エリシオン様の生まれ故郷そして
キルフィスに近いカピタという街。
凄い瘴気が漂っている。
ここに来る間も瘴気は漂っていたけどキルフィスに近づくほどに瘴気は濃くなっている。
空も暗く闇に覆われてるよう。
霧が濃く覆われていて街には人が歩いていない。
この街の一番神聖な場所を探す。
そこで浄化の祈りをする。
早くしないと。
みんな体調が悪そう。
加護の力も薄れるほどの…。
そう思った瞬間腕輪が光る。
そして妖精達と聖獣マーベル様が現れた。
アレク様と私以外の人達はびっくりしてる中、コーリ様だけが
「この神聖な気。女神エリシオンの精霊達と聖獣の気でしょうか?素晴らしい。」
「わぁ。銀色の魔道士だ。暖かい気がしてたんだ。」
「リシェルは見つけたんだね。」
「聖女を守るもの。」
「力を与えるもの。」
「そして視えるもの。」
「「「「「コーリは銀色!」」」」」
妖精達がそう言うと銀色のキラキラしたものがあたり一面に落ちてきた。
そう思うとコーリ様の首にはシルバーの十字架のペンダントが。
「これは…。」
コーリ様が十字架のペンダントに触れるとぱぁっと銀色に光る。
え…?
コーリ様の目の色が灰色から緑色に変化した。
「え?見える…。なぜ?」
「コーリはその強い魔力のせいで目が見えなくなっていた。制御するために。生まれたときから無意識に。だがもう制御する力はあるから解放した。」
聖獣マーベラス様は
「ここにきてなぜか銀色の力を強く感じ私達も腕輪より出てこれた。そしてこの場所はエリシオン様の生まれ故郷。」
そういうとマーベラス様は金色に光、周りにいる妖精達も金色に光った。
凄い。
「エリシオン様の生まれた地を脅かすものは許さん。」
ゴゴゴと凄い音をたったと思うと崩れた教会が目に入る。
そこにひときわキラキラと光る十字架。
コーリ様のペンダントが光る。
そこに引きつけられるようにコーリ様はその場所へ。
私達もあとに続く。
何だろう…。
体の中が熱い…。
そう思った瞬間…。
「リシェル!?」
アレク様の声が遠くから聞こえる感じ。
コーリ様も周りの皆さんもびっくりした顔をしている。
何だろう…。
体が熱い。
あ…この黒いもや吹き飛ばさなきゃ…。
一際瘴気が強い場所があった。
お願い。
この瘴気の元を浄化して。
私がそう思った瞬間、ぱぁっとあたりが光輝く。
荒れていた畑に緑のものが。
湖の水は透き通る。
私はそのまま教会の十字架に引き寄せられるようにしてその十字架に手を触れた。
その瞬間。
パッと光ったと思うと次の瞬間には違う場所へと移動していた。
私の手をその瞬間握ったアレク様とそしてアレク様にその瞬間触れたコーリ様とともに。
【リシェル、アレクとコーリと共にマリアを救え。この地を救ってくれたこと感謝する。】
エリシオン様の声とともにたどり着いた場所で目にしたのは…
黒いもやをまとい虚ろな目をしている元婚約者と涙を流しながら対峙しているマリアの姿だった。




