあっ!!


というわけで折角だから今日から我が家となる場所を紹介しよう。


まず、木の柵に囲まれた庭。


公爵家の庭の一部だが、もとが余りに余っていた敷地だ。


住宅分譲地の10倍くらいある。


ざっくり縦2倍、横5倍位だと思う。


向って右6区画は将来的に馬房にする予定なので仕切ってあるだけでいまは何もない。


左4区画分が当面の居住地だ。


家はその左隅を縦断するように建っている。


そう、俺の家と俺の庭。


断じてワンコロ、お前のものではないからどきたまえ。


ああ、餌ね。


今から焼くからちょい待ってて。


・・・


さて、家だが高倉式でお願いした。


この辺りでは珍しい。


柱の一本一本に歴史の教科書にあったネズミ返しをつけてある。


そのほか細かい指示を決行したせいで、ゴモラさんとの会話は結構な時間を取り、その分訓練の時間が短くなった。


あの日の訓練は、その分厳しかったな・・・うん、思い出したくない。


階段を登り玄関へ。


この世界では玄関は家の中央というのが基本だが当然無視である。


機能性重視で手前に設置。


玄関を入ると靴を脱ぐスペースと下駄箱がありそのまま廊下へと続く。


左手にはまずトイレ。


当然持ち込んだバイオトイレを設置。


電気分解のトイレをバイオトイレというのはどうかと思うのだがまあともかく、水洗、ウォシュレットもついてる。


これを、言うてかなり重いしデカいけど、車に乗る大きさまで小型化してくれた現代技術に感謝。


運んだ手は痛いけど。


因みに入ってすぐトイレも驚かれた。


臭いが酷いからね、この世界のトイレは。


いつかおがくずを使った元祖バイオトイレぐらいは教えてもいいかもしれん。


そのすぐ奥に洗面台。


この世界一応下水はある。


その下水にダイレクトぼっとんがここのトイレだ。


そら臭いわな。


ここには蛇口付きのタンクを置くべくスペースがあるが今はまだない。


しばらくは風呂やキッチンで手を洗うことになりそうだ。


次に井戸。


ここには電源コネクタ付き蓄電器も置いてある。


井戸に落ちないよう穴の空いた蓋を敷き、蓄電器は棚に固定。


落ちないように棒一本通しただけだけど。


井戸の蓋の穴から出るのは電気ポンプ。


この電気ポンプと温水ヒーターを隣の部屋の風呂桶に繋い出す。


それ用の穴も空いている。


風呂は更に先に行った脱衣所兼洗濯部屋から入る。


手回し洗濯機を置いたが使うかどうかは不明。


脱いだ服を入れる籠も昨日から運びこまれた。


屋根にソーラーパネルを設置し、蓄電器に繋いでやれば今日からトイレと風呂は使える。


電気ポンプと温水ヒーターのコントローラーがプラーンとしてるが、この辺は今日来るゴモラさんに固定を頼んでしまおう。


さて玄関に戻り右手を見ると廊下がそっちにも伸びている。


まずは梯子部屋。


登ると屋根上にでれる。


ソーラーパネルの設置やメンテのが必要になったときのためにあるが、なんとなく今日以外使うことはなさそうな気がする。


・・・まあ、とにかく登ってソーラーパネルを予定の場所に設置。


次にあるのがキッチン&ダイニング。


ダイニングの奥がキッチン部屋になっていて、壁には扉とカウンターを設置。


ちなみにここ、かなり広め。


というのも電気もガスも基本ないから竈がでかい。


その竈を3つ並べ、さらに石で囲ったオーブンもお願いしたもんだからキッチンスペースの面積が思いの他必要になった。


持ち込んだガスコンロもガスが切れれば終わりだ。


慣れて行こう。


カウンター側の壁には上に食器棚、下に調味料入れ用の棚を設置。


画期的だとゴモラさんが騒いでいた。


さらに電気ポンプをもう一個使って水道を設置。


臭いが出ないよう排水溝の下にはSトラップをつけて貰った。


作った鍛冶屋は意味が分からんと首を傾げていたそうだ。


俺的には鍛冶屋がパイプを作れる方がビックリです。


パイプがさびないかと思ったが、内側に樹脂コーティングをしてあるらしい。


これはこっちの世界の知恵。


キッチンに合わせてダイニングも無駄に広くなった。


折角スペースがあるのだから、冷蔵庫とか入れられればいいが・・・今はあてはない。


トイレからキッチンにかけては空気が逃げるように壁の上側に小窓を大量につけている。


周りに臭いが行くかな?


まあ、いいや。


廊下に戻り進むと5歩分くらい何もない廊下だけの場所がある。


そしてまたダイニング。


これには理由がある。


電気がないこの世界でどうやってこのクソ暑い逃れようかとディクションを気分転換に調べたら、蔦の家が出てきたからだ。


効果が出れば部屋の中は10℃以上も気温が下がる上、冬も暖かいという。


とはいえ、手入れも大変みたいだ。


加えてソーラーパネルとかを侵食されると困る。


そこで建屋を分けたわけだ。


渡り廊下で繋ぎ、更にここからは家の周りを格子状の木で囲む。


そこに蔦植物をはわせて天然エアコンを手に入れようという目論見である。


冬に備え各部屋には暖炉とそこから伸びる煙突が出ている。


蔦は早々燃えないはずだが、念のためを考え、蔦が這う場所も制御するための格子だ。


それでも手入れは必要だが。


蔦は野外市場でストロー代わりに使ったゴードで行けるだろう。


脱線したがつまり、キッチンと一緒のダイニングは春や秋、或いは持ってくの面倒くさいなってときに食べる場所。


夏や冬はこのキッチンで快適に食べましょうと。


贅沢すぎだろうか?


次の部屋はリビングだがこのダイニングとリビングは繋がっている。


リビングにも扉があり、ダイニングとリビングはカーテンで仕切れるようにしたから、別の部屋とも同じ部屋とも言える。


そして廊下に戻り次の部屋が客の寝室。


要る?


ジャンヌ曰く一応あった方が良いそうだ。


まあ、いいや。


で、次が俺の寝室だ。


クローゼット付きのベッドルーム。


ベッドはキングサイズにしてもうた、てへ。


ベッドの横には事務机と椅子。


街中を走らせるわけには行かない我が愛車をソーラー発電機代わりに近くに駐車し、延長コードで電源を確保した。


一応車軸をいじめないように車体の下にブロックを入れてはあるが・・・効果はどうだろう。


机の上にはランタン、無線機、懐中電灯、タブレット、ライター、オイル。


発信器もあったがはいつ使うのか・・・ひとまず普段使っているベルトに着けて置いた


車の中にドローンは入れて充電しているが、こっちも使う日が来るかは知らない。


灯油の小型のランタンは植物油でも使えるので、燃料に困らない。


夜でも明かりのある部屋がひとまず一つ確保できた。


他の部屋の光源はろうそくだ。


火事に気をつけねば。


その奥には地下室への梯子。


地下室には更に隠し部屋があり、隠し部屋の中にはデカい金庫が置いてある。


といっても南京錠の奴だけど。


先日稼いだ5000万以上の金を入れ、でかい南京錠の鍵をかける。


地下室は涼しい。


食料は素材であれば俺が格納できるが、素材と認識されない調味料などもあるから保管にも使えそうだ。


以上・・・の筈なんだが。


俺リクエストしない部屋がもう1部屋あるのは何故だろう?


「私の部屋です。」


・・・はい?


「今後とも宜しくお願いします。」


「それって・・・。」


ジャンヌさん世話役継続とは聞いていましたが・・・一緒に住むんですか・・・?


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