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アルカディアス王国史〜ローゼンベルク家の真実〜  作者: 真紅愛


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8. 失われた欠片の帰還――双子と北方の完成


あの魔獣暴走から十数年後、長く行方知れずだったカイルの弟妹にあたる双子が、井戸を介して帰還した。

精霊王と妖精王に守られ、聖域で育てられていたという事実は、作り話ではない。


ここにおいて重要なのは、奇跡の経緯ではなく、結果である。


当主は孤独を終えた。

北方は、家族と盟約により満ちた。


リーゼンバーグの者たちとローゼンベルクの者たちが手を取り合い、

漆黒と光が対立ではなく“円”として成立した。


この時点で、北はすでに揺るがぬ。



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