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現代陰陽師生活  作者: さば
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初めての休日

「葵くん、学校どうですか?楽しい?私も早く高校生になって同級生になれればいいのになあ…。」


今日は俺が帰国して高校に通い始めて以降初めての休日である。ついに来た休日でもあり前から紬と過ごすことを決めていた日でもある。


「まあそこそこかなあ。特に勉強についていくのが大変だよ…。ただでさえ日本の勉強にブランクがあるからさ。俺が言うのもなんだけどもし進学するつもりなら勉強はしといた方がいいよ、まじで。んで、今日は何したい?」


「んー買い物かなあ。葵にいろいろ町を案内したいしね!」


確かに俺もいろんな買うべきものもあるしな、ちょうどいいかもしれん。


「よし! じゃあとりあえず外出るか!必要なもんも買いたいしな。」


「えっとまずは朝ごはん食べない…?」


うん、紬の残念そうな目がつらいよ俺は…。わかってたよ!朝ごはん食べたら出かけようって意味だって!くそ…昔はあんなに純粋に慕ってくれてたのによ…。多少ぼろが出てもポジティブに受け入れてくれたんだ!けど今じゃシンプルにばれてる!


今日こそ挽回してみせます!


ーー


「で、いまはどちらに向かってるのでしょうか、紬さん。」


俺は現在どこに行くのか、ここがどこなのかもいまいちよく分かっていません。そもそも家の近所の地理にも疎いのでもう検討すらつきません。

これ大丈夫?俺の威厳ってまだある?


「葵くんは私についてくればいいんだよー。今日は案内も兼ねてるんだから!って言いたいところだけど、最初は服を買いに行きます!あんまり服持ってきてないし、最近はモデルの仕事もしてないから服少ないでしょ?だから今日は私が選びます!」


おー普通にありがたい!帰国する時に荷物になるから人にあげたり捨てたりしちゃったからな。ちょうど買わないとと思ってたんだ。いつも仕事終わりに買い取っていたしな。


「それは楽しみだよ。でもうちの近くにそんなとこあったかい?」


「駅の方に行けば大きい商業施設がいっぱいあるの!そこなら気に入る服もいっぱいあると思うよ!葵くんの持ってる服って高いやつが多いから学校の友達と会うときとかに着て行ったらよく思わない人もいるかもだからね。普通のも持っておくといいの。あ、そういえば部活動みたいなやつとかはやるの?」


あーそういえば雪がなんか言ってたな…。確か全部じゃないけどうちの高校は陰陽師を目指す子向けの部がほとんどだって。それに何かしらに入る人は多いらしいしな。


んー特に考えてなかったけど入るべきか…?けど雪は入ってないし世良も特に予定はないって言ってたな。今度間宮さんとか椿原にも聞いてみようかな。


「今のところ何にも考えていないけど、紬は学校で何かやってるの?それかやりたいこととか。」


俺が中学の時は完全に任務で病んでたからそんな学校の活動なんて意識してなかったなあ… とにかく紬には楽しく過ごしてほしいです…


「んー私は特にやってないなあ。ほら私も陰陽師の修行始めたからね!そっちに時間使いたいなあって。あ、今度いろいろ教えてよ!式神系の話は葵に聞くのが一番だよ!ってみんな言うんだあ。」


「んーまあ俺が教えてもいいんだけど俺のは西洋のエクソシスト系のやり方が混ざってるとこあるからな…。海外に出てからはなおさらね。けど俺が教えられることでよければいつでも聞いてよ。」


俺の式神術は独学の要素も強かったからな…西洋の使い魔の考えも混ざってるから教えるのが難しいんだよ。とはいえ最近じゃ陰陽師とはいっても西洋文化を取り込んでるから意外にいけるか?


「ありがと! あ、えっとそろそろだよ。ここら辺が私たちくらいの世代だと人気なんだー!まあ私もあんまり来たことないんだけどね…。だから別に詳しいってことはないんだ。」


おーなかなかでかい建物だな!こんなのがわりと近所にあるとはなあ、これが昔からあったのかそれとも最近できたのかはわからないが知れてよかったよ。


「さ! 行くよ!葵くんがこういう施設に来たことないのは分かってるから、私が案内しますからね!」


うん、かわいい!帰国以来バタバタしてたからなこういう癒しが必要なんです…


ーー

「いやー結構買ったね!しかも私のまで買ってもらっちゃったけどよかったの?私も十分お小遣いもらってるし貯金もあるし…自分で払えるよ?」


「今日はいろいろと手伝ってもらったからね。それに紬がおすすめしてくれたようにそこまで高くない店だったからな、それに選んでくれた服、似合ってるだろ?そのお礼ってことで頼むよ。」


実際一人だったらどこで買うべきかもよく分からないからな。それにめちゃくちゃリラックスできたな。

雪や紬には感謝しかないよ、まじで。あの頃にもこんな時間があったならもしかしたら引退してなかったこもな…


まあ所詮はたらればだけどな。


「よし、じゃあ一旦帰るか!帰ったら紬の修行に少し手伝おうか?」


今の俺でも式神術くらいなら教えてやれるかもだしな。


「いいの!?やった!ずっと聞いてみたかったんだ!すぐ帰ろ!」


ここまで喜ばれるならもっと早くに話してみるんだったな…


「まずは帰って飯食ってからだけどな。」



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